(オマケの英語教室 behavior)
2022/8/20
(オマケの英語教室 behavior)
Behavior
「振る舞い」とか「態度」とか言う意味です。
似たような言葉でattitudeというものもあります。
中学時代はbehaviorよりattitudeの方が一般的だった様な記憶があります。
旺文社のマメタン(英単)ではattitudeの方が、扱いが上だったからです。
しかし外国人と話してみるとattitudeよりbehaviorの方をよく使うと言っておりました。
Attitudeと言う単語は余り使った事がないと。
そこでまた少し興味が湧いてきました。
まず
Behaviorは名詞ですが動詞形はbehaveとなります。
よく見るとこの動詞はbe + haveから成っている事に気づきます。
いずれも英単語の中では基本中の「キ」の動詞です。
和訳すれば「である、という存在」と「持つ、という状態にある」となりかなり根源的な動詞である事が感じられます。
似たような単語でbecomeと言うのがあります。是もbe + comeで和訳すれば「である、と言う存在」と「来る、になる」となり上記同様かなり根源的です。
上述behaviorに対してattitudeがある様にbecomeに対してはgetがそれにあたるかもしれません。
話をbehavior(behave)に戻しましょう。
ではbehaviorとattitudeはどう違うのか?(辞書を引かずに考えてみましょう)
まずattitudeの切り口として接頭辞attに着目してみます。Attが付く他の単語にattention(注意)やattendance(attend 付き添う)等があります。
是も分解してみるとat(前置詞扱い)+tension(ほぼtensionでテンション、緊張感)と
At + tend(の方に向かう、名詞形はtendencyで傾向)となります。
Attitudeもat + itudeに分解できますがitudeが何の事か分らないので一先ずこれ等をひっくるめて総合的に推測してみますと、まずattentionとattendanceから「の方に意識が向いて行動を起こす事」と言う風に括れそうです。
次に今度はそれをattitudeに当て嵌めてみますと「~を意識してふるまう事、態度」となります。
最後にそれをbehaviorと比較すると
Attitudeは「周りの目を意識した外面(そとづら)的な振る舞い」でbehaviorは自分の「根源的な部分」から出てくる「本人の人となりが滲み出てくる様な自然な振る舞い」に分ける事が可能な様な気がします。
それで外国の人はbehaviorの方をよく使う。
つまり前者よりも後者の方でありたいという気持ちの表れの様な気が致しました。