国民民主党 玉木代表への処分を受けて

Utokaです。
先ごろ、国民民主党 玉木雄一郎代表のスキャンダルに関して、党より正式に処分が決定されました。

三か月間の役職停止処分とのことです。

再三申し上げている通り、僕自身は、党のガバナンスが健全に発揮されること、即ち、規約に基づいて適切なプロセスが取られることを従来より求めてきた立場であり、その結論について「どうするべきだ」とは一言も申し上げてきませんでした。

しかし今回、こうして結論が出ましたので、その受け止めを少し書いておこうと思います。

「103万の壁」引き上げへの影響は

まず、「103万の壁」引き上げへの影響についてです。個人的な見立てでは、このタイミングならば影響は最小化できるだろうと受け止めています。

というのも、既に「壁を引き上げる」ことについては合意形成がなされており、あとは「いくらまで」「いつ」引き上げるか…という実務協議の段階に入っているからです。

税制、社会保障制度、あるいは労働法制といった領域になりますが、これらに関しては、玉木雄一郎議員を軽々と超える実務能力を持った仲間が大勢います。

その活躍のごく一部をまとめた動画をあらかじめ投稿しておいたので、ここで改めて紹介させてください。

この三か月間、いままで玉木さんの影に隠れていた、国民民主党に封印されし政策モンスターたちが解放されることになります。「一人一策」どころではない政策実現実績を持つ、ブルドーザー並みの推進力を持つ怪物揃いです。

もちろん、難しい問題です。まったく油断はできません。大事な時期です。しかし、僕は心配もしていません。

ウチの政策推進ブルドーザーたちが一丸となってトップギアでブチ当たれば、築30年の年収の壁なんぞ破壊できますとも。

皆さんへのお願い:ブルドーザーたちに燃料を注いで下さい

さて、そんな破壊力推進力抜群のブルドーザー議員たちですが、彼女ら彼らは民意エンジン搭載です。ガソリンではなく皆さんの声(と地元のおいしいごはん)で駆動します。

政策を推進するのは玉木雄一郎でもなければ、国民民主党でもありません。

この国にとって本当に必要な政策を推進するのは、私たち一人一人の声そのものです。

その声を燃料にして、ウチの政策推進ブルドーザーたちは駆動します。
なにとぞ、「国民民主しっかりやれ!」「がんばれ!」と、燃料を届けてあげてください。

よろしくお願いいします。

最後に:玉木さんへ

最後に、玉木さんへ。

良い機会です。
まず寝てください。

みんな知ってますよ。
玉木さん、この数年間、一日3時間ぐらいしか寝てないでしょ。

そんで国会の仕事やりながら、党の仕事もやりながら、365日、休みなく日本中飛び回って、さらに議員外交までやってたでしょ。玉木さん、なんもアピールしてないけどさ。知ってるよ。モルドバのソコランさんも、オーストラリアのヘイハーストさんも言ってたもん。

もうバレてんですよ玉木さん。
働きすぎだって。
おれらに見えないトコで100倍働いてるって。

でも、玉木さんのことだから、どうせ休めって言われたって休まないでしょう。だからこの話を最後に書きます。

もう一度、地域に根を張りなおしてみてはどうでしょう

僕が見る限り、古今東西、政治家が何かしら“やらかして”しまう時は、たいていの場合、″根っこが浮いて″しまっているんですよ。根ざすべき地から心根が浮いてしまっている。

全国飛び回ることも大事です。
世界に目を向けることも大事です。
ネット活用も大事です。

でも、そうやって働いているうちに、いつの間にか、土の匂いが消えかけてしまっているのだとしたら。その匂いを、原風景を、取り戻すべき時は今なんじゃあないでしょうか。

思い返してください。
一番最後にそうしたのは、いつですか。
何も考えずに、ただ一人で、瀬戸内の海を眺めたのは。
ただ無心に、畑仕事に取り組んだのは。
汗を拭って見上げた讃岐富士と、広がる空の青さを見つめたのは。

そうして自分自身を取り戻して、大切なご家族と向き合って、地域の人々の声にもう一度真摯に耳を傾けて、讃岐うどんをたくさん食べて、お祭りで焼きそばを焼いて。

20年前の、あの夏の日と同じようにです。

そうしたものこそが、遍く政治に携わる人々を、在るべき道へと繋ぎ止めてくれるかすがいになるのだと、僕はなんとなくそう思っています。

そうして玉木代表が、”玉木雄一郎”を取り戻すチャンスを、榛葉幹事長は、そして国民民主党の仲間たちは、与えてくれたんじゃないでしょうか。

なんとなく、僕はそう思っています。
以上です。