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tacica TOUR 2022「三大博物館 ~動物達の遊戯~」at 梅田Shangri-La 感想
はじめに
名古屋公演から一夜明けての大阪公演。場所はtacica初となる梅田Shangri-La。シャンデリアとミラーボールが印象的なライブハウス。当日券こそあったものの、結構しっかりと後ろまで埋まっていた印象。
感想①
登場は昨日と同じ動物たちのSEから始まる。限りない〜と猪狩さんの歌声が響く。
動物と呼べる程動くわけでもない僕等
タイトルこそ動物だけれど、人間のことを歌うこの曲からスタートを切り、GOATへと繋ぐ。
GOATの2番始まりの歌詞、"いつか不燃料に〜"の部分は"やがて不燃料に〜"と変えていた。
猪狩「この数ヶ月間、動物とは何かを考えてきた。みんなもそうでしょ?そしたらゲシュタルト崩壊を起こして、動物っていう漢字が書けなくなった」
ファンの間でも論争の起こっていた動物議論。メンバーも色々と考えてきたのだろう。
mc明けにはヌーの休日、アリゲーター、コオロギと続く。コオロギのイントロ時に驚いた人がいたようでうわっ、という声が聞こえた。
猪狩「昨日は名古屋に一泊して、今朝新幹線で大阪に来たんだけど、昨日の公演の録画を小西のiPadで見返していたら、中畑さんがiPadを拭いてくれていて、あっ、ツアー始まったんだなと思った」
小西「iPadが指紋ベタベタなのは気づいてたんだけど、持ち合わせが無くて」
猪狩「えっ。iPadもう一台ってこと?」
小西「いや、拭くもの。布とか」
猪狩「……ツアー始まったな」
続いてBROWNから始まり、ジャッカロープ、ヒカリトカゲ。ヒカリトカゲはミラーボールとシャンデリアが効果的に使われているなと感じられた。
そして、グッズ紹介へ。
感想② グッズ紹介
小西さんは昨日の"現実"発言を相当気にしていたのか、"実物"という言葉を強調して言ってるように見えた。恐らく昨日のフラッシュバックをしてる観客の方が笑いを堪えきれずにいた。かくいう自分も思わず笑いそうになっていたのだが。
昨日のような発言はなかったものの、猪狩さんからは「ステージ上でこんなヤバいことしてるんだね。客観的にみたらヤバいね、コレ」
ちなみに名古屋公演では巾着の実物を持ってきていたが、大阪ではライトパープルのロンTを持ってきていた。
猪狩「くねくねラーメンを名古屋で連続で食べたんだけど、あっ、中畑さんは昨日だけなんだけど。ドラム中畑大樹」
とまさかの途中での中畑さんの紹介。
猪狩「昨日、小西が注文するときにグッズ紹介する感じでメニュー表持って頼んでて、板についてるなーって思った」
中畑「でもさ、グッズ紹介上手になったらつまんないよ」
猪狩「確かに」
猪狩「くねくねラーメンは何か凄い美味いって感じじゃないんだけど、何かまた食べたくなるんだよね」
名古屋でくねくねラーメン食べればよかったなと後悔。
感想③
ここから後半戦。HUMMINGBIRD 蜂鳥から始まり、人間1/2、バク。この流れやっぱり格好良い。
人間1/2もバクも昨日の公演より暴れたんじゃないかと思う。バクの2番前の息継ぎと小西さんがベースを振り上げるの大好きです。
この後mcがあったのだけれど、内容を失念してしまった。それぐらい没入感のあるライブだったということの現れなのだが。
mc明けには蜜蜂の毛布、サカナヒコウ、私服の罪人と繋げる。サカナヒコウの青い照明は海を思わせるような演出だった。私服の罪人は中盤に差し掛かるまでギターと歌声のみで構成されているが、それでも力強さを感じさせる猪狩さんの演奏が光っていた。
「じゃあ、最後にdear,deerという曲をやります」
という言葉の後イントロが流れ出す。
1番サビラストの"涙を乾かすのだろう"の部分。だーーろうーーと伸ばしめでの歌唱。10数曲歌ってこの声の伸びか出るのかと、凄さを実感する。
演奏終了後に猪狩さんがdeerと雄叫びを上げる。すぐに切って、少し笑いながら退場。
感想④ アンコール
猪狩「アンコールありがとう。アンコールで何か話すような面白いことあったかな、って小西に聞いたら、"ない"って即答された」
小西「俺に聞かれても……。ラッキー発見器(?)だから。打率低いけど」
猪狩「鹿の仔っていう有料FCサイトがあって。高額なんだけど笑。今回のライブの特設サイトを色々用意してて、スタンプラリーやってます。スタンプラリーは大人でも楽しめるなって今朝気付きました。……別に鹿の仔に入れって宣伝するわけじゃないよ。でも、あの……良かったらどうぞ笑」
と昨日に続いて自虐しながらも、結局宣伝をしていた。
猪狩「年内にまた関西に来れるかも知れないです。ちょっとまだ決まってないんだけど」
小西「年内ってもうあと1ヶ月しかないけど」
猪狩さんがポカンとした顔を浮かべていた。
そして、それを微笑みながら見つめる中畑さん。いやはや、tacicaらしい。
猪狩「HUNTER×HUNTERが連載再開されたね。ついに。あんなに進まない漫画を世界中が待ち望んでるのって凄いよね。裏に今日のセットリストが貼ってあるんだけど、HUMMINGBIRDが HUNTER×HUNTERに見えるんだよね。分かってはいるんだけど、どうしても見えちゃう。もうそういう病気です」
HUMMINGBIRD
HUNTER×HUNTER 似てるかも。
最後に初となるShangri-Laについて
猪狩「ここに来るの初めてで、こんな良いライブハウスあったのかって新鮮な感じ。中畑さんは何回かあるんですよね?」
中畑「いっぱいあるよ」
猪狩「10何年もやってて初めてなんて……ね。こんな新鮮で、なんかまた来たいなと」
中畑「くねくねラーメンみたいだね。また食べたくなる」
メンバー頷きながら、演奏へ。
名古屋と同じでオオカミと月と深い霧、人鳥哀歌の2曲。
猪狩さんがギターを試奏する音でオオカミやるな、と勘付く。昨日も聴いているので分かるんだけれどもやっぱりジーンと来てしまう。何度も何度も聴いたあのCD音源が再現されている。
人鳥哀歌はこの3人での演奏も板についてきたなと思う。
おわりに
終了は昨日と同じ19時半頃。セットリストは名古屋と同じ。
外はすっかり真っ暗で、日中は眩しいくらいの日差しが出ており、暖かかった。というより暑いと感じるほどだったが、日が沈んでからは随分とヒンヤリしていた。今回のグッズのパーカーが活躍。いつも以上にデザインが好み。
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別館は参戦出来ないがいつか青森、北海道には参戦したい。寒いところで聴くtacicaは格別になりそうな気がする。
ライブ感想は以上。
以下からは現地で食べたものの感想。
完全なる余談(大阪グルメ)
大阪に来るのは多分4年振りくらい。学生のときにUSJに行ったのが最後だったと思う。
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機会が有ればまた行きたい。
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