最近見かける「〜.eth」って?【ENS登録方法】
ENSを登録する方が増えてきたように感じます。
お名前の後ろに「〜.eth」とつけている方です。
ENSについて
知らない方向けに少し説明しておこうと思います。
ご存知の方は、誤りがあればご教示いただきたく。
<ポイント>
・ENSはDNSのイーサリアム版
・登録メリットは読みやすさ
・デメリットは更新が必要なこと
・今後はもっと利用できるサービスが増えるハズ
・登録方法
- アクセス・検索・登録名の決定
- 登録年数・ETH(ガス代)の準備
- 登録情報をなるべくまとめて設定(手数料が都度発生)
・ENS(Ethereum Name Service)とは
ENSはひとことで言うと、
インターネットにおけるDNSのイーサリアム版。
長いイーサリアムアドレスを
読みやすい名前で使えるサービス。
例えば、
わたしのウォレットのイーサリアムアドレスは、
0x2e65ecfd229F2071ea40dbe20449BE91fad50894
ですが、ENS名として「utk-crypto.eth」を登録しています。
・ENS登録のメリット
ENSに対応していれば、
送金時に指定するイーサリアムアドレスや、
dAppsでのウォレットの表示名が、ENS名になります。
(これにより、どのウォレットで接続しているかが一目でわかります。)
最大のメリットは送金先のENS名指定です。
長すぎて正しいかパッと見でわからない送金先が、
登録したアドレス(utk-crypto.eth)となり、
GOXなどの誤送金を防ぎやすくなります。
(※すみません、ガス代高くてまだ試せてません。)
・ENSのデメリット
デメリットは例えば以下2つ。
・登録できる期間が定められているので、更新が必要になる。
・登録/更新、内容の更新で都度ガス代がかかる。
特に後者が痛いですね。。。
・今後のENS
ENSのメリットの通り、
送金するシーンが増えるほど、
また、ウォレットでログインするサービスが増えるほど、
その需要は増加すると考えます。
それに伴い、対応するサービスがまた増え…となるのかと。
まだ登録数は少ないので、
今なら好みの文字列で登録しやすいです。
・登録方法
ENSサイトトップ(https://ens.domains/ja/)
サイトトップから右上の「アプリを起動」を選択して、
左上の「Connect」からwalletを接続し、
検索窓に
登録したい文言を入れて検索しましょう。
登録できる場合はこうなりますが、
登録できない場合(誰かが既に登録済みの場合)はこうなります。
何年使うか選んで登録しましょう。
1年当たり$5ですが、ガス代注意です。
($5は誤差なので、とりあえず5年にしました。
ガス代は画像だと最大0.076ETHです。)
登録には少し時間がかかります。
また、2回Metamask操作が必要になります。
・まとめて登録
操作は
都度ガス代がかかりますので、
なるべくまとめて実施してください。
わたしのように競争が無いお名前なら、
ガス代が高い時は避けた方が良いかもしれません。
少なくとも2トランザクションはガス代がかかります。
①ETHのウォレットアドレス登録 と、
②Primary ENS Name (reverse record) の登録 です。
①
ETH以外もリストに
ウォレットアドレスがあれば
まとめて登録できます。
②
登録したENSからデフォルトとするENSを選択できます。
この②までの操作でウォレット接続時にENS名が認識されるようです。
お疲れ様でした。
・余談1:ENSはNFT
ENSは唯一無二なので、NFTです。
あと、Metamaskの表示もENS名になります。
・余談2:ENSはOpenSeaでも流通
(買ったことはないですが)競争率の高そうなお名前は
OpenSeaでも売買されています。
以下はyahooニュースにもなったbeer.eth↓↓
https://opensea.io/assets/0x57f1887a8bf19b14fc0df6fd9b2acc9af147ea85/69406976489375853983395395232238482141787305592400082827240731448876110915645
NFA / DYOR でご参考までに。