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『最貧困女子』鈴木大介

興味本位で読みました。
世の中から見えづらい「不可視化」された女性たちの苦しみを書いた本。
思うことは色々あったけれど、うまく感想が言えず……。

著者は貧困の原因は「三つの無縁と三つの障害」だと言う。

「家族の無縁・地域の無縁・制度の無縁」
「精神障害・発達障害・知的障害」

詳しくはまえがきを読んでもらえれば分かる。
とにかくまず第一に家庭環境に恵まれず、教育されず、養育されず…そのまま大人になってしまうという。
本来養育してくれるはずの親が養育してくれない、虐待、放置、親の方が子どもに面倒を見てもらおうとしていたり。
子どものアルバイト代を取るなど…。
とにかく親が全くしっかりしていないなという印象が大きかった。

あとがきも筆者の思いが込められていて、なんというか壮絶な本だった。

読んだところで私に何ができるわけでもないですが……。

「産む機械」という言葉があるそうですが、女性にしか出産ができない以上、そう言われるのは仕方ないかなとも思います。

別の本で、少子化が行き過ぎたため、女性だけでは出産が追いつかず、男性の体内に人工子宮を移植して強制的に政治家とか政府のお偉いさんの子どもを産ませるという、とんでもない話を読んだことがあります。もちろんフィクションです。
恐ろしいこと言ってすみません。

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