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スニーカーを買いました

スニーカーを買いました。
いやぁ、指の爪って剥がれるんですね。

事の起こりは、あまり得意とは言えない案件をうっかり引き受けてしまったところにあるのでしょうか。現場での施工案件が苦手とは言え、まぁ引き受けた限りは誠心誠意最善を目指したわけです。

しかし、そんな案件に必須の作業靴が見当たらない。時間もなかったので適当にホームセンターで新しくスニーカーを買ったですよ。

適当といっても自分的にはそこそこしっかり選んで、これで万全だぜ!と意気込んで挑んだんです。3日間しゃかりきに頑張りました。余談ですが「しゃかりき」ってまだ使いますかね?古い?

途中で「足痛いな」と思ったんですが、いや、私にとっては足が痛いというのはあまりに日常なので、感じてはいても深くは意識してなかったのかも知れません。

さて、怒涛の3日間を終え、家の湯舟に浸かり疲れた足をゆっくり伸ばしました。
で、その時初めて気付いたんです。
痛いのはいつもの足首だけじゃない。
伸ばした足の先、親指の爪が真っ青、もとい真っ黒。更に左足のそれはふやけた皮膚からグラグラ剥がれてしまいそうになってるじゃああああありませんか。黒い爪は今にも抜けてしまいそうなのに、ほんの一部だけ張り付いてまわりに血が溢れて滲んでおります。やばい、やばいぞ、ホラーだ、ホラー。

慌てず騒がず落ち着け私

ほんの一部だけ私の具とくっついている爪をそのままグルグル巻きに養生して、取り合えず様子をみることにしました。黄色いマスキングテープでグルグル巻きにするのですが、そういう場合でも3Mが良いです。良い子はマネをしちゃいけません。病院にいきませう。

職業柄?養生の手際が良かったようで、皮膚科に行くほど悪化することもなく、爪から悪魔が生まれることもなく、数週間後にはポロリと抜けて下から産まれたての赤ん坊のようなぴかぴかの皮膚が現れました。

「爪が剥がれる」という超絶ホラーチックな状態でしたが大事に至らず幸いでした。

しかし、この反省を活かさなければただの馬鹿だろうということで「まともなスニーカーを買おう」ミッションが発動です。で、何をもって「まとも」とするか。
勿論、この場合は「自分の足に合う靴」です。

検索したらこの田舎にもオーダーメイドの靴専門店がいくつか見つかりました。それもいいかと思ったのですが、今私が欲しいのはおしゃれ靴ではなく動き回れるスニーカーです。

周りの人々に聞き回っておりますと、とある村長さんが教えてくれました。
スポーツ用品店には足のサイズを測って合う靴を選んでくれるサービスがあるので行ってみよと。

「スポーツ」と名のつくものはすべて自分には縁がないというか敷居が高いというか意識の範囲外だったので、村長さんのお言葉じゃなければ、例えば普通の村人から聞いていても行ってなかったかも知れません。

あ、村長さんと言っても実際住んでる場所のそれとかRPGの中ではありません。ま、ある意味住み着いている感はありますが、とあるオンラインの集まりの主催さんです。

教えていただいたいくつかの系列店舗から一番近い店をチョイス!今だ!というタイミングがあったので行ってみることに。

店内に入るといかにも「これで測ります」という機械が置かれていました。店員さんにここまでの顛末を説明し、選ぶお手伝いをお願いしました。

自分の足のサイズを知りました。
両足ほぼピッタリ23.0㎝だったです。
「足が23㎝なので靴は23.5か24㎝がいいですね」
いつも23.0を選んでいました。気づかないうちに自ら纏足していたようです。そして足の横幅は自分が思ったほどには大きくはないらしく、更に自慢だった完璧な土踏まずは少しずつ外側に落ちているのが見て取れると。(それでも一般の平均値くらいだった)

そして、1時間かけて選んだスニーカーは私が持っている中で一番上等な靴になりました。余談ですが2番目になったのは過去一瞬彼氏だった人からプレゼントされたハーフブーツ。結局このブーツが一番長持ち履き心地良しと悟っていたので今回の予算の基準になった代物です。

わたしのブレた体幹を軽く矯正してくれる靴を選びました。

このスニーカーを履き始めて10日経ちます。

あのね!聞いて!
足首が痛くならないのよ!
今まで「足が痛くなる」がどれほどストレスと行動の妨げになっていたかに気付かされる毎日。階段を1段1段両足を揃えるように、ではなく左右交互にトントン登り降りできるですよ!
歩くのが楽しいんです!スニーカーが「はい、踵から体重移動してつま先で蹴り出すように」と常に誘導してくれる。
一年経ったら痩せてるかも!

ブランドが好きなわけじゃない。
高価だからって必ずしも良いとは限らない。
でも、こういう場合もあるのだと言うお話。

どのメーカーのどの靴かは読む方には不要な情報なので省きますが、皆様も是非、自分の足を測って合う靴を選んでくれるお店を試してみてね。





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