💗「美の覚醒」還暦前のウェディング・フォト物語💗No.4
「もうこの人しかいない」とわかっていた。
でも、つい強がって「いつでも別れられる」みたいなことを言ってしまう。
そんな肝が据わらない自分をもう卒業しよう、と、私が信頼するメンバーたちにウェディング・フォトを撮ってもらい、彼とパートナーシップをガッツリ組もうと決めた。
決めた時からいろんなことが露呈し、戸惑い、覚悟に向かわされる。
他のウェディング・フォトがどんなものかわからないけれど、この「美の覚醒」というプロジェクトはお仕着せのものではなく、私たちの意志から発し、決定し、歩いていくもの。スタイリングやヘアメイクや撮影は私たち自身が歩くためのサポートをしてくれる存在なのだ。
そんなウェディング・フォトも二人の話し合い、コンセプト作りから衣裳選び、ロケ地の選定、時間がない中、準備に追われ、あっという間に当日を迎えた。
私は「ロケ」以外は考えられなかった。
ロケにはロケの神様がいる。
天候、場所、人、条件は不安定で当日どうかわからない。
けど、この土地の自然の中で何か良いものが撮れたら最高だと感じていた。
私も彼もこの土地の出身ではないけれど、此処で出会えたことも奇跡で感謝の意もある。
当日は他のお客様の撮影が終わってからの準備で意外とタイトだった。
ヘアメイクを二人分終えて、機材や支度を整えて車に乗って伊豆方面に向かうともう夕方だ。
沼津のらららサンビーチは着いた途端、駐車場のおじさんが「もう終わり、ダメダメ!」と言うが「お祝いの撮影なので何とか!」と頼み込んで滑り込む!
しかし、クローズ時間が迫り、綺麗な砂浜での撮影は10分程度で終えなければならなかったが、綺麗な砂浜でなかなか躍動感のある撮影となりました。
海はきれいで西伊豆はなかなか素敵な場所です。
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