くりこま日記1
初めて地元を2週間も離れ生活すること、夜行バスで気持ち悪くならないか、ちゃんと眠れるか、
ドキドキの出発。
朝の仙台を1人徘徊、朝市の食堂で海鮮丼をいただいた。
くりこま高原駅に着いたのはAM10:00。
お迎えには小さな子も来てくれた。車の中で色々教えてくださった。
”田んぼとたまに人家”が栗原市の主な風景だという。栗原市は面積では東京23区と同じくらいあるが、人口はわずか6万人。
10の町が合併してできた市。古民家カフェや地域おこし協力隊などで地域活性を頑張っているらしい。
栗駒山は日本で一番と言われるほどの紅葉の名所。秋は全国からお客さんが来るそう。栗駒地域は、戦後に開拓されてできた場所で人口も少ない。
2008年6月14日の宮城・岩手内陸地震の際、陸の孤島となり、そのまま山を離れた人も多いという。(元々雪がすごいので麓の方に2つ目の家を持っていた人もいて、山に戻らなくなった人も)
「自然災害が起きると田舎も都会も変わらない。自然の暮らしの方がいいからみんな遠くには離れない。」
山の駅くりこま、体育館が素敵な小学校。
小学校は分校が閉校され、スクールバスで通う。
栗駒山麓ジオパークでは、栗駒山の四季、成り立ち、ずっと向き合ってきた自然災害などに関する展示を見た。
ジオ(geografy)+パーク(park):地球を遊ぶように楽しむ場所。
いいな、気に入った。
自然学校に到着。お昼にパスタをいただいて、兄弟が出ているテレビを見せてもらった。そして午後の作業に参加した。
冬の薪ストーブのための薪運び。よく乾燥させないといけないので一年先の分を準備する。森から小屋まで軽トラ3回分。小屋の中に運び、積み上げたのは4列分くらいかな?
その後は釣りに出かけたり、お兄ちゃんたちも学校から帰ってきたり。
塗り絵をしてゲームを一緒に見てお話しして。
兄弟に自然学校を案内してもらった。黄色い泡の状態で木の上や枝にあるのを聞いたら、アオモリガエルの卵だそう!普通家にあるけど鳥に食べられちゃうから木の上に作る種類らしい。。
スギの木のボイラーで沸かした一番風呂をいただき、上がるとウェルカムファイヤーが...
火を囲んでカズさんのウクレレでみんなで歌う。
カズさんは大学の時から教授のツテで来ていたそうで、「働きたくないな」と思って2020年にここに来た。
その雰囲気に、既に帰りたくない...と軽率に?思ってしまった笑
夜ご飯は、ツナ玉ねぎサラダ、揚げ豆腐の野菜餡かけ、じゃがいもと挽肉、焼き味噌おにぎり。
自然学校の話をしてもらった。
やっぱり野外教育は素晴らしいなと思った。教育ではあるけれど、”人づくり”だな、”生きる力”を持つ人を育てる。
ここで育っている3兄弟は生きる力でできていると思った。