引っ越しブルース〜引っ越し3日目〜

本当に毎日毎日苦しかった引っ越しを
とりあえず終えた。
何がそんなに苦しかったのか。
自分の人生ぶんの荷物もだけど
母の人生ぶんの荷物の片付けでもあったから
一つ一ついるのかいらないのか判断して
思い出を思い出して、手放しての
繰り返しでそりゃもーメンタルがボロボロだった。

何が必要かどうかも
よくわからなくなって
とにかく減らす作業を行なっていったら
本当は大事だったものも手放していた。
それ捨てちゃったらもう全部いらんでしょ
的なレベルのものだ。
あと、なぜか捨てていないのに
見つからなくなったものもあった。
私が触らないと誰も触らないはずなのに。。

母の学生時代のアルバムとか
会社時代とか
新婚時代とか
あと、学生時代の母の文通相手のお返事ファイルとか。
写真に写る母は
あまり見たことないような笑顔ばかりだった。
母の気持ちはわからないけど
これくらい笑って過ごさせてあげたかったな。
母は私と違って頭も良くて美人で華奢なのだが
中学生くらいの母はメガネにまんまる顔で
私にそっくりでびっくりした。
親子だった。
あと私に捨てろと言うわりに
母は趣味の観劇や映画鑑賞で買ったパンフレットを
全部取っていた。
わかるよ、同じオタクだもんね。
私が引き取ります。

私は自撮り?写真が中学くらいから
本当に苦手だ。
自分の容姿が嫌だったし
人と比べて落ち込むのも嫌だった。
でも、中学までの写真に写る私は
どれも楽しそうだった。
最近は全く写真に写らないのだけど
一緒に写真を撮るって一番思い出に
残ることなのかもなとちょっと思った。

生まれた頃の写真の数が異常で
なんで整理してくれなかったんだよ…と
思うんだけど
(ほとんどプリントしっぱなしで袋に入ったまま)
これだけ愛されてたんだなーと感じられて
ありがたかった。
父の愛情というか執着は異常なんだけど
母の愛情はドライというか、基本的には
言葉にしないタイプだったので
母子手帳とか全然マメにかけてない
成長日記とかで知れてよかった。
(最初しか書いてないよくある三日坊主)

あともらった友達からの手紙とか
私は気恥ずかしくて読めないで
忘れちゃうという最低のタイプで
このタイミングで、こんなに私には
いい友達がいっぱいいたんだなーと。
感謝をいっぱいした。
私に優しくしてくれた人たちは
みんな幸せになって欲しい。
言われなくてもなってると思う。

こんなことを毎日毎日脳内で処理していったら
そりゃもー脳内パンクするし
ずっと気持ちは落ち着かない。仕方ない。

滞っていた諸々を
じょじょに進めます。

部屋が段ボールハウスなので
早くスッキリさせたいな。


#エッセイ
#引っ越し
#片付け
#思い出

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