【特別講義:進藤浩史先生】産学官共創学習ゼミ第五回 2023/10/30
今回のnoteでは、産学官共創学習ゼミ(通称デリゼミ)の第五回、特別講師として進藤浩史さんをお招きした回についてご紹介します!
私たち東京大学Diligentでは、本Aセメ月曜6限(19:00〜)開講されているこのゼミの他、東京大学の学生のキャリア形成に役立つ様々な活動を行っています。活動に興味のある方、入会を検討されている方、こちらのゼミに参加したい方(途中参加も歓迎しております。)はぜひ、東京大学Diligent公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
進藤さんは理科一類で東大に入学したのち、生命系の勉強をして大学院に進学され、卒業後はボストン・コンサルティング・グループ→在籍中に経済同友会に出向して政策提言→三菱航空機にて民間航空機事業の立て直し→現在は株式会社アバントにて経営のDX化を行うツールの開発を行われている、といった稀有なご経歴をお持ちの方です。
コンサルの激務の実態や、生産性を上げるために大幅に人員削減をして経験を積んだ人材を投入するという組織の裏側の話まで、なかなか一般的には聞くことのできないような貴重なお話も伺うことができました。(コンサル業界はハードだと聞いていたけど、ここまでハードだとは思わなかった…というのが正直な感想です…)
また、進藤さんご自身の活動の軸となっている考え方についてのお話もありました。進藤さんは「世の中が公平になっていかなければならない」という信念のもと、その実現のためにコンサルタントとして日本を豊かにするべく活動をしている、とのことでした。想像を絶するほどのハードワークを成し遂げるためには、こういった活動の軸も重要なんだな、と感じました。
授業の中盤ではグループワークが行われました。進藤さんから投げかけられた問は、「自身が生み出している社会への貢献価値はどのような要素で構成されているか、構成要素を因数分解の形で表現してください」というものでした。
今回はコンサルグループ(デリゼミでは、毎回「コンサル」や「起業」、「医療IT」などそれぞれの興味に応じたグループに分かれてグループワークを行います!)の2グループが代表してグループワークの発表を行いました。(私もコンサルグループで発表を担当したのですが、問が抽象的で考えるのがとても難しかったです…)
進藤さんが2つのグループれぞれの発表に対してフィードバックをしてくださった後に、今回の問の意図を説明してくださいました。
中でも、人材価値は環境、市場といった自分の外側で半分以上決まってしまうというお話はとても印象的でした。単純に、「能力=人材価値」だと思っていた私にとっては目から鱗でしたね。
また、個人の能力を伸ばすという観点からも、累積思考量を増やす、問を立て続けることの大切さを学びました。その中でも論点思考や仮説思考を身につけることが大事との話があり、思わずゼミの翌日に生協書籍部で関連書籍を買ってしまうほどには私も心を動かされました…!
最後の質疑応答の時間には活発に手が挙がり、進藤さんには時間いっぱい、一つひとつ丁寧に、回答していただきました(本当にありがとうございました…!)。
今回のゼミも充実の内容でした。コンサルタントになろうと考えている人だけでなく、多くの人にとって役立つような考え方を学ぶことができた回でした。今回のゼミで学んだことを自身の活動へ、そして将来へと繋げていこうと思います。
今回のように、デリゼミでは、様々な経歴をお持ちの外部講師をお招きして貴重なお話を聞く機会を得ることができます。通常では会うことのできないような様々な業界の一流の方から直接お話を聞いて、グループワークを通して実践することもできます!(途中参加の方はグループワークには参加できません、ご了承ください。)ゼミの内容に興味を持っていただいた方は、ぜひ初回ガイダンスの記事も併せてご覧ください!
東京大学Diligentでは他にも東大生のキャリア形成をサポートする様々な活動を行っています。活動に興味を持ってくださった方は、ぜひ、下記公式ホームページをチェックしてみてくださいね!
文責:千代丸佳依
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?