自閉症の我が子が小学校に入学したら、、、ウケる事だらけ🤣[ゆっくり育児]その16
入学先は、、、
ウィリアムズ症候群で重度の自閉症であるジローが小学校に入学した。
幼稚園と同じように障害者を受け入れてくれる支援学校に入学させた。
ホンネとしては通常の公立小学校に入学させて健常児と同様の教育を受けたいのだけど
・一人で通学できない
・先生の喋っている意味が分からない
・多動なのでじっと席に座ってられない
・喃語しか喋れないので意思疎通が難しい
・時間の感覚がない
・一人で給食が食べられない
・トイレが我慢できない
、、、などナイナイ尽くしなので、諦めた。
というより支援学校の方が、これらのナイナイ尽くしを支援してくれてジローの成長を促してくれるので、ジローのためにも良い事だと思ったためだ。
ウケた事の数々
題名の通り個人的にウケた点(=普段見られないジローの意外な点)が結構あった。
1. 入学式の制服姿が重役
入学式に制服。
普通の小学校であれば当たり前だけど、ジローが制服を着るとナゼかウケる🤣
普段着慣れていない服を着させようとするとすごく嫌がるのだが、入学式のための制服も着るのを嫌がった。
どうにか着させてみる。
ワイシャツにネクタイ、ベストにスーツズボン、ジャケット、、、、。
制服を着たジローを見ると、、、重役だ。
どこかの会社の重役みたいに何か貫禄がある。
小学校1年生の障害者なのに。
おそらく見慣れていない制服が、妙にパリッとしてたので、普段の多動でグチャグチャなジローに比べてスゴクまともな格好なので、重役並の威厳を醸し出してたのかもしれない、、、。
これがウケる🤣
2. 入学式に緊張してる
普段はやりたい放題のジローだが、入学式に向かう途中は何か緊張してるようだった。
事前に入学式はちゃんと座ってるんだよ、先生のいう事聞くんだよ、キョロキョロしないんだよ、と散々言い聞かせていたけど、本当に実践するか不安だった。
しかし制服を着て学校に向かうと自閉症のジローといえど、何か違う雰囲気を感じたのか緊張していた。
歩く時は安全のために手を繋ぐのだけど、その手が震えてたのだ。
話しかけても返答しないし、何かソワソワしてる。
あぁ、普段は緊張する素振りを見た事ないのだけど、こんな時は緊張するんだな、、、と以外だった。
これがウケる🤣
3. 無口だった
入学式を終えて、児童は保護者の私たちに引き取られ、とある教室に集められ今後の予定を聞く。
そこで私と妻、そしてジローは席に着いて先生からの今後の予定を聞いていた。
その間ジローは無口だったのだ。
普段だったら、その場がどのような場か理解できず、奇声を発したりゴニョゴニョと何かを喋ってるのだけど、その説明会で先生が話している間は無口だった。
これはかなり意外。
ちゃんと座ってはいるが、足をカタカタと貧乏ゆすりしてるし、手はガタガタと震えてるしで、まだ緊張してる様子だった。
それほどジローにとっては入学式や新しい環境が不慣れで不安だったようだ。
かわいそうなジロー😢
頑張っていたんだね!
心の中では意外な面を見せたジローに対して可哀想、という感情のほかに、その場の状況を感じて体が反応してる、つまり自分の世界だけで行動してるのでは無く、外界の状況に応じて頭が、体が反応してる、という事にジローの成長を感じた。
なんだ、ちゃんと成長してるじゃないか!ジロー!
小学校に入ってもあまり変化ないかな?と考えてた自分はいい意味で裏切られた。
これがウケる🤣
結局は、、、
ジローは成長してるのだ。
小学校入学という人生のステップを健常児と同じように肌で感じて緊張して体が反応していたのだ。
これは誠に喜ばしい😆
ゆっくり育児を意識していたので、健常児よりも遅い発達と思っていた。
多くは健常児よりは遅れているけど、入学式の反応は健常児のそれと同じだった。
部分的かもしれないけど、健常児と同じ反応を示したのだ。
これでイイ。
全ての成長が進まなくて、部分的でも成長が進んでくれれば良いのだ。
他の健常児と違っても焦らなくて良い。
改めて障害児を育てる上で必要な心構えをジローから教えてもらったエピソードなのだ。
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