地理オリンピックの「リアル」に迫る
こんにちは!このnoteにおいては、高校時代に面白い活動をしていた方にインタビューをして、その活動の魅力を伝える記事を執筆しています!今回は地理オリンピックに出場されていた、東京大学文科二類2年の「平智悦」さんに地理オリンピックの魅力を聞いてみました!
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お忙しい中、インタビューにお答えいただきありがとうございます。
まず、高校時代に残された実績についてお聞かせください!
第13回科学地理オリンピック日本選手権金メダル
第14回科学地理オリンピック日本選手権金メダルです。
地理オリンピックでの活動を通して、得たものはなんですか?
高校でのカリキュラムに定められた学び・受験のための勉強とはまた違うところにある地理の魅力に気づく良いきっかけとなりました。全国から集まったライバルと親交を深めたことはモチベーションにもなったうえ、地理にとどまらず様々な分野の科学オリンピック出場者たちと人間関係を築くことができました(大学での人間関係でもそのつながりを時折感じます)。
地理オリンピックに求められる力はどんな力だと考えますか?その理由も教えてください!
科学オリンピックで唯一求められるのは、その科目の学びを楽しむことだと思います。自分の楽しみに応じて学びを深めることが一番の対策になることは間違いありませんし、出題は総じて良問ぞろいなので、学びを楽しめる人ならば必ず問題を解くのも楽しいはず。楽しんでさえいればほかの必要な能力は(個人差こそあれ)後からついてきますし、科学オリンピックの一番の魅力である学問的視野の広がりは楽しんでいるからこそ得られるものだと思います。
高校・大学での学びと地理オリンピックでの学びはどう違いますか?
要求される知識としては高校科目と何ら変わるところはありませんが、学びの主眼が知識の活用におかれていることは大きな違いだと思います。よく大学の学びは探求的であると言われますが、高校科目の学びを「探求的」をコンセプトに再構成したものと言えるのかもしれません。
現在の興味分野はどこですか?
今一番興味があるのは、競争法におけるM&A審査などの法の経済分析、それからバイオテクノロジーなど科学技術の先端分野における法規制です。地理的なところでは、経済地理学、特に地域の産業集積と国土構造に関する分野に興味があります。
地理オリンピックはどんな人におすすめですか?その理由も教えてください!
地理の勉強を少しでも楽しいと感じたことがある人。その「楽しい」を信じられないくらい掘り下げてくれるのが地理オリンピックだと思います。
最後に、地理オリンピックに参加を考えている人へ一言お願いします!
楽しんで受けてきてください! きっとなにか新たな発見があるはず。
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平さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!
筆者である私も地理オリンピックに出場・入賞した経験がありますが、地理オリンピックに参加したことによって人間関係も深まりましたし、何より改めて地理の楽しさに気づくことができました。平さんのおっしゃるように、地理に少しでも興味がある人が参加すればその興味をとことん掘り下げることが可能な活動ですので、地理オリンピックに興味を持っている方がいれば、ぜひ参加してみてください!
地理オリンピック公式HPはこちら!
2022年度の参加募集期間は公表されていませんが、例年9月〜11月にエントリー期間があり、一次予選が12月中旬に開催されます。
興味のある方は随時HPを確認して、情報の更新をお待ちください。
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