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自転車ガチじゃない勢 #2「初めての片道30kmサイクリング」

前回は自転車を買うまでのいきさつを書きました。

自転車を買った翌週には早速、かねてよりやってみようと思っていた、日本橋までの国道17号線30kmサイクリングを実行に移すことにしました。

このときは別に日本橋に行く目的があったわけではなく、運動として自転車で走ることが目的でした。あとは、今まで自転車で行ったことのない場所に行ってみようという、ちょっとした冒険心でしょうか。

サイクルコンピューターはまだ持っていません、というかサイコンの必要性をまだ感じていませんでした。
でも走った記録は残したかったので、スマホにCyclemeterというアプリを入れて記録を取ることにしました。

国道17号の起点である日本橋まで、30kmの地点からスタートです。

17号線は東京都に入るまではややこしいところはありません。道なりに真っ直ぐ走って行けば良いだけです。浦和から蕨、戸田へと、まあまあ順調に進んでいきました。

荒川にかかる戸田橋の手前の土手は、残念ながらこのときは私の脚では漕いで登れなくて、自転車を押して歩きました。

ところで私は普段、東京に行くのに電車を利用しています。
高崎線や宇都宮線に乗ると、荒川を渡って東京都に入ってから上野までは、駅は赤羽と尾久しかありません。そして上野から日本橋など歩いて行ったこともある距離です。だから荒川を越えれば日本橋などもうすぐだと思い込んでいたのです。

でも実際は荒川を越えたところで15km、ちょうど中間地点です。ここが大きな誤算でした。

さらにそれまで道が平坦だったのに、都内に入ると坂があります。
最初の難関 (というほどのものではない) が志村坂です。一生懸命自転車を漕いで坂を登っていると、電動アシスト自転車のオバチャンが悠々と私を抜かしていきます。
その後も板橋区内はアップダウンが続きます。

2時間以上かけて22kmくらい走ってようやく巣鴨までたどり着きました。
この時点でもうヘトヘトです。脚が疲れているのはもちろんですが、ケツも痛いし、上半身にもかなりの疲労感があります。この頃はサドルとハンドルに体重をかけて自転車に乗っていました。

当初は途中で休むつもりはなかったのですが、お腹も空いてきたので、休憩を兼ねてどこかで昼食を取ろうと思い始めました。できるだけ長居して休みたいので、小さな飲食店よりファミレスのようなところに入りたい。

白山まで走ると東洋大学が見えてきて、その向かいにファミレスの「ココス」の看板を発見しました。ここで昼食と休憩を取ることにします。

自転車を停めて店に入ろうとしたのですが、建物の一階にあるのはどう見ても「はま寿司」なんですけど。今は回転寿司に入りたい気分ではありません。ココスは二階にあるようです。そして見たところ二階に上がるには階段を登るしかなさそうです。階段を登るのがつらい。でも昼飯のために登るしかない。

ここで昼飯に何を食べたかは覚えていませんが、食事にドリンクバーもつけて一時間ほど休憩しました。

休んだおかげで疲労も回復したので、サイクリング再開です。

ここから先は道が単純ではなくなってきます。17号線が東大に突き当って曲がったり、道が分岐していたり、その都度立ち止まってスマホの地図を確認しながら進んでいきました。

言わずと知れた東大の赤門

そして、神田明神の前を下って秋葉原電気街の外側を周り、万世橋を渡って神田駅を通り過ぎ、どうにかこうにか日本橋に到着しました。

言わずと知れた渡辺長男の獅子像
17号を含む主要国道7路線の起点であることを示す道路元票

苦労してたどり着いたのですが、特にここへ来た目的もないので、何もやることがありません。
でも普段は電車で来ている場所に、自転車で来られたということにちょっと感動を覚えました。

せっかくなので、秋葉原の電気街や上野をうろうろして、それから来た道を戻りました。

普段は電車で来ているアキバを自転車で散策
Cyclemeterのログ
60km走ったはずが距離が40となっているが、設定がデフォルトでキロメートルではなくマイル表記になっている

帰り道、北浦和まで来たところで無性に食べたくなったので、百歩ラーメンに寄っていきました。

百歩ラーメン、明太子ごはん付き

いわゆる博多風豚骨スープのラーメンですが、麺がもちもちした太めの麺なのが特徴です。
ヘトヘトに疲れた身体と心に、豚骨スープが沁みいりますw

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