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ザカン後の紀伊半島一周旅行記

ヘッダー:新宮駅付近から太平洋を望む。海がきれいすぎる。

京大ディベート部のブログに書こうと思ったものの、長くなって割愛した紀伊半島一周旅行記です。特に関東勢は、青春18きっぷの残りの使い道に悩む人もいるかもしれませんが、紀伊半島一周おすすめです。ザカン後は紀伊半島を一周しよう!(ちがう)

というわけで、本当に旅日記ですが、鉄オタではないです(どちらかというと飛行機好き)。単純に旅行が好きなので、久々の遠出感覚で計画しました。紀伊半島一周を目指したい方は、是非参考にしてください。

一応、乗った電車の時刻を書き入れていますが、既にダイヤ改正が行われているので、参考までに使ってください。計画を練るときは、ジョルダンの「青春18きっぷ」専用の検索機能を使いました。

旅日記

<凡例>
出発駅 (出発時刻) → 到着駅 (到着時刻)
路線 行き先・乗車時間

天王寺→和歌山

天王寺 (06:56) → 和歌山 (08:04)
阪和線紀州路快速 関西空港 / 和歌山行き・68分

ザカンの開催場所(大阪公立大学杉本キャンパス)が阪和線沿いだったので、またザカンに行くのか的なノリでした。関西のJR車両でよく見かけるクロスシートだったので、いつも通りでしたね。

【驚きポイント】
①Wi-Fi環境が整ってたこと!
関東の在来線で見かけたことはなかったので、、、
②電車の切り離し!
日根野で、前方4両が関西空港へ、後方4両が和歌山へ、それぞれ切り離されます。切り離すところ、見ればよかった。

天王寺駅3番線から出発!

和歌山→御坊

和歌山 (08:07) → 御坊 (09:10)
きのくに線 御坊行き・63分

和歌山の中心地が始点だったので、意外と学生やビジネスマン多い。
さすがに途中から眠くなり、最後10分ぐらい寝てた。

山間部を通り抜けては、海辺を走る。自然あふれる路線です。

御坊→紀伊田辺

御坊 (09:13) → 紀伊田辺 (09:55)
きのくに線 紀伊田辺行き・42分

きのくに線、ピーク時は1時間に1本、オフピーク時は3時間に1本の運行頻度。なのでガラガラなのかなと思っていましたが、駅ごとに街が意外と栄えていて、そんなこともありませんでした。混み合うほどではないですが、ロングシートに全員座れる程度の乗客数でした。
ちょうどこの路線は海に面していて、進行方向右側のシートに座っていると、海が見れてよいです。左側は内陸側なので山しか見れないですが、みかんばたけ?のような感じで山肌が段々になっていました。

紀伊田辺駅にて。左奥には、駅を出発する特急「くろしお」。

紀伊田辺→串本

紀伊田辺 (10:45) → 串本 (12:09)
きのくに線 串本行き・84分

紀伊田辺で50分の待ち時間を経て乗り継ぎ。

新たな発見として、電車の各ドアに避難はしごが設けられていました。南海トラフ地震などを想定したものかな。

広告が貼ってある位置に。パンダのイラストがかわいい。
各ドアに避難はしごが設置されていました。

また串本駅到着後、近くの港まで歩いてみると、3メートルほどある新しめの堤防がありました。これも津波に備えたものなんですかね。

壁の高さは3メートルぐらい?

串本→新宮

串本 (13:05) → 新宮 (14:17)
きのくに線 新宮行き・72分

本州最南端の駅、串本駅で接続待ちでした。

1時間弱あったので、少し駅を出てみると「トルコ友好の町」の文字が。ここから近い沖合で1890年に発生したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の沈没事故で、日本が積極的に救護支援を行ったことが本国に伝えられ、友好関係が築かれたとされています。トルコが親日派になるきっかけになった有名な話ですが、そのきっかけが串本町だったわけですね。

駅前に大きく「トルコ友好の町」と書かれた門

途中で那智勝浦町を通るのですが、その辺りの海がきれい!急に風景が沖縄みたいで、砂浜が広がり、海水の透明感もあふれていました。

見ての通り、透明感があふれすぎている。記事のヘッダーも、新宮駅周辺の浜辺です。

新宮→亀山

新宮 (15:31) → 亀山 (19:41)
紀勢本線 亀山行き・250分

新宮駅でも1時間程度乗り継ぎ時間がありました。世界遺産「熊野古道」の最寄ですが、最寄りとはいえバスで1時間ぐらいの場所に熊野本宮大社があるなど、駅から離れていてさすがに行けず。徒歩圏内には新宮城跡があるので、城跡の石垣を登って、高い位置から熊野川や太平洋側を眺めていました。日中はあたたかく、天気もよかったので程よいリフレッシュでした。

新宮城跡に登り、熊野川を望む。

さて、ここから250分(=4時間10分)の電車旅です。キハ25形電車でいつまでも続く線路に揺らされながら。

新宮駅のつづれ織壁画。改札を出てすぐに広がる。
始点から乗る人はほとんどいなかったが
松阪駅付近(19時頃)で、帰宅する会社員や学生で席が埋まった。

亀山→加茂

亀山 (20:16) → 加茂 (21:39→21:50頃着)
関西本線 加茂行き・83分

亀山での接続時間は30分。死ぬほどお腹が空いたので、この短時間に徒歩10分程度先にある最寄りのコンビニへ(最寄りとは)。

4時間かけて紀伊半島を北上し、やっとwest bound!ここもまた2両編成で、1時間半弱揺らされます。

きのくに線から関西本線まで、ずっと2両編成で、かつワンマン運転。新宮以降は非電化区間なので、エンジンの音がマジで線路を走るバス。都心では感じられないおもしろい経験です。

車両の塗装デザインがおしゃれ。「お茶の京都」って書かれていたり。

ここまで予定通りに進んできたものの、加茂駅まで2駅、笠置駅到着直前で、電車がシカと衝突し急停車。15分程度止まって運転は再開したものの、接続電車に間に合わず、1時間帰宅が遅れる羽目になりました。

加茂→奈良

加茂 (22:20) → 奈良 (22:35)
大和路線 奈良行き・15分

やっとクロスシート車両。やっと都会に帰ってきた感じがしました()

JR奈良駅、奈良公園からは離れているんですよね。

奈良→天王寺

奈良 (22:40) → 天王寺 (23:26)
大和路線 JR難波行き・46分

気づいたら終電3本前。のらーりくらり、各駅に停まりつつ、途中で飲み会帰りのサラリーマンがわいわい騒いでた。

16時間半かけて戻ってきました!

まとめ

ずっと電車に乗ることになるのかなと思って計画していたら、地味に接続時間があったりして、辺りを散歩してみたり、駅の周りの自然を眺めてみたりしました。なにより自動改札がなく、有人改札しかなかったのはびっくりでした。

16時間半かけて一周しました。和歌山から亀山まで、駅数は94駅、総延長は約380km。そして、和歌山から新宮まではJR西日本、新宮から亀山まではJR東海の管轄だそうです。実際、新宮〜亀山間は非電化区間であった上、250分(約4時間)乗りっぱなしでした。確か最後の方は、寝てた気がする…

電車に乗っている間は、持ってきた本を読んでいました。周りの風景を見ながら、1冊読み切った感じです。2冊目に突入はしたものの、途中で飽きて、外を見ながら呆然としてました。

とりま、電車旅は楽しいです!ザカン終了後は、紀伊半島一周しましょう!

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