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【②デリ・2024夏石垣島研修】サンゴレンジャー・環境省訪問

 みなさんこんにちは。こんばんは。2デリの馬場です。今回は、8月8日に訪問した市役所のサンゴレンジャー・環境省について書きたいと思います。


サンゴレンジャーとは

 サンゴレンジャーとは、石垣島のサンゴ礁の危機を救うべく立ち上がった8人の精霊たちです。

え?よく分からない?

サンゴレンジャーのストーリーを以下に示しましょう。

遥か昔、人々と精霊が共存し、豊かな自然の恩恵を受けて生活を営んでいた時代。

遠く海の彼方のニライ・カナイよりミルクガナシが神舟で島々を訪れ、五穀豊穣と豊漁繁栄をもたらしていた。

ニライ・カナイと島々を結ぶ神舟の道“コーラルゲードは、サンゴ礁が発する色彩パワーが動力源となり開放される。

その唯一の場所が「石西礁湖」であった。

時は移ろい、人類の文明が発達し、人々がより豊かな暮らしを求めるにつれ、精霊たちは次第に姿を潜めるようになった。豊かな自然も少しずつ失われ、多種多様な生き物が共存する「石西礁湖」のサンゴ礁も次第に衰退し、“コーラルゲート”存続の危機が迫っていた。

島々の状況を案じたミルクガナシは、遠い昔に島の人々と共に暮らし、島の守り役であった“精密”を呼び起こし、今、サンゴ礁の危機を救うべく“8人の精霊”が立ち上がった!

サンゴ保全連隊 シン・サンゴレンジャー(企画:石垣市)

 もっと分からなくなったかもしれませんね。

 簡潔に述べると、石垣市役所の環境課・水産課長・農政経済課・環境文化課など8つの部署の課長が集結して、石垣のサンゴを守るために活動している連携チームが「サンゴレンジャー」です。

サンゴレンジャーの活動について

 石垣島と西表島の間に広がる日本で最大規模のサンゴ礁域「石西礁湖」は、西表石垣国立公園に含まれる国際的にも重要なサンゴ礁生態系が育まれ、漁業や観光などを支える存在であり、多くの人が活動する場となり、サンゴ礁生態系は石垣市にとって様々な恩恵をもたらしています。
 その石西礁湖が、赤土流出などの陸域からの環境負荷、高水温などによる白化、オニヒトデの大量発生などによる撹乱を受け、大きく衰退している現状を認識し、次の世代へ伝えるために、これを保全し、持続可能な利用を進めていくため、全庁横断的な取り組みを推進していくのがサンゴレンジャーです。

 わたしたち②デリのメンバーは、サンゴレンジャーの方々にお時間をいただき、直接活動についてお話を聞いたあと、質問する時間を設けていただきました。浮かんだ疑問点や学生ならではの視点から、サンゴレンジャーの方々と意見を交流しとても有意義な時間となりました。

サンゴレンジャーのお三方と2デリメンバー

環境省訪問

 市役所の次は環境省石垣自然保護官事務所へ。
 国立公園の自然を守り、多くの人に適切で快適に利用頂くため、自然情報の収集やモニタリング調査、施設の点検・補修、違反がないかなどを確認するという役割があります。
 こちらでは、メンバーの自己紹介を通常よりも詳細に行い、環境省職員の方の経歴なども細かに教えていただいたので、心理的距離が近めでお話を進めることができました。
 環境省の方々の貴重なお話を聞いた後は、私たちが「石垣島に来て何が問題だと思ったか」についてディスカッションさせていただきました。自然環境の保護についてという環境の話題から、地元の中高生などの教育に関する話題まで、学生の私たちならではの視点を生かして感じた問題点を聞いていただき、それに関するお話をさせていただくことができ、とても良い時間だったと思います。 
 また、今回の研修で十分に取れなかった自主研修の時間を、こちらで取る形となりお互いの考えていることや本音を話し合うことができたことがとてもよかったです。


環境省職員の方と2デリメンバー

終わりに

 市役所でも、環境省でも、貴重なお時間をいただきありがとうございました。ただ活動の説明を聞かせていただくだけではなく、わたしたちならではの視点を生かして問題やそれにアプローチする方法をを考えたり、考えるきっかけになったという点で、とても有意義な時間になりました。

文責:馬場

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