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映画「怪物」を観てきた

▪️あらすじ・ストーリー
シングルマザーの早織は、息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。湊は同級生の依里と仲が良く、子供たちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していき……

「怪物」公式HPより


映画「怪物」を観てきた。私は音楽ライブで言うと「セットリスト」のように、ツアー中でもセトリのネタバレとか見たくなる。なので今回もすでに「怪物」を観た人のレポートや感想を見てから映画を観ました。

Twitterでは「イジメやLGBTなど色々な要素がある」、「(辛くなったから)見なければ良かった」など結構マイナスな感想が多いなと感じました。

私はハッピーエンドで終わる映画が苦手で、救い用のない辛くなる映画が大好きなので「あ、私には合ってるな。楽しみ」という気持ちで挑みました。

見終わった感想はまずラストの終わり方が「え!終わり?!」と言う感じ。
(なぜそう思ったかはネタバレになるので最後に話します)

CMでも耳に残った「怪物だーーれだ」が何を表していたのか考えさせられるような内容でした。

登場人物の最初の印象と映画を見ていく中で「真実」を知ってからの印象ではかなり変わる。ネットや人から人への噂、嘘を重ねることで真実がどんどん遠ざかり、人を傷つけていく。そんなこと今までたくさんあったから、やっぱり人って怖いなって感じました。

「知らないこと」は知らないくていいこともあるけど、時には他人を傷つける。

「大人になったら結婚して家庭を作るのが幸せ」この考えは早くなくなってほしい。結婚=子供を産む=子供を産むには男性は女性と結婚or女性は男性と結婚すると言う考えが本当に引っかかる。

そしてやっぱり社会が苦手だ。大人数やグループが苦手だって改めて感じさせられました。


※ここからは少しだけネタバレを含みます

まず、なぜ「これで終わり?!」となったのかについて…最後がちょっと綺麗に終わりすぎてせっかく途中まで人間らしさが滲み出てて良かったのにーーー!と、ちょっと思ってしまった。

嵐の中川の近くにいた校長先生は自殺しようとしていたのか?
母親の早織(安藤サクラ)と保利先生(永山瑛太)が奏くんと依里くんを探しに行ったけど、その後どうなったのか、依里くんのお父さん(中村獅童)による虐待は結局問題にならなかったのか…など、気になることがそのままで映画が終わってしまい、ちょっとモヤモヤしてしまいました。

保利先生が自殺を留まった理由もよく分からなかった…。小説を読めば少しは分かるのかな?

とにかく、私の感想は『見て良かった』でも、思ったよりもメンタルに来ないしハンカチも使わず済みました。

です!笑

▪️解説
『万引き家族』の是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ人間ドラマ。大きな湖のある町を舞台に、無邪気な子供たちの間に起きた日常の喧嘩が、大人たちを巻き込んで大事件へ発展していく。出演は安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希ら。音楽は『ラストエンペラー』の坂本龍一が担当する。

「怪物」公式HPより

『万引き家族』も映画館で見たのですが、安藤サクラさんが出る映画は私好みです…。実は『花束みたいな恋をした』はまだ見れていなくて、好きな人ができたら好きな人と観に行くんだ!って思ってたら気づいたら時間だけが過ぎていき、映画館での上映は終わってました…笑


次は『水は海に向かって流れる』を観に行きたいと思っています🎞️



最後まで見てくださった方、ありがとうございます。

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