真の教育とは何か
nodesのひろがり
真の教育とは何か
新任教員の声として自由に作文をしてくださいということだったので、ここでは私が最近考えている、「真の教育とは何か」ということについて書いてみたいと思います。
私は情報基盤センターデータ科学研究部門に昨年3月に着任しましたが、本学の教員としては2013年から活動しています。当初助教として学生の研究指導をしていた頃は、生の対話の中で「人を教え、育てる」という言葉通りの教育の実感があったのですが、前期・後期課程の講義を担当するようになり、多数の人を同時に教育することの困難さを実感しています。最近では動画等の公開コンテンツなども充実してきており、特に自分が何を知るべきかを知らない学生にとって、低いコストで得られる知識を効率的に得る戦略は最適にも思えます。そのような背景で、本学の教育が高いコストを要求して引き換えに与えるものはどうあるべきなのでしょうか? 卓識ある方は私にこっそり教えていただけると幸いです。これからどうぞよろしくお願いします。
松島慎/専門は統計的機械学習・数理最適化。東京大学情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。東京大学情報理工学系研究科、総合文化研究科を経て2020年度より現職。
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