泥にまみれて汗かいて
僕が学校で「社会」を学んだ頃、もう20年近く前になる。
そんな1980年の頃、つまり僕が社会を勉強したような頃の、産業三部門別人口をみるとこんな感じ。
第1次産業:541万人
第2次産業:1933万人
第3次産業:4000万人
それがいまでは(2018年統計)、こんな感じになってる。
第1次産業:228万人
第2次産業:1566万人
第3次産業:4731万人
出典:『日本国勢図会』
https://ux.nu/12p6a
食糧自給率が問題だと叫ばれ、エネルギーの自給率を高めねば国家の独立も危うい・・・とか言われてるのに、世間のだれもが、そんな汗臭く泥臭いお仕事は大嫌いなのだ。
私の周りをみても、配管工も、電気工も、溶接工も、腕の良い職人さんは高齢化がすすみ、現場に見る若者の割合は少なくなっている。作るの、って楽しいんだけどね。
そこへきてのこのコロナ騒ぎだ。
そんな今、仕事がなくなる!
って叫ばれてる多くの産業って、サービス業ではないだろうか(実感値)。
インフラに関わるところの仕事は完全に止まってないし、農業やエネルギーに関わるところはもちろん何も止まっちゃいないだろう(実感値)。
そう。
本当に人にとって必要なお仕事ほど、いまの人々は避けていると言えそうだ。
それがあまりにいびつだってことに、もしかしたらこの騒ぎで、多くの人が気づいてゆくのかもしれない。
第二次産業の中心で叫びたい。
(先日、”中心”はまずい、と言うたところだけど
https://note.com/utsumisystem/n/n7882b3e5e062 )
もっと泥臭く。
きっと有事こそ求められる人になれる。