対談企画第三弾〜部活と就活〜
今回は部活と就活について、第2弾に引き続き元主将で社会人一年目の大森さんに元ダブルスペアの3年山岸がインタビューしました!
インタビュアー(写真右):山岸茂直(福井県立敦賀高校→理科I類→工学部物理工学科3年)
インタビューされた人(写真左):大森弘理(元主将、東大寺学園高校→文科Ⅱ類→経済学部経営学科→社会人一年目(総合商社勤務))
——大森さんは社会人一年目ということで今回は就活についてお聞きします。いつごろ就活を始めましたか?
大森 就職について本格的に考え始めたのは3年の9月ごろ、4年生が引退され(注1)、自分が主将になったときですね。自分もあと一年で引退ということで大学生活が残り少ないことを強烈に実感するタイミングでした。それから総合職、一般職、専門職、ITエンジニアなどの職種について調べて、自分はどれに向いているか、どんなことをやりたいかなどを整理したりしました。実際にスーツを着ていろんな説明会に行きだしたのは3年の12月くらいだったかな。
——ちなみに院に進むという選択肢もあったんですか?
大森 いや、大学に入ったときから大学4年間の後は就職しようって決めてました。特に経済学部だと院に行く人もかなり少ないしね。
——確かに部活の先輩の院進、就職の割合を見てると、理系だったら10人に1人就職、文系だったら10人に1人院進って感じですよね。就活と部活の両立はやはり大変でしたか?
大森 そうだね。特に4年の4,5,6月とかはすごく忙しかった。この時期は就活は面接ラッシュだし、部活では関東リーグっていう大事な試合があるからね。僕は事前にちゃんと計画してあったからどっちも全力で取り組めました。忙しくなることを見越して準備しておくっていうのが大事だと思う。
——では、就活において部活に入っていて良かったなと感じたのはどんなところですか?
大森 一つ目は先輩OBとの濃い繋がりができる点ですね(注2)。僕は20、30歳上の先輩にも就活について相談に乗ってもらっていました。たとえ代がかぶっていなくても同じ団体の先輩というだけでここまで濃いつながりを持てるというのは運動会の強みだと思う。
二つ目は「大学で何かしていたことはありますか」って聞かれたときに一つ語れるものが得られたってことです。答えのない問題に対していろんな角度から考えて努力したっていう経験をできたのはとても良かった。まだ社会人1年目だけど社会に出て働くっていうのも同じだと思ってます。部活って社会に出て働くことを疑似体験できる場なんじゃないかな。
——なるほど。OBの方々との繋がり、部活での経験が就活、そして就職後も生きてくるということですね。参考になりました。本日はありがとうございました!
次回は現在修士1年の片岡さんに、大学からバドミントンを始めて運動会バドミントン部に入った経緯などについてお話をお伺いします。
大学生からバドミントンを始めようという人、必見です! お楽しみに!
(注1)運動会バドミントン部では引退は基本的に4年の8月で、七大学戦が最後の試合となります。就活などの事情などで早めに引退される人もいますし、逆に9月の秋の関東リーグ、10月の東日本選手権まで出場して引退される先輩もいます。
(注2)現役がOBの方々と交流する場としては主に土曜日の自由参加の練習、ダブルス選手権とシングルス選手権(年一回ずつ現役とOBで行われる部内の個人戦)、OB交流会などがあります。特にOB交流会では卒業したばかりの先輩から卒業して50年以上経っている方々まで様々な世代が集まります。