nodes vol.2 巻頭言
巻頭言
データ利活用の波は日常生活にも押し寄せており、DX(デジタルトランスフォーメーション)やビッグデータ、AI、IoTといった用語をメディアでも頻繁に目にします。学術研究の世界では古くからデータの蓄積・利活用が行われてきていますが、莫大な情報から新たな知見を引き出すカッティング・エッジなデータサイエンスの手法を導入することで、無数の研究領域がさらにブーストされる時代になっています。今号のnodesでは、データ科学・データ利活用にフォーカスした計算機資源である「mdx」を特集します。その設計・運用に携わる計算機・データサイエンスの専門家から、mdxを用いた応用研究に取り組む各分野の専門家まで、幅広いインタビューからmdxが切り拓く学術の未来をお届けします。
加えて、今号では当センターの関わる多数の“nodes”の声を拾い上げています。「nodesの光明」では、新型コロナ禍で飛躍的に重要性が増したオンライン講義等について、そのサポートという重要な役割を主体的かつ意欲的に担ってくれている学生の皆さんの思いや活躍をフィーチャーしています。他の連載も、研究・運営などさまざまな立場の方々の活躍を垣間見ることのできる内容になっています。
号を重ねるごとに、重層的な“nodes”の姿をお伝えしていきます。ぜひお楽しみください。(飯野孝浩)