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第101話 新築物件建設中の3現主義 20241024

人間はじめての経験をする際は不安がよぎるものです。
わたくしはじめての経験として、賃貸用の新築戸建を挑戦しており、建設中であります。
脳裏に様々な不安がよぎります。

・あれ?駐車スペースって大型車もとおるよな?動線も大丈夫だっけ?
・基礎の高さって妥当な高さなのだろうか?
・新築物件は周りの家と比べて、不自然に浮いたりしないかな?
・プロパンガスのボンベの運搬スペース確保してるよな?
・高額家賃帯だけど入居者つくかな~。

etc.

もちろん建設前に図面確認とうちあわせを入念に重ねていますよ。
でも、心配性も相まって不安事項は尽きません。
頭の中で詳細がイメージできないのです。

理想は、詳細までイメージできるまで、新築物件を見学したり、類似の図面を読み込んだりできれば最高です。
同じ手法を用いるマスターマインドを共有した大家仲間がいることが理想的な状態を実現する最良の手だと思いますね。

※「マスターマインド」(思考の振動)とは,ナポレオン・ヒルの成功哲学用語である。 マスターマインドグループとは,「明確な目標を達成するための2人ないしそれ以上 の人たちによる,調和された知恵と努力の協力関係」と定義されている。
引用元:福岡女子中学校・高等学校 校長研修だより76マスターマインドグループ

ふんどし王子やポールさんを筆頭とした富山若手大家の皆さんがこれにあたると思います。
皆さん、仲間同士で図面確認や物件見学を重ね、どんどん経験値が積み重なっています。
理想的な環境だと思います。

言訳臭くて嫌ですが残念なことに皆が皆、このマスターマインドグループに属せないのも事実です。
地域性・年齢の差・手法や性格の違いなど様々な理由から、容易ではないと思います。
勤め人としての仕事もありますし。
現に、わたくしもまだマスターマインドグループには属せていません。

そんな中、はじめての経験で不安がっているわたくしは、どうしたかといいますと、不安リストを持参して、建設中の現場に赴きました。

基礎工事完了で図面の間取りと現場のイメージを重ねます。
駐車動線や駐車のし易さを確認
プロパンガスボンベの運搬ルート確認

不安リストを1つずつ、現場で確認していきます。
すると、「全然大丈夫じゃん!なんか素敵な家が建ちそうな気がする。これは入居希望者はきっといるぞ! 」と素直に思いました。
今回の不安はわたくしのただの経験不足からくる、考えすぎでした。

何か困った・不安・よくわからないという状況になったら、まず現場に赴くことをお勧めします。
この考え方は、製造業界では非常に大切な考え方で、問題や改善すべき事案は、現場・現物・現実で確かめることが重要という思想です。
3現主義(現場・現物・現実)といいます。

踊る大捜査編の名セリフ、「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!」と同じです。
※少しニュアンス違うかも?

物事の本質は、現場にあるのです。
現場から一次情報を得るのです。

ただ、基礎工事完了した今のところは、特に問題ありませんでしたが、上棟後の室内工事ではまだまだ不安はあります。
わたくし経験不足なので。
そのため、その時が来たらまた不安リストを持って、現場に赴きたいと思います。
頭の中だけで進めた案件はろくなことがないということを、勤め人の仕事で散々経験しましたからね。
自分が納得するまで3現主義で確認する所存です。

老婆心ながら、いくら不安だからといって、請負先の工務店に細かいことを聞きまくるのはやめた方がいいでしょう。
関係性が崩れます。
自分で調べて、それでもわからないこと・不安なことのみ聞くようにしましょう。

おわり。

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