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(オマケの「英語教室」poor)

2022/2/10
(オマケの「英語教室」poor)
Poor
と聞けば殆どの人は
「貧乏(な)」
と訳すでしょうし又そう習ったと思います。
Rich(man)が「お金持ち」でpoor(man)が「貧乏人」
しかし自分はこのpoorという英単語に「貧乏(な)」という訳を当てるのに昔から少し違和感を覚えておりました。
というのも
「何や是。Poorなideaやなぁ、お前の」
等と商品企画部時代から散々コケにされてきたからです。
この場合のpoorは「陳腐な」とか「チンケな」と言う意味合でした。
要するに「新味に乏しい」か「安っぽい」のだと。
特に後者の場合にはpoorよりcheap(チープな)の方に近いと言えそうです。
(因みに安っぽいは正確にはcheapish、cheap に「~ぽい」を表すishをつけてcheapishです)
となるとrichの対語としてpoorの代わりに上記の先輩が言いたかった真意としてのcheap (cheapish)を持ってくるのは何か妙な気がしたのです。
Rich対poor
なら分る。だが
Rich対cheap
は対称関係になっておらず何か変だと。
何故なら我々が習った範囲ではcheap(安い)に対する対語はexpensive(高い)だからです。
ではこの二つを包含して括れるpoorの概念は何か?
金銭と力量の貧困を包含するimageとは?
此処で話は思い切り飛びます。
実は一方で我が国固有の概念である「勿体ない」を外国語には訳せないので仕方なく多くの国でmottainaiをその儘訳語に充てているそれを、他の日本語で表すとどういえばいいのかを結構長い間考えておりました。
それができないとmottainaiに代わる英訳ができないからでした。
Mottainaiという言い方は日本文化に造詣の深いインテリ外国人には通じても一般ピープルの外国人には「何のこっちゃ、よぅわからひん」からです。
でもこの日本固有の概念である「勿体ない」は限りある地球資源を守る意味では何とか世界に伝えたい、そんな大それた想いもありました。
そこで誠に変な方法ではありましたがまずは勿体ないと言われた側の「物の気持ち」になってみました。
「まだまだ他にもお役に立てます。そう簡単に捨てないで。役立つなら今少し他で使って下さい、私を」
「そうか、まだ働けるぅんか。その能力が使われぬ儘捨てられたんじゃ、そりゃぁ「残念だろうし可哀想だ」
「勿体ない」=「(物にとって)残念で可哀想」
ではこの「残念で可哀想」に当たる英単語は何か?
そういえばこんな会話を耳にした事がありました。
I feel you are poor.
(さぞ残念な思いをしたでしょう。そんな)あなたが可哀想
Poorのimageが三連立方程式になりました。
「貧乏」「チンケな」「残念で可哀想」
お金が足りない。中身が薄い。十分生かされぬ儘、残念無念。
で、ふとこんな英単語が浮かびました。
Not full, not enough
(fullではない。十分でないimage)
I feel things are poor,
because scrapped nevertheless still not enough working up yet.
(十分働き切っていないのに捨てられるのは「物達が可哀想だ(物達もさぞや残念な事だろう)」
となると日本語で言う処の「貧乏」にpoorを当てるのは何か的外れな気がしましたので
「貧乏でんね」という時には「不十分で残念」との混同回避の為
I`m poor
を使わず
I`m under poverty
を使っております。
自分なりの拘りで。

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