私のHSPについて

 初めましての自己紹介として初記事。

 私がHSPに気づいたのは、22? 多分。自分から気づいたわけではなく、父が私のことを「繊細だ」と言っていたことがきっかけとなった。

 私はずっと自分のことを図太い人間だと思っていた。いじめられた経験が複数回あるが、私はすぐに先生や母親に言うタイプで、自分の中に抱え込むということすら考えなかった。

 しかし、私と仲が良かっただけでいじめの対象にされた友達がいた。私はすぐに先生に言おうとしたが、「エスカレートするからやめて。あなたみたいに皆強い訳じゃないんだよ」と止められた。私は彼女に苛立ったが、『エスカレートするかもしれない』という可能性が頭になかったので、彼女の意思に沿った。話が少し逸れてしまったが、第三者である彼女から見ても私は決して『繊細』というイメージはなく、むしろ正反対だと認識していた。

 父に言われて自分が初めて『繊細』なのかもしれないと思った。すぐ、繊細の定義はそもそも何なのかをネットで調べた。するとすぐに出て来たのが今話題の『HSP』。人一倍外からの刺激を敏感に感じ取ってしまう性質だ。

 その記事を見ると確かに、私に当てはまることが多かった。

・一つ言われたことに対して、深く考える。よくあるのが、「あの人は今こう言ったが、こういう意味なのか、それともこういう意味なのか将又こうなのか?」と色んなパターンが思い浮かび、そしてそのパターンに対してそれぞれどう答えるかを考える。

・光や音の刺激に弱い。部屋の照明の全光は苦痛。スマホ画面の明るさも一日に何回も調節する。読書するとき、本のページの白さが眩しく感じる。トイレの洗浄音が怖い。テレビのボリュームは(メーカーによって違うかもしれないが)12~14ぐらいでないと辛い。大きな音のする部屋にいたときはストレスから左耳の聴力が下がった。

・同じ空間にいる他者の感情に影響を受ける。自分は全く怒っていないのに、同じ部屋にいる人がイライラしていたらこちらもイライラし始めてしまう。

・忘れ物がないか不安になって何度も確認してしまう。

などなど。

参考資料:http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/

 それが『繊細』というサインであると分からなかった。これが自分の『当たり前』で、人より『聴力がいい』『心配性』なだけだと特に疑問にも思わなかった。

 HSPの特徴を見ると、よくあるのが『自己否定が強い』という項目。私の場合、自己肯定が強い。おそらく個人差だろうとは思う。ただ、自分がしたことを疑り深くはある。「さっきあれはしたはずだよね? でももう一回確認しとかないと」。そういうことがしょっちゅうだ。

 HSPのことについて調べた後、私はすぐに同居する母に話した。そして、耳栓を買ったり(してても外の音が少し聞こえるが)、テレビの音に気を遣ってもらえるようになった。自分で部屋の照明を丁度いい明るさで設定したときは「暗すぎない?」と言われてしまったが。

 それでも、ストレスは日常的に結構受けているようだ。大学受験の時に(はっきりとは解明されていないが)ストレスが原因で起こる『顎関節症』を発症してから、今もマウスピースに月1で穴が開く(短いと二週間)。

 しかし、あまり悲観してはいない。理解してくれる家族と大好きなゲーム、自分専用の大好きな作品が詰まった本棚、10年来の親友たちとのSNSでの交流。他にも感謝すべきことは沢山あると思うが、今後の課題としてはまず運動不足の解消だろう。運動はストレス解消に一番良いと聞いた。

 微妙に暗い話で終わらせるのもなんなので、私の推しキャラ(女性)を書きます(しらんがな)。

・中嶋陽子(赤子)─『十二国記』

・オリヴィエ・ミラ・アームストロング─『鋼の錬金術師』

・春日望美─『遥かなる時空の中で3』

 もっといるけど三人だけ。男性キャラは50人以上いるので割愛。分かる人は分かると思うけど強い女性が大好きです。

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