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自転車ガチじゃない勢 #10「出先でタイヤがバースト!」
今の自転車に乗り始めてから、パンクは何度かしたことあるんですよ。
自転車で遠出する前には必ずタイヤに空気を入れていますが、入れる前に
「あれ? ずいぶん空気抜けてるな」
ということがありました。
そのときはあまり気にせず、いつも通りの空気圧まで空気を入れたら、60kmほど走って帰ってきても全然問題ありませんでした。
でも翌日には空気が抜けて、タイヤが完全にぺたんこになってました。
タイヤの内側を触って調べてみたら、ごくごく短い針金が刺さっていました。
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そんな感じで、家に停めておいたらパンクしていたということはあっても、出かけた先で空気が抜けてしまう事態は幸いにして今までなかったのです。
ところが先日、ついにやってしまいました。
その日も例によって、さいたまから国道17号線を南下して都内へ向かっていました。このときの目的地は有明の東京ビッグサイトです。
京橋あたりを走っているときに異変を感じました。後輪が回転する毎に上下に振動します。
自転車を止めて後輪を見てみると、タイヤのビードが一部、リムから外れています (私の自転車のタイヤはクリンチャーです)。
「ゲッ、これはまずい!」
いや、実は前から気づいていたんですよ。この前、パンクを修理したあと、タイヤがいまひとつリムにちゃんと嵌ってなさそうな箇所があることを。
私は自転車で山の中の道を走るときなどは、修理用の道具を持って出ていますが、街中を走るときには持って行かないことが多いです。特に都内であれば自転車屋さんはすぐに見つかるだろうと思うからです。
早速、スマホで自転車屋さんを探します。
一番近いのがスペシャライズド銀座店。
これはダメです。私が乗っているクロスバイクは、某大手自転車店オリジナルモデル。スペシャライズド様の銀座にある直営店になど、持ち込めるはずもありません。
グーグルマップは他にも自転車屋さんがあることを教えてくれています。口コミ情報にはスポーツバイクの修理をしてくれる店だとあるので、そのお店に行くことにします。
しかし、ここでやらかしてしまいました。
自転車を押して歩いて行けばいいものを、焦るあまり自転車に乗って漕いでしまったのです。少しの距離なら大丈夫だろうと楽観していたのです。
数メートルほどしか走っていないと思うのですが、
「パーーーーン!」
と、ものすごい音がして、周囲の人たちが一斉に私のほうを振り返りました。
はい、バーストしてしまいました。
タイヤがリムから外れたところから、チューブが少しはみ出して見えていたので、リムがチューブを噛んでしまったのかもしれません。
タイヤのビードが外れただけなら、一度空気を抜いて嵌め直せばいいだけですが、バーストしてしまってはチューブの交換が必要です。
スマホで探した自転車屋さんは、いわゆる街の自転車屋さんという感じのお店でしたが、700c仏式バルブのチューブも用意があって、ご主人もとても親切な方で、よそで買った私の自転車を修理してくださいました。
助かった~。
出かける前にタイヤを嵌め直しておけばよかったのに、異変に見て見ぬふりをしてしまったがために、大事になってしまいました。
この日の目的は、東京ビッグサイトで行われているイベントを見に行くことだったのですが、なんだかここから有明まで行こうという気力が失せてしまいました。
仕方ないので、近くで飯を食って、それからアキバをしばらくぶらついて、そして帰ることにしました。
今回は自転車の写真はないので、このとき食べた「札幌ドミニカ 銀座店」のスープカリーをご覧ください (笑)。