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20240612 あたらしい風

今日はとてもあたたかくて
夏がやってきたなぁという一日
なんだかあたらしい風が吹いている

仕事をやめた5月末、
学童の子どもたちと涙の別れをした

子どもたちひとりひとりに手紙を書きながら、
あぁ、いろんなことがあったなぁ
ひとりひとりに印象深いことがあって
これから近くで見守れないのは寂しいなぁと
たくさん向き合った仕事なのに
やめてしまうのはもったいないなぁと
自分で決めたことなのに少しセンチメンタルになった

同僚や子どもたち、保護者からも
贈り物や寄せ書きなどいただき
やめるってこんな重大なことなんだ・・・
なんでこんなあっさりやめてしまったんだろう
とも思ったり

そんなずっしりとした気持ちもあったので
6月始まってすぐに、
リフレッシュのくるま旅に出た。

目的は行きたかったカレー屋巡りと、
入院していたばあちゃんが退院したので旭川に会いに。

一区切りの時に小旅行をするってすごくいいな

旭川では、もう何年も会っていなかった親戚に会いにいったりもした
これはわたし的には大きな変化で。
大学を卒業した時、
学校の先生になるのをやめて、
きちんとした就職もせずに
音楽をやると言ったあの頃のわたしは
今のわたしのままじゃぁ会いに行けない
と思った。
胸を張って会いにいけるようになったら行こうと。

それから、
体調を崩して実家に帰っていた時期も
コロナだったり、
自分の体調があんまりだったりで、
近くにいたのに会いに行けずだった。

振り返れば、いつだって
”いまの私じゃ会いに行けない”
”家族や身内に頼りたくない”みたいな気持ちが
ずーっとあったなぁと。

精神的に参っていた時は仕方ないけれど、
そうでない時も結構ずっと

その時の自分を認められていなかったなぁと
理想のなにものかになろうとしていたんだなぁと

結果、その理想のなにものかにはなれていないのだけど
それでもいまの自分をようやく認められたような感覚があって
いまならふらっと会いにいけるかなぁと

”なにものでもない”に本当はなりたかったのかもしれないな

久しぶりに会ったばあちゃんが
ずーっとにこにこしていて、
そのにこにこが今でも忘れられない

雨降りだったのに、大根を持たせてやりたいと
畑に行って大根やキャベツをとれたてで取ってきてくれた
なんだか、ジーンとあったかい気持ちになって
いろんなものに守られてわたしは生きているのだなぁと
今まで数年間顔も見せずに、申し訳なかったなぁと思った

あとは、親戚のおじさんのやっている
和食屋さんに家族で食べに行った。
もう何十年も旭川でやっているお店。
みんな歳をとったなぁと感じた。(わたしもね)
話をしてると長年の料理人のかっこよさが滲み出ていて
せっかく尊敬できる人がいるのに
わざわざ離れていたのはなんだか
もったいないことをしていたなぁと感じた

みんな、会った人みんなにこにこしていた

あたたかいきもちで旭川を出発。
それから、長沼と由仁へ向かった。

友達のすーさんと長沼で待ち合わせをして、
由仁のパザールバザールに向かう。
今年に入って、函館で出店の際に
お手伝いをさせていただいていたお店。

初めて由仁のお店に行ったけれど、
とっても気持ちの良い空間だった。
畑の真ん中にあるお店で、店内も人も、
調和した気持ちよさを感じた。
カレーもアイスクリームも美味しかった。
くにさんファミリーはあったかくって
心から好きな人が増えてうれしい。

他にも、
長沼で珈琲屋を始めた音楽の先輩のお店
ばいせん屋habuに行ってみた。
バシッと決まったお洒落な店内の雰囲気と
かっこいいアーティストのハヴさんがマッチしていてとても素敵だった。

他にも、いろいろなお店を巡って、
あぁ、お店をやるって面白そうだなぁと思った。

どこのお店も美味しかった
美味しさの色合いはそれぞれだけど、どこも美味しい

心地よさに関しては
お店や人の持つ空気感や雰囲気が
とっても大事だなぁと感じた

今までも、無意識にその感覚で
好きな店やよくいく店を選んできたのだと思うけれど
実際に自分が店をやるとなってからいろんな店を巡ると
無意識が形になって現れたような感じで色々な気づきがあった

自分の心地よさってなんだろうと
これからも追求して店をやってみたいなぁと思った

実際にお店が始まってみて、
仕込みはリズムができるまで大変だなぁと思うけれど
今までよりも圧倒的に心地よく動ける時間が増えた

休みもちゃんと休める休みができた

ここ最近は、学童・音楽・喫茶の三本だてで
必ず何かして動いていた

だけど、散歩をしたり、掃除をしたり、料理をしたり、
読みたかった本に集中をしたりと、
頭を空っぽにして自分のための時間を過ごせるのは
とっても気持ちがいいな〜と思った

その時間のおかげで自分に戻れる。
他の人を通して自分が見えることもたくさんあるけど、
自分ひとりだけで成り立つ時間もとても大切だなぁと。

営業の日数とかはこれからいろいろやってみてだけれど
無理なく心地よいペースを探して行けたらいいな

何より嬉しいのは万全の状態で待っていられるってこと
今までは、学童の仕事で疲れてヘロヘロの中、
帰ってきて夜中まで仕込みをしていたので
無理をしていたなぁと思う

これからは全て自分次第で決められるから
深呼吸できるペースで進んでいけたらいいな

とても、心身ともに軽くなって
これからが楽しみだなぁという気持ち

ようやくいろんなことが
調和してきたなぁと感じる
きっといろんなブレーキが働いていて
ずーっと不調和だったように思う

ここ数年少しずつ調和してきてはいたけど
仕事をやめて舵を切ってから
さらにいろいろなことが整ってきたな

ひとつやめると
あたらしい何かもやってくる
それを感じている今日この頃

今日は夏みたいだった
これから夏がやってくる


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