フランスバカンス2022 「その3」(最終回)
フランスからこんにちは!
バカンス旅行記、最終回です。フランス在住日本人家庭が、フランスのバカンス習慣にもまれて鍛え上げられた感覚で、どこを選んで 何をしたのか?2022年で6年目、バカンス的には5回目ですが、どんな旅をして何を感じたのか、書いています。
実はフランス初年度は出かけませんでした。どこに行って良いか分からず仕事してました(^_^; 日帰りで湖に出かけただけでした。
2年目、日本に帰国ぜすにフランスで夏を過ごすことを決めました。子供達がやっとフランス生活に慣れはじめたところで日本に帰るのは酷というか、もっとフランスで楽しい思いをさせたかったのです。
そこから今年まで、日本には2回しか帰っていません。まさかのコロナの影響で3年帰国出来なかったのは想定外でした。
そのかわりバカンス魂が磨かれて「バカンスを過ごす心意気?」が少し身についたと感じています。
さて話を今年の旅行に戻すと「山」と「海」がおわり、いよいよ700kmほどの帰路、となるはずでしたが、帰路途中に友人のワイナリーがあり、そこに立ち寄りました。ココが今回の「主題」です。
友人の「ガンちゃん」が経営するドメイン「WA SUD」。
かれは葡萄の栽培からワインの醸造、出荷までこなす「魂の日本人醸造家」(←勝手に呼んでますが……)なんです。
フランスでの修行をへて、独自ドメインを立ち上げたワインはラングドックと呼ばれるフランス有数のワインの産地で作られています。地域的に高級志向というよりは毎日呑めるテーブルワインとして親しまれています。さらに自然派栽培、醸造の認定も受けている近年注目されている「ナチュラルワイン」です。
今回はお邪魔させていただき、畑で葡萄を見させてもらいました。ちょうど収穫前の葡萄がたわわに実った畑です。
ドローンで空撮をさせて貰ったのですが、素人目で見ても畑の毛色が周りの畑と違う、手入れが行き届いている印象を受けます。綺麗な畑です。
この畑を歩いて葡萄を間近で見ることが出来るのは貴重な体験です。子供も植物や昆虫に触れ合えたり、畑を走り回って楽しんでいました。
旅はココで終わり、近くで一泊してから帰路につきました。
初めて通るルート、高速A75を選んだら、高速道路料金がありませんでした。
途中「世界一の斜張橋 ミヨー橋」があり、ココの通行料金が10€ちょっと徴収があるのですが、それ以外お金が掛かりませんでした。無料の区間が多いフランス高速道路ですが、700km以上走ってこの料金は嬉しい悲鳴です。巡航速度も130㎞なので移動ストレスも無いし、渋滞も皆無でした。このお得感とストレスない移動は出かける気を起こさせてくれるフランスバカンスの特徴です!
総移動距離1700km、2国をまたいだ10日間の旅となりました。普通のフランス家庭は夏バカンス以外に冬、春、秋も2週間休みがあるので家族で旅行に行ったり、触れ合える機会が多いです。私の仕事上、そこまで染まるのが難しいのですが、子供によると、他の季節の休みにどこにも行かないのはクラスメイトに驚かれるようです。
しかしこうやって夏を欧州で経験することは我々日本人家庭にとって、子供達にとってフランス社会で暮らす上で貴重な体験となります。
来年こそは日本に帰国したいのですが情勢が以前と同じに戻ることを願ってやみません!
それではまた! À bientôt !! アビアントゥ!
追記
ガンちゃんのワインは日本国内でも日本からの発送でネット購入出来ます
以下または下記動画の概要欄参照下さい
▼現地で撮影した空撮動画を編集しました