うとQ世話し 苦渋の選択

2021/1/25
(うとQ世話し 苦渋の選択 )
英語で「Warning」日本語で「警告」
英語の「Warning」は、察するに語根は「War」即ち「戦争」から来ていると思われます。
曰く
「そんな事をすると戦争状態と同じ事が起こりますから、おやめなさい!!」
で「警告」
しかし戦争というのは何も鉄砲や大砲を撃つものだけとは限りません。
「疫病」との戦いも将に「戦争」
太平洋を挟んだ大国のコロナ渦による犠牲者が40万人を超えた事で、第二次世界大戦のその国の戦死者を上回ったとか。
因みに我が国のその大戦における犠牲者が300万人。
方や、100年前のスペイン風邪の全世界の犠牲者が5000万人とも言われております。
更に14世紀に起こった欧州での黒死病(腺ペスト)の犠牲者が当時欧州の総人口1億人弱に対して3000万人だったそうです。
最早戦争の犠牲者数の比ではない事が分ります。
しかも相手は通常の戦争と異なって、その姿が見えません。どこに向かって鉄砲や大砲に類するものを撃っていいのかさえ、わかりません。
かてて加えて、この目に見えない相手とは意思疎通の手段がないので、和平条約や講和条約を締結する事も、一時休戦や無条件降伏を受け入れてもらう事も出来ません。
ですので、之はもう強制的に止めるしかない、ようです。
14世紀の欧州で、それを止めたのは膨大な数の犠牲者だったのかもしれません。
要するに疫病から見た「餌場でもある無賃乗車バス(伝播者である人間の事)」が急減した事で、感染、伝播が押させられたのかもしれないと言う事です。
100年前のスペイン風邪では同じような事と同時に、その間に免疫を獲得する事によって終息に向かったのかもしれません。
恐ろしい話ですが、両者に共通しているのは「多大な犠牲者が防波堤になって免疫獲得までの時間稼ぎをし、結果的に伝播を防いだ」という事実推測です。
しかし、今回それを繰り返す事はいくら何でも許されません。
では、どうすれば良いのか?
自分流の言い方で恐縮なのですが、対応策は
「疑似大量死に体」状態を人為的に作り出す事です。
即ち「社会的距離維持」と国民合意の下(もと)「揺り戻し期間を計算に入れた断固たる行動制限」です。
前回のスペイン風邪は第2派後に強固なロックダウンを行って歯止めが掛ったらしいのですが、今回のコロナ渦は既に第3派に迄突入しております。
一刻も早く「新たな経済」回復を為すには、ここは一旦強固なロックダウンをするしかないような気もしております。
飲食業の自分にとっては将に苦渋の選択、命取りにもなりかねない選択なのですが。
追記)
第2回緊急事態宣言以降、1月半ばより当店の売上は激減致しております。お国からの支援金も支給されず、新たな借入も断られる中、人件費と家賃の支払いは待ったなし。
将に風前の灯火「以下」の状態。
「過度の利益はいらぬ。存続のみ願う」事すら叶いわぬ状況であります。
兎も角、お客様が安心されない事には、その後の経営は成立ちません故。

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