みんな誰かに愛でられている。
わたしは、堂々と、また密やかに、
たくさん愛でている。
わたしの世界には、
愛しき人々がたくさんいる。
愛すべき存在がいっぱいだ。
自分に向けられる愛には、実は鈍感だ。
かなり気づいていない。私がそれ。
うたは情が深いからね、
うたは女性脳強めだからね、
とか。
言われて、そうなんだー、と、
普通にびっくりする。
びっくりしているわたしに相手が、
その上のびっくり状態だ。
つまり、
いろんなことが見えちゃう方でも、
自分のことがいちばん分かってない、
分からない。だったりする。
こんなにも、周りの人々を、
とびっきり愛でられるのは。
きっと、
わたしも愛でられてきたからなんだよね。
愛満タン系ゆえに、
勝手にたくさん傷ついてきたことがある、
生きにくかったこともたーくさん。
カオナシアンパンマンで、
ふらふらだった時期もあった。
目に見える物質優位な世界で見た瞬間、
そのものさしで計られた瞬間、
本当は目に見えないたくさんの、
たいせつな愛が、
とてつもない寂しさに、落ち込みにかわる。
ちがう、ちがう。
月(ツキ)に騙されちゃだめ。
たくさん愛でられて、愛されてここにいる。
しあわせものだ。
でも、わたしは知ってる。
愛でることが、愛することが、
どれだけしあわせなことか。
私の中でほかほかと、
エネルギーがわきあがる。
いろんなことが見えちゃう方な分、
人の愛しきとこもわたしにはたーくさん、
見えるのだ。
心の中で、静かに「愛している」って、
よく唱えている。
もちろん意識的にもだけど、
最近はもう無意識で、
本当によく唱えていたりする。
自分に向けられた愛にもう少し素直に、
受けとれるようになること。
その上で、
存分に愛で愛でしようと思う。
わたしたちは、自分が思っている以上に、
とっても愛されて、ここにいる。
みんな誰かに愛されている。
うたのおと、愛を込めて