わたしが惹かれるもの -ことば
すーっと、別の世界を感じられるものが好きで、惹かれます。
音楽、デザイン、文章、お洋服、景色、空間など、全てにおいて。
その中でも文章、つまりことばについては子どもの頃からなんとなく特別な感覚を抱いていて、手紙を書くことや詩や短歌なども好きでした。
もちろん、今も変わらず。
ある人の影響を受けて、それはかなり大きくなったけれど、私は日本語が好きです。平仮名や漢字、形容詞や熟語など全て含めて好きです。
綺麗にまとめられた文章を書くのはそんなに得意ではないけれど、文章を書くのも好きなので、このように自己満足であってもものを書いたりもしているのです。
今この現実に起こっていることやそのままの自分だけでは、乗り切れないときがあります。
そういうときに、いつもことばは気持ちをふわっと楽にさせてくれる気がします。
何気ない日常はドラマチックに、どうしようもない状況ですら、どこかファンタジックに。
こころとことばは決してつながってはいないし、誰かとの衝突でいつも足りないのはことばだと思います。
ことばにならない想いや、ことばになんか表したくない感情もあるし、ことばが全てだとは私も思わないけれど、
日本語のもつ美しさは大切にしたいな、といつも思ってます。
小学生の頃好きだった詩や短歌に対する熱が最近またこみあげてきて、とくに現代短歌は素敵だなと思います。
雪舟えまさんの
12:34とか22:22をひろいあつめて生きてゆきたい
とか
枡野浩一さんの
好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君
とか、なんだろう、得体の知れないもやっとしたものを感じるけれど、あぁ、ってなる感じ。
すごく好き。
短歌は、たった31文字の中で確実に誰かが生きていて、その31文字の世界にすーっと入って行ける。その感覚がすごく好きなのです。
今日、穂村弘さんが解説の「僕の短歌ノート」という本を買ったので、じっくり読みたいと思います。
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