うとQ世話し 続々 脳進化に見る人類の曲がり角
2021/3/2-3
(うとQ世話し 続々 脳進化に見る人類の曲がり角)
表題記事の第三弾です。
今回は自分でも何を言いたいのか分らない部分が幾分ありますが、その点はご容赦を。
まず「意外な見方」というのがあります。
例えばデフレとインフレ。
物の値段が下がるのがデフレで上がるのがインフレ
というのが我々の通常感覚です。
ところがある人曰く
「お金の単位当たりの価値が上がるのがデフレで、単位当たりの価値が下がるのがインフレ」だと。
「んっ?反対じゃないの?」
ところがその人は
「全く同じ物に対して、デフレは単位当たりの貨幣価値が高いから少ない額で買えるし、インフレは単位当たりの貨幣価値が減るから沢山お金を出さないと買えない」
「更に言えば、物よりお金の方が、単位当たりの価値が上がって魅力が増えるので、それを貯め込んで出さなくなり、価格を下げないと物が売れなくなるのがデフレで、物よりお金の方が単位当たりの価値が下がるから、相対的にお金の魅力が減り、単位当たりの価値が減ったものを持っていても仕様が無い。ならば、物の購入に充てようという事の結果、物獲得争奪戦が起きて価格が上がるのがインフレ」
だ、そうで。
之を聞いて色んな見方があるものだなぁと正直ビックリ致しました。
で、これを先般の二大発明「道具」と「信用価値(概念)」の別の側面照射に用いてみますと、
「色と欲」
の解釈にも使えそうな気が致しました。
即ち
「道具=実物=異性=色」と「信用価値=架空=貨幣(お金)肩書・地位=欲」
そうしてこの式を見ながら、更にある事に気づきました。
「色=異性=実物(いずれも人)」と「欲=お金・肩書・地位=架空(いずれも人以外)」で、どう見ても実物(人)の方が架空(人以外)より比重が重い。
となれば、早い話「金も肩書も地位も人の気を引くのが目的の存在」が真相なのではと思いました。
ところが最近このバランスが狂ってきてのではないのか?というのが次に思い当たった事柄でした。
詰まり
「色(人の魅力)が減って欲(人以外の魅力)が増えた」
換言すれば
「実物を追い求めなくなり架空の物に入れあげ始めた」
という事ではないのかな?と。
平たく言えば
「異性又は人より金と肩書と地位が先」
何故なら前者より後者の方が気まぐれではなく、却って御し易いからです。
現実世界よりゲームの方が扱い易いからです。
という訳で出生率は下がり、肩書きや地位すらも面倒になれば「拝金指向」に特化して行く事になる訳です。
デフレインフレの意外な見方を二大発明の角度から色と欲に当て嵌めてみたら、同じく「意外な結果」が出てしまいました。
さてどうしましょう?
少なくとも此処での結論は「人間の二大本能、色と欲のバランスは最低限、以前のイコール位には戻しておいた方が良さそうだ」という事でございましょうか。
二大本能は、二大本能が大らかでありさえすれば、余り目鯨を立てる必要は無い様な気が致しますので。
自らの経験則からは。