え?面接に来た時の交通費ほしいの!?
今日は面接があった。
小さな古いとてもじゃないけど自慢できない風貌の会社ですよ、うちは。なんだけど、それでも毎月応募してくださるのは20名あまり。ありがたいです。その中で二次面接に進めるのは5人くらいかな。
1月いっぱいで選考を締め切ったもので、その直後に応募してくれた今日の子は本来なら次の選考に回る予定だった。
でもそれだとめちゃくちゃ待たせるから悪いなーと思って、前の組にねじりこみ。他の子よりも選考甘く二次面接まで進んじゃった。
だから悪かったのかな?
会ってお話してみると、うちの提供できるものとその子が求めてるもの、なんか違った。
「研修中ってお金出るんですか?」・・・この面接中の私の時給ってあなた負担してくれるんですか?
「面接・研修の時にかかった交通費は出ますか?」・・・あなたが採用にならなかった時、こちらにかかった費用は誰に請求すればいいんですか?いやいや採用になってもしばらくはあなた戦力にならないですよね。これからあなたに投資するんですがいつ頃何倍で返してもらえますか?
どうして相手の利益を考えずに自分の分はしっかりもらおうとする?よく貰おうという考えになるね。貴重なお時間いただきありがとうございました。って全然気持ち入ってないんやん。
こういう子が入社したら本人も会社も不幸になるなー。それは言い過ぎだけど、これじゃ全然わくわくしないじゃないか。
私・・・一緒に面白いことをできる人を探しているよ?
私はこれを出す、私はこれを・・・ってみんな自分の個性とアイデア持ち寄って新しい世界を作ろうとしてるのに、何も出そうとしなくて取り分は多い子入れたら、争いが起こるね。
久しぶりに思い出した、この感覚。
そういえば「お金」が仕事の目的にある人はうちではだめだったわ。なんだろう?仕事するんだから当然もらえるものとして考えてるのかな。でもね、うちがあなたにあげられるものは確実な給料ではないのだよ。残念だけど。お金はいいのでお願いだからこれをやらせてください!の精神を理解できない人にはきっと楽しめない、ブラックすぎる。そもそもこちとらブラックで何が悪いと思ってるからね。
やりたいことやる < 生活に困らない人生
ならばうちに来てはいけないよ。
私たちは、(ごめんみんな。巻き添えにして)やりたいことをやりながらお金も稼ぎたいのであって、お金を稼ぎながらやりたいことをやりたいのではない。
仕事っていうから悪い?給料がしっかり約束された大前提で、○○がやりたいんです~、○○が好きでこのような環境を探してたんです~という人がいる。ごめんねーそういう考え持ち合わせてない。隠れてて気づけないことあるけど・・・・アブナイ。アブナイ。
私は昔、給料はいらないので、それはヨソで確保してくるので、ここで技術を身につけさせてください。ってお願いしてきた。
それでも断られて断られて、悔しい思いをしてきたんだよね。
悔しい思いをしたことない人は、与えられた時のうれしさもないでしょうよ。
私は今自分で決断でき、やりたいことをやれ、自分の意志で辛いことにも挑戦できる環境がほんとにありがたいし、幸せ。
働いてくれてるスタッフのみんなには、だからこそお金は人並みにあげたい。普通より若干でも多くあげたい。一番にしていないからこそあげたい。
相場が時給1200円なら1500円を。報酬が1点3000円ならうちでは5000円を。
お金が一番の目的じゃないと言って集まってくれてる、気持ちがうれしいよ。そうじゃなきゃ仕事楽しめないよね?
でもさ、それで本当にもらう分少ないとか悔しいじゃん。
アマノジャクかな。やりたいことをやりたいって言ってたくせに結局は「先立つものがないと・・・」と辞めていった人、そんな形は無理って笑う人、かわいそうって同情してくる人、まだまだ私はそういう人たちに対抗しているのかもしれない。青いな!
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