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第83話 製造業JTCのエリート窓際族「ウィンドウズ1000」の良い点20240929

どーも、わたくしうっちー(@utchii_tatehama)と申します。
過酷な労働から解放されるべく、日夜勤め人卒業を目指して、活動しております。

目標:2030年までに50万/月⇒100万円/月(上方修正)のCFを構築して、サイドFIREします。
不動産賃貸業で資産を積み上げて、経済的に自由になります。
現在:CF 24.3万/月

製造業JTCのエリート窓際族「ウィンドウズ1000」の実例を前回の随筆でご紹介しました。

※大手製造業の窓際族の一部をウインドウズ1000と揶揄しています。
理由は窓際の窓と、ウィンドウを掛けつつ、年功序列の効果で年収1000万円程度の給料を得いていることから、ウィンドウズ1000と名付けました。

↓前回の随筆

本家本元の某総合商社の「ウィンドウズ2000」と比べると、年収が見劣りすることから、製造業の「ウィンドウズ1000」が世間からフューチャーされることはないでしょう。
わたくしのポジショントークもありますが、製造業JTCの「ウィンドウズ1000」は某総合商社の「ウィンドウズ2000」よりも良い面もあるのです。
今回は、同じウィンドウズでも、製造業界の窓際族の良い点をご披露したいと思います。

予め説明しておきますと、製造業界の窓際族でも、技術職に限定して説明します。
わたくし自身が技術職であり、営業職などの文系分野の窓際事情は疎いので割愛させていただきます。

良い点① 稀に脚光を浴びるケースがある

前回の随筆で登場した、 心が壊れた 伝説の社員 新田さん(仮名)のように、過去に物凄い業績を出しても心が壊れたら、窓際に追いやられます。

日常業務はエクセルで書類の管理や整理をすることで、1時間もすれば1日の仕事は終わってると思います。

しかし、腐っても鯛(新田さんこの表現してごめんなさい。)、各方面から問い合わせやアドバイスを求められることがあります。
なぜなら、新田さん(仮名)が開発した生産方式・装置は、世界中の工場に展開されており、メンテナンス・故障時・改造時に問い合わせが来るのです。

問い合わせをしなくても、図面や資料で大まかな情報は得られますが、肝心の箇所や注意点など書面に残しにくい点があり、本人に問い合わせが来ます。

開発者なので当然熟知しており、彼は頼りにされます。
そして、新田さん(仮名)はイキイキとして、技術者との目を一瞬取り戻して、問い合わせの回答をするのです。

残念なことに、技術者の目を取り戻しても、問い合わせの回答(多くはメール)が終わればまたつまらない日常業務に戻ります。

さらに皮肉なことに、過去の新田さん(仮名)は優秀過ぎるが故、開発した成果物の完成度も高く、そうそう問題になりません。
壊れないし、使いやすいためクレームが少ないのです。
そのため、年々新田さんの目が技術者になる日が少なくなっています。

良い点② 上司から詰められない・嫌味を言われない

製造業JTCのエリート窓際族「ウィンドウズ1000」として生き残っている方々は、50代のバブル入社組のおじさん方がほとんどです。
多くのおじさんたちは、モーレツ社員として若かりころ現場の第一線で戦い、一定の成果を得ながらも、様々な理由(鬱、出世コースから外れる、管理職を断るなど)から窓際へ行きつきます。

彼らの上司は同世代の同僚がほとんどで、若い時は一緒になってモーレツな業務をともにしており、仲間意識が強いです。
そのため、上司たちは窓際の彼らを叱咤激励することはありません。
戦友なのです。

軍隊の負傷者や退役者の保証が手厚いのと同じように、過去に頑張った窓際おじさんたちの社内の保証も手厚いのです。
本来居心地の悪い待遇であるはずの窓際ですが、上記のような条件がそろうと居心地が良いのかもしれません。

良い点③ 後輩育成の任務に携わる場合がある

今は、当障りない仕事をさせられている彼らですが、上記のように、若かりし頃はモーレツ社員で仕事をバリバリこなし、特定分野の専門家でした。
技術職はこの専門性は高く、社内に1~2人しかこの技術の核心部分を知らないというケースはいくつもあります。
技術の伝承のため、窓際のおじさんたちが次世代の若者たちを指導する仕事がたまにあります。

そのときは、文句を言いながらも、なんだかんだ嬉しそうに仕事(後輩指導)しています。

まとめ

良い点①~③より、製造業JTCのエリート窓際族の技術職は高い専門性を持っているので、稀に頼りにされることがあります。
通常はつまらない仕事ですが、この稀にがあるから彼らは仕事を続けていけるのかなと思います。

わたくしの見解では、仕事って大なり小なり、いかに人から頼られるか、組織に貢献しているかで満足度が決まると思います。
文系職と比較して、専門性が高い技術職は、頼られるケースがあるので、窓際を継続しやすいような気がします。

一方で、最悪なのは、若いころに成果もだせず、専門性もない窓際おじさんは悲惨です。
誰からも頼りにされることなく、上司からも完全無視。
会社員として組織からまったく必要とされないのは地獄、と思います。

窓際になりたいと思う諸君。
若いうちは一定の成果を上げて、周りに不義理しない。
余裕があれば後輩に優しくできれば、年をとったときに良い窓際ライフが待っているかもしれません。

読んでいただいて、ありがとうございました。
それでは、(^-^)ノ またね~。

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