2023 第10回ニセコクラシック 150km
6月17(土)~18日(日)に開催されたニセコクラシック。
18日(日)はいよいよロードレース150kmに参加です。
北海道の北から来ると、今回が初めての短パンで白い足が少々恥ずかしい…。
そして、トップ集団とは別次元の自分との闘いの完走狙い(ポイント狙い)のレース(?)なのであまり参考になりません…。
距離:150km
獲得標高:2,609m
順位:56/76th(45-49歳)
時間:4:58'37"
平均速度:29.07km/h
バイク:GIANT TCR ADVANCED SL+WH-R9270-C50-TL
レース当日
2:30起床。
いつも食事に不安があり、レーススタート3時間前までにはある程度の量を食べようと頑張るも、食べ過ぎて最初に胃が辛かったり、重くて身体が動かなかったりする。
昨年はかなり食べ過ぎて重くて最初の登りでペースが上がらずに撃沈したため、今回は量を少なめにして食べる。
宿に炊飯ジャーがあったので、少し柔らかめのご飯1.5合程度に納豆+たまご定食、バケットパン少々、バナナ1本、レッドブル250mlを4時頃までには摂取完了(ちょっとゆっくりし過ぎた…)。
軽量化など済ませ、車に積み込んでいるバイクをセット。
カギをそのままポケット入れて忘れ150km一緒に連れてった…(笑)
補給
ボトル:2本(水750ml+糖質ドリンク800ml→2/5残)
アミノバイタル パーフェクトエネルギー:3本(1本残)
羊羹:2個(全残)
会場でもらったバー:1本(全残)
ボトルは2本で、1本は水(750ml)、1本は初めてレースで糖質ドリンク(800ml)。水は最初の補給所で捨てる(さみしい…)計画。糖質ドリンクは、これまで消費エネルギーを事前に食べておいて、重たかったり、胃が痛くて走れなかったりするので、食事はこれまでの1/3程度にして、補給で済ませる作戦。
結果的に、水はかなり補給したけど、糖質ドリンクは2/5程度余った。
この糖質ドリンクの効果か、空腹感は皆無。
5:00にまだまだ寒いので、アームウォーマーとジャンバー着用して1kmもない会場まで自走。
会場到着がかなり早かったからか、前めにバイクを置けました。
昨年は、久しぶりのレースですっかりいろいろ忘れていて、寒さのためバイクも置かず車でのんびり暖まっていたら最後尾だったので、反省をいかしてちゃんと置けた。
会場では、日本縦断ギネスチャレンジを達成された遠藤さんとお会いして一緒に写真を撮ってもらって幸先良い。
トイレなどを済ませて、ぼちぼち列に並ぶ。
6:15スタートだが、6時頃に会場からスタート地点まで誘導されていく。
もう、皆さんぞろぞろ出発しているのに、慣れている高岡さんはトイレに行っているのを見て、さすがだなぁ…と感心。
年齢カテゴリーで、3つめのウェーブスタートとなる。
一番最初のグループがスタートしてからもしばらくは、スタート地点手前で待機。
スタートから神仙沼まで
6:20頃パレードスタート。
かなり混雑していて、ゴンドラ坂を下りて左折してからは、びびる。
前でスタートしているグループに追いつこうと速度があがるから、パレード走行の意味があまりないくらいのスピードと減速を繰り返してかなり危険。
セブンイレブンを左折して、しばらく進むと右側で落車(佐賀先生が骨折されたとか…、お大事に…)がおこったり…。
そのうち、左折して、最初のプチ登り(257Climb:2.20km,112m,5.1%)に突入する前くらいからリアルスタート。
昨年は、ここで胃の調子を心配して無理をせず進んだ結果、ほぼ一人旅をしてしまった苦い経験があり、今年はここを頑張る!
ここを頑張ったので、先頭グループではないまでも、大きな集団の後方でクリアできました。
その後のアップダウン区間で、その大きな集団で進むことは厳しかろうという感じだったので、同じようなペースの4,5人でパックとなり進んでいると後ろから比較的大きな集団(20人くらい?)がきたので潜り込むと、なんと、藤井先生がいらっしゃって、心強いことこのうえない。
この30人くらいの集団でいい感じのペースのまま進み、共和町のスプリントポイント地点を通過して、いよいよ神仙沼への登りへ突入。
しかし、この集団はそれほどきついペースで登ることもなく、なんとか皆さんについて神仙沼までの登りをこなす。
途中、ギネスの遠藤さんが前からおりてきて、ご一緒できるかと思ったけど、最初で無理し過ぎたのかこの集団についてくることはできず健闘を祈る。
このパノラマラインはストラバの情報では、15.49km,658m,4.2%のようで、途中、神仙沼のKOM辺りから勾配が緩んで平均勾配は4.2%ですが、神仙沼前までは6%くらいある。
ほぼ宗谷に住んでいると、長い登りは知駒峠の7kmくらいだから、なかなか長い距離の練習ってできませんよね。
何とか、この鬼門を無事集団でクリアできて、ほっと一息…。
していると、どうも、脚の状態があまりよくありません。
無理していたのでしょうかね…、昨日はTTも出てるし…。
ただ、登りになるとペース上げる人、平坦で上げる人などペースが安定しなくてちょっと落ち着かない集団だった。
神仙沼下りから日本海まで
下りで少し休めるかと思ったら、どうも脚が攣りそうなので、2RUNを2個服用(神仙沼登り前で実は1個服用)。
しかし、下りが始めると、内転筋が攣る寸前になる…。
その下り初めで、バックポケットに入れていて2RUNケースを落としてしまう…(泣)
これは大ピンチ!!
その後、右腰やふくらはぎやふとももなど、あちこち。そして、しまいには右の靴の中まで…。
何度か攣りそうになるものだから、集団からどんどん話されて、下り途中の右折頃にはほぼ千切れ気味に…。
でも、水をかけたり、叩いたりしながら、だましだまし踏んでいると、復活してきて何とか脚攣り症状は軽快。
開いた差を何とか埋めて、吉国補給所の頃にようやく集団に追いつく。
やー、かなり脚を使ったし、脚攣りでダメージ大。
吉国補給所では、水を2本もらって、1本は脚や腰にかけて攣り防止に。
1本は次の補給所までの水分に。
1本スポドリももらったけど、捨てる区間が終わっていたので、そのままバックポケットに入れて進む。
それからはしばらく平坦なので、ぎこちない(?)感じのローテでしたが、順番で入って向かい風区間を終えて日本海にタッチ。
平坦区間から新コース
日本海から折り返すと追い風に。
ローテするけど、いまいちうまく回っていないような…。
そのうち、右折して昨年からの新コース。
すぐにけっこうな勾配の登りがあるけど、短いので何とか集団で。
一部、登りに強い方たちが先行するも、概ね集団で進む。
どこかでトイレタイムなどないのかな…と思いつつも、誰も無さそうなので、そのまま進む。
沿道で応援してくださる農家さんがお年寄りからお子さままで総出で手を振ってくれる。ありがたい。
道北の酪農地帯の農家しかしないから、酪農だと今は農繁期でそれどころではないけど、稲作や畑作はちょっとゆっくりできる時期なのだろうか。
ありがたい。
そのうち、国道に戻り従来のコースへ。
しばらく川沿いに進み、新見峠へ
しばらく平坦を進み、補給をしつつ、あっという間に新見峠へ。
この新見峠まである程度の集団でクリアできたことは、かなりの収穫。
ただ、またしても、脚攣り寸前症状が発症して、まともに踏めない…。
新見峠の登り区間は、最初が一番きつい勾配に思うけど。
右折するまでの5kmくらいまでに補給ポイントがある。
Nimi bottom section(5.08km,264m,5.0%)では、既に脚攣り発生のため、たいした踏めず最初の1kmくらいで、集団から千切れることに…。
これ以降、集団に追いつくことはなかった。
ペースが似ている4,5人とパックで登るも、あまり合わずに残り35kmくらいを残してほぼ一人旅に。
おかげで補給はゆっくりできました。
また、水を2本もらい、1本は脚攣り箇所にかけてごまかす。
既に一人旅なので、この辺で、一人旅の醍醐味の自撮りを…。
そのままダラダラKOMまで到着して、パノラマラインの下りには、もう前後も誰も見えない状態。
黄金温泉前後
パノラマラインを下って、黄金温泉に向けて左折。
落車危険エリアには警備の方もおられるけど、なんせ一人旅が続くので、まったく危うげなく通過して、黄金温泉の補給エリアへ。
水を2本もらって、また、脚攣りにかけつつ、服の中に収納。
その後の登りで妻が待っているので、そこで、ニセコボトルを4本お土産で渡す。
何のためにレース出てるんだか…と思うけど、こういうミッションもあるわけで。
ラスト
黄金温泉の登りを終えて、右折して下った先にも妻が先回りして待機。
ニセコ大橋の下をくぐって、またしても急勾配をへろへろで登って、ブロンズの子どもたちの応援を背に右折して最後のアップダウン。
ヘロヘロですけど、最後だと思うと、何とか走れました。
二度目の脚攣り寸前状態もこの頃にはなぜか解消してひらふに戻り、最後のゴンドラ坂へ左折。
いつもは、その先にひらふ坂があるけど、今年はそれが無いので、なんだか物足りないけどゴール。
最後は一人旅だったけど、何とか戻れました。
ゴール後は放心状態でした。
サイコンでは5時間を過ぎていたけど、公式なタイムでは5時間を切っていて、ちょっと嬉しい。
でも、最後まで一定の集団で帰ってこれなかったのは残念で、また次回の課題かな。
来年はもう少し早くから準備しようと決意するも、どうなるんだか…。
しんどかったけど、やっぱり楽しかったニセコクラシック。
来年はもう少し早くゴールしたいな。
感想
昔のニセコクラシックは道内の自転車乗りばかりの夏の祭典だったけど、UCI化されて道外からたくさん参加されるようになって、それまでの道内の和気あいあい雰囲気は無くなってしまったのは残念。
でも、道外の皆さんと走るレースは、道内しか参加しない自分にとっては貴重な機会で、レベルの差を感じられるし、また頑張ろうとも思うし、一人旅になるとグランフォンド風になる。
出場しているHCFの一覧でも、本当に道内選手が少ししか出ていないことがわかるくらい、道内のトップとその他一部という程度。
参加費も通常の倍はするし、レベルも高いし、会場まで車で8時間とかかかるけど、いろいろ勉強できて、長い距離乗れて、やりがいはある。
今年は、自分のホームで一番好きなコースであるサロベツ100マイルも復活するから、それに向けたトレーニングとしては、けっこういいイベント。
昨年は、サロベツ無かったから、ニセクラだけだったけど、今年はサロベツあるので、よかった。
あと、道内勢が少ないからHCFポイントをたくさんもらえるのはありがたい。
昨年はニセクラしか出てないのに、S-2クラスの上位でクラスを維持できたくらい。
・反省:エナジーが脚攣り原因か…
家まで車で8時間を何とかしてほしい。
温泉まではアドレナリンでギンギン走れたけど、温泉後はネムネムだった…。
来年はもう少し早めにトレーニングしよう。
noteも初めて書いたからもう少し簡潔に書きたいな。