やらしくないよ!「タマキンのチンあげ」歌詞解説

玉木雄一郎さんはセクシーなお姉さんに弱いようなので、セクシーなお姉さんの歌声で色っぽい歌詞で政策実現を促したらギンギンに頑張ってくれるんじゃないかと思って作りました。

なお、歌詞は全てやらしい意味ではありません。
ちゃんと意味があるので説明します。

タマキンのチンあげ / Utoka

ちょっと 大きくなったら すぐにフニャっと 折れちゃうのよね
もっと 刺激が欲しいの これじゃ私 満たされないわ

グっと アガって最高 なんて言っても Not My Business
ちゃんと 届けて欲しいの これじゃ私 感じてないわ

私の大事なトコロを もっと満たして 奪わないで
もっともっと感じさせて Yeah ey ey ey ey

おねがいタマキン Chin-Gin アゲてよタマキン
ハイなプレッシャーで PreciousなEconomics
おねがいタマキン ギンギンにアゲてよタマキン
アツくなりすぎるぐらい ActiveなPolitics

ずっと 変わらないままね ちょっとだけって約束したって fed up
壊して欲しいの 壁を 満たされたいから

足りない?下がってヤバい なんてごまかさないで
本当はスゴイんでしょう?

私の大事なトコロを もっと満たして 奪わないで
もっともっと感じさせて Yeah ey ey ey ey

おねがいタマキン Chin-Gin アゲてよタマキン
もう止めないで VirtuousなCycleを
おねがいタマキン 手取り増やしてよタマキン
守ってね私の Cost of Living

おねがいタマキン Chin-Gin アゲてよタマキン
ハイなプレッシャーで PreciousなEconomics
おねがいタマキン ギンギンにアゲてよタマキン
アツくなりすぎるぐらい ActiveなPolitics

おねがいタマキン 手取り増やしてよタマキン
守ってね私の Cost of Living

箇所箇所アブナイ表現があるんだよなあ…
ボーカルも全部打ち込みである

1番Aメロ:やらしい意味ではありません

ちょっと 大きくなったら
すぐにフニャっと 折れちゃうのよね

実質賃金指数のことです。
こちらのパネルをご覧ください。

実質賃金指数は96年以降、長期的に下落していますが、よく見ると一直線に下落しているわけではなく、「ちょっと上がってすぐ下落する」という動きを繰り返しています。

つまり、実質賃金指数の推移が「ちょっと大きくなったら、すぐにフニャっと下落してしまう」という、ここ30年近くの日本経済の状況を表す歌詞です。やらしい意味ではありません。


もっと 刺激が欲しいの
これじゃ私 満たされないわ

はい。ここで言う刺激とは、もちろん「景気刺激」のことです。
経済成長を促す景気刺激策の不足を指摘する歌詞ですね。

景気刺激が足りず、経済成長の腰が折れてしまう状況が長年続いたのですから、家計が豊かにならず、「満たされないわ」となるわけです。やらしい意味ではありません。


「グっと上がって最高」 
なんて言っても Not My Business

「グっと上がって最高」と言えば、もちろん皆様ご承知の通り、日経平均株価のことですね。今年2月に市場最高値を記録しました。

しかし、そうは言っても、多くの私たちの生活実態は苦しいままでした。Not My Business。株価最高も「他人事」だったわけです。


ちゃんと 届けて欲しいの
これじゃ私 感じてないわ

金融経済の好況が実体経済に波及しない。これは日本経済の長引く課題の一つです。2002年の「いざなぎ景気」しかり、また、アベノミクスの“やり残した課題”としても、幅広く国民が実感できる、実体経済の成長が挙げられるでしょう。

したがって、経済成長をちゃんと「感じられる」よう、実体経済に「届けて欲しい」というのは、多くの国民の願いではないでしょうか。というわけで、やらしい意味ではありません。

Bメロ:やらしい意味ではありません

私の大事なトコロを
もっと満たして 奪わないで
もっともっと 感じさせて

私の大事なトコロ。どこでしょうか?
皆さんご想像の通り、お財布ですね。

お財布をもっと満たしてほしい。税や社会保険料負担で奪わないでほしい。
そして、豊かさを感じさせてほしい。

つまり、手取りを増やす経済政策を求める国民の切なる声であります。
やらしい意味ではありません。

サビ:やらしい意味ではありません

おねがいタマキン
Chin Gin アゲてよタマキン
ハイなプレッシャーで
PreciousなEconomics

タマキンといえば、もちろん国民民主党代表 衆議院議員 玉木雄一郎さんのことですね。

そしてChin-Gin、即ち賃金です。やらしい意味ではありません。
賃金の上がる経済は、国民民主党が結党以来取り組んでいる重要政策課題ですからね。

続いて「ハイなプレッシャーでPreciousなEconomics」。これは少しマニアックな話ですが、ジャネット・イエレンの「高圧経済」のことです。カタカナで「ハイプレッシャー・エコノミー」といいます。

国民民主党の経済政策の基盤にあるのは、このイエレンの高圧経済なんですね。これについて詳細は以下の記事にまとめてあります。


おねがいタマキン
ギンギンにアゲてよタマキン
アツくなりすぎるぐらい
ActiveなPolitics

「タマキン」こと玉木雄一郎議員に「おねがい」する、ギンギンにアゲて欲しいことと言えば?もちろん皆さんお察しの通り、経済ですね。

「アツくなりすぎるぐらい」というのも、実は先ほどの高圧経済に関係します。ヒステリシス(負の履歴効果)…ざっくり言えば不況を払拭するために、一時的に経済を過熱させるほどの積極的な経済財政政策を実施するのが、高圧経済の大まかなコンセプトです。実際にアメリカなど、いくつかの国でこの政策を実施し、コロナ禍の経済打撃からの早期回復を実現しています。

経済を過熱させるほどの、つまり、「アツくなりすぎるぐらい」。
積極的な経済財政政策、つまり、「ActiveなPolitics」。

というわけで、まじめな経済政策の歌詞ですね。
やらしい意味ではありません。

2番Aメロ:やらしい意味ではありません

ずっと変わらないままね
ちょっとだけって 
約束したって Fed UP

いわゆる「ゾンビ税制」のことです。
ずっと変わらないですよね。

ガソリン価格に上乗せされている、ガソリン税の暫定税率。最初は2~3年だけという話だったらしいですが、今となってはもはや50年。いくらなんでも暫定が長すぎる。ちょっとだけって約束だったのに、Fed Up、ウンザリですよね。


壊して欲しいの 壁を
満たされたいから

壁といえばもちろん「年収の壁」、とりわけ国民民主党が先の衆院選で掲げた「103万の壁」です。

この収入を超えると手取りが減ってしまうライン、いわゆる「年収の壁」はいくつかあるのですが、今回、国民民主党が注目したのは「103万円の壁」ですね。これは所得税の基礎控除と給与所得控除を合わせた額で、これを超えると所得税がかかったり、家族の扶養から外れてしまうことで、手取りが減ってしまうわけです。

この「壁」を現状の103万円から178万円に引き上げることを、国民民主党は訴えています。

「103万の壁を引き上げて、手取りを満たしてほしい」という国民の切なる声があらわれた歌詞ですね。やらしい意味ではありません。


2番ブリッジ:やらしい意味ではありません

足りない?下がってヤバい
なんてごまかさないで
本当はスゴイんでしょう?

財源と税収の話ですね。
103万の壁引き上げに対して、「財源が足りない」「税収が下がってヤバい」という話もあるようです。

しかし実際には、税収増、予算の使い残し、そして外為特会剰余金などの税外収入で、国の懐はウハウハです。

「本当はスゴいんでしょう?」と。

https://www.youtube.com/watch?v=zqh8ymGbys4

つまるところ、「税金の取り過ぎを是正しよう」という話であって、心配するなら国の財源ではなく、税金を納める私たちの懐を心配してくれと。そういう話であって、この歌詞も当然、やらしい意味ではありません。

落ちサビ:やらしい意味ではありません

おねがいタマキン
Chin-Gin アゲてよタマキン
もう止めないで VirtuousなCycleを

「VirtuousなCycle」、つまり好循環です。
手取りが増えれば、消費も増えます。企業の売り上げも上がり、利益も上がります。来年の賃上げの原資ができます。そしてまた給料が上がり、手取りが増えれば、さらに消費が増えて…と、サイクルが回っていくわけですね。

https://www.youtube.com/watch?v=6TAtM_RMj5E

これが経済成長の原則的な仕組みなんですが、日本の場合、この好循環の鎖が断たれてしまっています。

その原因の一つが、先ほどの「103万円の壁」。
本来、物価上昇に合わせて引き上げなければいけないところを、30年間ビタ一文も動かしてこなかった。その時代遅れの税制が、手取り増を妨げ、経済の好循環を妨げているわけです。

なので、好循環=VirtuousなCycleを、「もう止めないで」と。


おねがいタマキン
手取り増やしてよタマキン
守ってね私の Cost of Living

そして重要なのがここですね。
「守ってね私の Cost of Living」。

Cost of Living、つまり生活費です。
まあ、直訳で「生きるコスト」としましょうか。

103万の壁、これは所得税の基礎控除と給与所得控除を合わせた額です。そして基礎控除は、「生きていくために最低限必要な所得からは税金を取らない」という、憲法25条に定められた生存権を担保するものです。

これが全然引き上げられてこなかったので、要はぜんぜん生存権が守られてない。生きていくために最低限必要な所得から平気で税金をふんだくられている。それが今の私たちです。

なので、「守ってね私の Cost of Living」と。
そういう意味です。

以上。

というわけで、一見セクシーな歌詞なんですが、実は全部ちゃんと国民民主党の経済政策に則った内容になってるんですね。

なので、やらしい意味ではありません。

以上です。