うとQ世話し 潮目の変わり時の捉まえ方二種
2020/12/10
(うとQ世話し 潮目の変わり時の捉まえ方二種)
昔からよく言われることですが
「大波が来る前には、いったん潮が引く」
といいます。
潮がグーッと沖合の方に向かって引いた後、その力をため込んで、空から覆い被さってくるように「ドッカァ~ン」と大波が襲いかかってくる。
大波が来る前に、引く潮が良い出来事(つまり悪い予兆)なのか、引く潮が悪い出来事(つまり良い予兆)は様々ですし、その後で来る大波が「大凶」の波なのか「大吉」の波なのかも様々で、その掛け合わせ可能数だけ種々様々な現実が眼前に現れてきます。
ただ、わかっている事は大変時(大波)が来る前には、必ず一旦何かが引いていく(減じていく、遠ざかっていく)事だけははっきりしているようです。
良きにつけ悪しきにつけ何かしらの変化がある訳です。
これを俗に「潮目が変わる」といいます。漁師言葉が起源です。
その掛け合わせ可能数の中で最も気をつけなくてはならないのは、
事前には一旦「悪い出来事」が減って(詰まりよい予兆)安心した処に、ドッカァ~ンと「大凶」の大波が来るケースです。
そうして、最も苦しいときに持った方がいいのが
事前には一旦「良い出来事」がどんどん減って(詰まり悪い予兆)捨て鉢になりかける気持ちをググッと堪える(こらえる)踏ん張りでしょう。
すると、案外、そのご褒美として「鶴の恩返し」ではありませんが時をおいて「大吉」の大波がやってくる場合もたまにはあります。
確率でいうと前者が99%、後者が1%。
そこで出てくるのが、サバイバル精神の御本尊「スポ根大明神様」です。
「1%でもまだ可能性が残っとぅのやったら、諦めたらあかんねんでぇ。世の中どちらか一方が100%は、絶対にないのやから、なっ」
スポ根台詞をむやみに使うと理不尽かつ大けがの基になりますが、多少なりとも理を踏まえ、使うタイミングを測って用いますと、結構ツボに嵌まった「応援歌」になる場合もあながち「ない」とはいえません。
つまり
「あり」そうだという事です。
追記)
外国の人は、初っ端1%でも可能性があると(詰まり全くゼロではない限り)
「おっ、ラッキー」
と一声。
そのパーセンテージさえ今後上げていけばいいのだと、遮二無二突っ込んできますが、自分の見る限り、我が国の人は、実現可能性が99%でも
「どうして100%ではないのか?」
と不満げに聞くようなところがあります。
どちらが良いとはもうしませんが、好みとしては前者です。
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