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ふぁいたーず日記(5月27日【心の天気・晴れのち涙雨】)

今日の結果ダイジェスト

 日本生命セ・パ交流戦、第2カードのしょせんです。SNS等で「ヤクルト-日本ハムだけ日本シリーズやってる」とまでいわれた、はくねつげきとうの3日間を1勝2敗でのりきり、ホームさっぽろにかえってきました。3しあいちゅう2しあいがえんちょうせんとつにゅうということで、せんしゅたちのひろうもそうとうなものだとおもわれます。ましてやきょうはいどうびなっしんぐのゲームなので、なおさらなのです。みているほうはすばらしいしあいにただただこうふんし、よくがんばった!きょうもきたいしてるぞ!となるのですが、やってるほうはタイヘンだろうなぁ…ついそうおもったりもします。

 そんなだいじなしょせんのマウンドをあずかるせんぱつは上沢直之とうしゅ。ふぁいたーずがほこるイケメンボイスのエースです。ながいイニングをなげられるというてんにおいては、ふぁいたーずのなかでもいちばんのとうしゅですので、げきとうのスワローズ3れんせんでなかつぎ・おさえのピッチャーをつかいまくったチームじじょうからしても、できるだけながいイニングをなげてほしい、というきたいもかかります。( `ー´)ノ

 いっぽうのジャイアンツのせんぱつは戸郷翔征とうしゅ。パリーグめいんでやきゅうをみていることもあり、さいきんのセリーグのやきゅうにはうといじぶん💦、戸郷とうしゅをはじめてみたのはおととしの日本シリーズだったのですが、まだわかいのにめっちゃいいピッチャーだなぁ♪( ̄▽ ̄)♪とおもったとうしゅであり、ことしもここまで5勝2敗とすばらしいせいせきなのです。

 しあいがうごいたのは3回、せんとう水野達稀せんしゅのツーベースヒットを宇佐見真吾せんしゅがきっちりおくり、中島卓也せんしゅがフルカウントからまさかのヒットエンドラン(笑)という奇策がハマってせんせいてんをうばいます。さらにつづく松本剛せんしゅ、淺間大基せんしゅのれんだで、もう1点をついか。

 上沢直之とうしゅは、ぜんかいのライオンズ戦では7回1安打1四球無失点、ぜんぜんかいのホークス戦でも8回5安打3四死球無失点と、もうこれかれ20イニングちかくてんをあたえていないという、ちょっとしたむそうじょうたいなのですが、このしあいも4回まで小林誠司せんしゅにうたれたヒット1本におさえての無失点、まだまだ上沢無双継続ちうなのです。

 5回おもてもかんたんに2アウトをとったのですが、ここで、またしても小林誠司せんしゅにレフトひだりへ2ベースヒットをうたれます。なんでも、小林せんしゅがマルチヒットをうったのが3ねんぶりだか4ねんぶりだか(*1)という(笑)。丸佳浩せんしゅ、吉川尚輝せんしゅ、岡本和真せんしゅにウォーカー、ポランコといったりょうがいこくじんせんしゅ、なかなかはくりょくあるじょういだせんのめんめんはノーヒットにおさえているのに(笑)、こういうところもやきゅうのおもしろいトコですね(o^-')b♪

 ほんじつ2どめのとくてんけんそうしゃですが、とりあえず2点リードですし、バッターもラストバッターの中山礼都せんしゅ、ジャイアンツのかんばんスターせんしゅである坂本勇人せんしゅがケガでせんせんりだつしているあいだショートをまもっている、この4がつに20歳になったばかりというこうそつ2年めのフレッシュなせんしゅです。バッティングの方はまだまだしゅぎょうちうのやうで、ヒットも7しあいほど出てないというじょうたい。というわけで、この、ショートなのにライトせんしゅ(笑)(*2)に打たれるきけんせいよりは、ランナーためてつぎの丸佳浩せんしゅにまわすほうが、よっぽどけんのんなのです(*´Д`)。
 そんなじょうきょうなので、とりあえずムダな四球だけはアカンよ、がんばれうわっち、て感じで見ていたのですが、なんかこのせんしゅ、きいてたはなしとちがうぞ?( ̄д ̄)?、3球で1-2とおいこんでから、まっすぐもカット、フォークもカット、カーブをなげてもカット、10球なげてもけっちゃくつきません。そういえばまえのだせきはしょきゅう送りバントだったから、こんなにもねばーるくんだったとは、まったくのよそうがいなのです。
 こうしてこまりはてた、うわっち・うさみん同級生バッテリーがえらんだ11球目のチェンジアップを中山せんしゅはキレイにジャストミートしちゃいます!! ショートなのにライトせんしゅがライトにクリーンヒット!! ええい、ややこしい!!
 …さいわい、当たりもつうれつでたまあしがはやく、これにたいして2るいそうしゃの小林せんしゅのあしはおそく(失礼)、ライトの万波せんしゅの肩はベラボーにつよく、ということで、とりあえず2死一・三塁で丸佳浩せんしゅか、いややなぁ……とおもったつぎのしゅんかん――

 カメラはサードベースふきんでそうしゃにストップかけてるサードコーチャーをうつしてたですが、そのコーチが一転、てをぐるぐるまわしはじめました。
 ファッ???
 つぎにカメラがうつしたのは、ライトの万波中正せんしゅが、うしろにむかってはしっているすがた( ゚Д゚)。

ああっ、後逸してるぢゃんっっ!!

 後逸してみてあらためておもいしらされる札幌ドームの広さ。なんかこうむかしのファミスタにでてきただいそうげん球場をふとおもいだしてまうようなぜつぼうてきなきょりかん。
 ライトフェンスにあたってはねたボールにおいついた万中がけんめいにボールをちゅうけいにかえすまにも、ショートなのにライトせんしゅ (←しつこい)は、だっとのごとくセカンドベースからサードベースへ、サードベースもけっていっきにホームへとげきそうします。
 なんか、BGMに
 ♪走っしーるー、走っしーるー、オレぇたぁーちぃ♪
爆風スランプの『Runner』がかかっていそうなげきそうぶりなのです。
きろくはライトまえヒットと万波せんしゅのエラーですが、ムードとしてはどうてんランニングホームランなのです(*´Д`)
こうして、しあいは2-2のふりだしにもどり、こうはんせんへとすすむのでした。

 6回ウラ、まさかのやらかしのちょうほんにん、万波せんしゅがだせきにたちます。ここでおめいへんじょう、いっぱつかちこしホームラン!…といけばカッコよかったのですが、けっかはフォークを3回振らされての三振。げんじつはやきゅうまんがのようにドラマチックにはいきません(^^ゞ

 ふりだしにもどった6回いこうのこうはんせんは、上沢とうしゅ、戸郷とうしゅ、双方1本のヒットも許さないという、これはこれでドラマチックなとうしゅせんがてんかいされました。まさに、いじといじとのぶつかりあいなのです(^ム^)

 そしてむかえた8回ウラ、もうひとつのドラマが。この回のファイターズは、もっかリーグのしゅいだしゃばくそうちうの松本剛せんしゅからはじまるこうだじゅん。しかし、たかまるきたいとはウラハラに松本せんしゅが三振にたおれ、あらら、となっての淺間せんしゅ。
 戸郷翔征とうしゅがとうじたほんじつ123球目ないかくひくめのカーブをポン!てかんじですくいあげただきゅうは、ひろーい札幌ドームのライトスタンドちゅうだんちかくまでとんでいくかちこしのホームラン!!
 戸郷とうしゅがなげたボールもぜんぜんしっとうぢゃありません。むしろナイスボールのぶるいなのです。うった淺間せんしゅがインローのへんかきゅうにツボをもってただけなのです。むしろへんたいうちにちかいすくいあげかたなのです。

 そしてこのしあいのさいごのドラマは、9回の表。このひのとうばんを中5日でむかえた上沢とうしゅは、7回しゅうりょうじてんでとうきゅうすうは102球。リリーフじんによゆうがあるときや、上沢とうしゅじしんにもんだいがあるときなら、8回からけいとうにはいってもぜんぜんおかしくない球数です。ただ、この日はぜんじつまでの神宮大激戦でリリーフじんがつかれきっていたので、まあ上沢とうしゅのことだから8回はなげるだろうな、あ、やっぱし、みたいなかんじではあったのです。
 ただ、8回しゅうりょうじで球数112球。さすがにこうたいやろなぁ、だれだろう?れんとうになるけど石川直也とうしゅかな?せんとうひだりだし堀瑞輝とうしゅかな?宮西尚生とうしゅは1点差だとちょとこわいな…
しろうとかんがえをあれこれとめぐらせてると、マウンドにむかっているのは上沢直之そのひと。あまりにもよそうがいな上沢直之ぞくとうなのです。
 こうしてエースがなげる9回表。
せんとう吉川尚輝せんしゅの一・二塁間をぬけようとするだきゅうを水野達稀せんしゅがうまくさばいて1アウト。
いっぱつでどうてんというばめんではだれよりもコワい、げんざいセ・リーグホームランダービートップの岡本和真せんしゅをみのがしさんしん!2アウト。
そして、パッと見のだいいちいんしょう、いや足がっ!!!…なグレゴリー・ポランコせんしゅをからぶりさんしん!
 エース上沢直之123球の完投勝利
しあいごのヒーローインタビューでエースはしずかにかたります。

「火曜・水曜・木曜と神宮球場で熱い試合というか、僕は出場しなかったですけど、見ているだけで魂を動かされるようなすごいいい試合をしていたので、その中でたくさんリリーフのピッチャーが投げていたので、今日は僕が何とか最初から長いイニングを投げるんだという気持ちで臨んでましたし、あの試合を見て何も思わないようじゃやっぱ男じゃないな、とは思ってました
(中略)僕が投げてる調子もいい方だと思ってたので、なんとか1イニングでも1人でも多く、1人も中継ぎの方を出さないように、とは思って投げてました」

カッコよすぎるのです、上沢直之(T_T)
いやいや、あなたこそ、漢の中の漢なのです(T_T)
そして、あいかわらずの低音イケメンボイスなのです(T_T)
だめです、きょうはまだだれもないてないからもらいなきぢゃないのに、50代のおっさんの涙腺は「たくさんリリーフのピッチャーが…」あたりですでに涙腺決壊警報発令ちうだったですが、「何も思わないようじゃやっぱ男じゃないな」で、ぶじ決壊しました。
ごうきゅうなのです。まぁ、そばにだれがいるわけでもないし、にゅうりょくするデータもない、あとはみてるだけなので、いくらでもなきほうだいなのです。

 あとでいろいろえいぞう等をみかえしたら、しあいご、ダグアウトで万波せんしゅが、くちびるをかみしめてなみだをこらえてるぢゃありませんか。
きょうはあちらがもらいなきでしたか (ちょっとちがう)
ええいああでしたか (たぶん、それもちがう)

 あと、きょうは熱投133球がむくわれず、ざんねんながらまけとうしゅになってしまった戸郷翔征とうしゅ。こちらも上沢とうしゅにまけないくらいのナイスピッチングでした!こううコールドゲームで6イニングでのかんとうはあったらしいですが、こうして8回なげてのかんとうははじめてということなので、これもまたひとつのせいちょう、ひとつのつうかてんだとおもいます。リーグがちがうので、つぎにあうのはまたらいねんのこうりゅうせんということになってしまいますが、いまから、らいねん東京ドームでのたいせんがたのしみなのです。
 そして、これからの戸郷せんしゅのひやくをめっちゃおうえんします!

 さいごに、きょうのごはんはポテトコロッケともやしのおひたし。
 きょうもおいしくしょくじがいただけたこと、すべてのかんけいしゃのみなさまと、こんなちっぽけないのちのためにいただけた、ひとつひとつのいのちのめぐみにこころよりかんしゃです。
 


*1:小林選手がマルチヒットを打ったのが3年ぶりだか4年ぶりだか:
 試合後に調べてみたら、正確には2019年8月30日の阪神戦以来、1001日ぶりだそうだ^m^ そら、ベンチの選手総立ち状態で盛り上がるわな(笑)。

*2:ショートなのにライト選手:
 音の響きがなんともすがすがしい中山礼都(なかやまらいと)選手。名前の「らいと」は、親子孫、三代にわたって中京大中京高校で野球をやっていたという中山礼都の父親が、「ライト(右翼手)にはいい選手がいる」、高橋由伸やイチローのような選手になるようにという願いを込めて名付けたそう。あ、「ライト(Light)」ぢゃなくて、ホンマに「ライト(Right Fielder)」なんや(笑)。
 まあ、父親の願いどおりにライトにはなれなくても、ショートでプロ野球レベルにまでなれたのだから、父ちゃん的にもじいちゃん的にも全然オケーイだろう。世の中には、ボクサーになってほしくて(?)「拳士」て名づけたのに野球選手になっちゃった人もいるんやから(笑)。


本日のドしろうと目線チェックポイント

 ここからは、単に野球が好きなだけの道内在住50代のショボくれたおっさんが、素人まるだしの視点から恥ずかしげもなく書き垂れ流してるだけの、ただの戯言たわごとです。
 ちょっとでも野球をかじった人からは
「いやいや、それはちがうでしょ」
「なに言ってんの、ウケる」
「とりあえず、おまへはやきうを語るな」
 とのお叱りを受けること請け合いな部分を多々含んでいると思います。
というわけで、今宵も先に謝っておきます。
ごめんなさいm(__)m。

…てな具合に謝るくらいなら、最初から語らなければよいのですが、残念、語っちゃうのです (開き直り)。

 まずは、今日の先制点について。
1死三塁で中島卓也。ぶっちゃけどのタイミングでスクイズ (もしくはセーフティスクイズ) かけるんやろ?という決行のタイミングの問題だけ、と個人的には考えてたのですが、特にバントする素振りもなく2球であっさり追い込まれたので、さすがにこれぢゃあとは打つだけか。――いや、待て、BIGBOSSのことだから、2ストライクからのスリーバントスクイズはわりとアリかも…とか思い直して見ていた。
 その後7球目まで粘り、フルカウントまでもっていったのはさすが小技師中島卓也。個人的には、次、スリーバントスクイズきたらオモロいかも(笑) なんて、ちょっとドキドキしてみてたら、低めのフォークをとりあえず当てるようなバッティング、ただ、けっこういい当たりでファースト正面にいっちゃったので、ヤバい、ゴロGoなら完全にホームタッチアウトのタイミングぢゃんっ!( ゚Д゚)!
 しかし、ファーストの中島はホームに投げず、そのままベースを踏んだ。
あれ、中島ってば、ボールにぎりそこなったん?ラッキー♪(笑)
 て思ったら、これ、まさかの1死三塁からのヒットエンドランではないか(笑) そりゃ、中島宏之もホームに投げられんはずやわ。
 あの、
●4月24日ホークス戦で松本剛が三塁走者・近藤健介で決行し、セカンドライナー併殺で失敗(+_+)
●5月5日イーグルス戦で松本剛が三塁走者・水野達稀で決行し、空振り、水野挟殺で失敗(-_-;)
今シーズン、これまで2度チャレンジした「奇策」を三度みたび敢行したのだ。そして、今回はそれがまんまとハマった。
 なにせ、打った中島の当たりの強さと、捕った中島(どっちも中島でややこしいのぅ…)の位置を考えると、ゴロGoをかけてても恐らく余裕でホームタッチアウトのタイミングだったのだから、この「奇策」以外の内野ゴロでは入っていない先制点ということになる。
 これはBIGBOSS、してやったりの三度目の正直というヤツか( ̄∀ ̄)。

 ここで、ちょっと考えてみたのだが、今回の中島卓也、あるいは前二回失敗した松本剛、こういったバットに当てるのも上手いけどバントもフツーにできるよ、て選手ならまぁどっちでもアリだとは思うが
 たまーにいるよね、ランナーが走らないセーフティスクイズでもガチガチで全然決まらないようなバントのへたくそな選手(笑)。
 まあ、バントがへたくそなら概してバットコントロールもそこまで上手ではないのだろうけど、もし、スクイズ (もしくは普通のバント)ってどうしても緊張しちゃうんだよなぁ…苦手やなぁ…という選手で、バットコントロールはそれほど悪くない、というタイプの選手がいるなら
1死三塁からのヒットエンドランって、そこまで突拍子もない「奇策」なんだろうか?
て、思わなくもない。つまり、
・バントにいって空振り、若しくはファウルになる確率と
・ペッパーのように当てにいって空振り、若しくはファウルになる確率
とが、ほとんど大差ない、むしろ、どうしても肩に力が入って苦手なバントよりはペッパーの方が得意♪ていう人がいるのなら、
ランナー三塁エンドランはせいぜいセーフティじゃないスクイズとそれほど大差ない程度のリスク、人によってはスクイズよりも成功率が高くなる作戦ですらあるのではなかろうか?とか思えてきたのだ。
 まあ、どっちにしてもリスキーな策には違いないし、今のところBIGBOSS以外でこんな策をうつ酔狂な監督さんはおらんから(笑)、ほかに検証しようもないのだが、ランナー三塁からのヒットエンドランなんて非常識、と頭から全否定するよりは、その可能性について考えたり、リスキーというならどうすればそのリスクを低減できるのだろう、と前向きに検討する方が面白いじゃない♪ そう思っちゃうのだ。
(オイラ、しょせん野球シロウトだからね^m^)

 今はまだ、ファイターズの若くて未熟な選手たちにはめっちゃハードルの高い作戦であっても、それこそツーストライク後の「ペッパー打法」がキャッチボールをするくらいそつなくこなせるレベルまで選手たちに浸透し、そのバットコントロールが上達したなら、
1死三塁からのヒットエンドランは、(少なくともファイターズにおいては) 通常のスクイズ程度のリスクで敢行できる作戦
にまで進化する可能性もあるのかなー、と。
もし、そうなったら夢があるよねー(*´∇`*)♪
だって、通常のスクイズは、たとえ成功したとしても、野選以外でバッターランナーが生きることはないけど、エンドランならコースヒットになる確率が多少あるのだから。
 そして、このチームはランナー三塁でスクイズだけぢゃなくエンドランもしかけてくるぞ、と相手チームを思わせたのなら、それだけで内野のシフトに余計なストレスをかけられるというものだ。

 つぎに注目だった今日のポジポジ要素は、水野達稀
 まずはその打撃スタイルの変化に注目したい。
これまでは、一軍ピッチャーの球に負けないようとにかく強いスイング第一で振っていたけど、久々にスタメンで出た今日は、ツーストライク後は右足をほとんど上げず、どっちかというとすり足気味にして打っていた。まあ、彼なりのツーストライクアプローチの方法だろう。実際に、以前よりはツーストライク後の低めのフォークも我慢できたり、際どい球をファールでカットできたりするケースも少し増えたかな、と。それでいて、今日の第1打席のように2ストライク後からでもインハイの真っすぐ(147km/h)を振り負けずに引っ張ってツーベースが打てたりするので、すり足にしても、そこまでバッティングが弱くならない。開幕以降、打つ方でなかなか結果が出ていなかったけど、今後の水野にもちょっと期待してみたい。
 次に水野の走塁面。先制点のホームを踏んだのは、まさにこの水野だったわけだが、VTRの引きので見た時の迷いなっしんぐの全速力たるや(笑)。あれ、なんだったらタクが空振りした場合、そのままホームスチールに移行しちゃるぞ、くらいの勢いだったもんねぇ( ̄∀ ̄)。エンドランだからといって、いつかのどっかの誰かさんみたいに躊躇ってスタートが遅れたら、あの当たりで中島宏之がバックホームしてホームタッチアウト、なきにしもあらず、くらいのタイミングだったのだから、あの「奇策」成功は、水野の迷いのない全速力が産んだ1点ともいえる。
 そして水野の守備面。特に9回表の先頭打者・吉川尚輝の一・二塁間への当たり。まず追いついただけでもそこそこスゴいのだが、あそこから実にムダなくファーストへの送球に移行し、その送球も逸れることなくしっかりアウトがとれた。これは、かなり大きな1アウトだったと思う。(吉川尚輝、足も速いしねー)
 とまあ、今日は、久々のスタメン水野達稀が、打・走・守、すべてにおいて躍動した日であり、いつぞやのBIGBOSSの言葉をパクるなら「陰のヒーローは水野君」といってもいい働きだったのではなかろうか。(o^-')b♪

 カッチカチの守備でいえば、こちらも久々スタメンの中島卓也も忘れてはいけない。8回表の丸佳浩が打ったセンター返しの痛烈なゴロ。あれを普通にさばいてアウトにしちゃう、相変わらず札幌ドームの二塁ベース付近に対する守備はまだまだ健在やね、てトコを見せつけるナイスプレーだった。
 ここでランナーを出した場合、仮に同点にされなかったとしても、球数が余計にかさむことは不可避だったわけだから、上沢直之の完投勝利の立役者の一人といっても過言ではなかろう。
 また、中島卓也は、あの先制点をもたらした場面の打の主役でもある。なんだかんだいうて、投球がボールであっても見逃してはいけない、まして空振りだけは絶対にできないというプレッシャーの中で、しっかりとバットに当ててきっちりゴロを打つ、という簡単なようでそこそこハードなミッションを遂行できたのは、さすがはベテラン(当社比)といったところだろう。

 こうしてみると、今日の試合のヒーローは、もちろん第一義的には
先発完投の漢・上沢直之であり、
決勝ホームラン&2打点の淺間大基なのは間違いない。
ただ、久々にスタメン出場した水野達稀中島卓也、この両名が果たした役割も決して小さくはないだろう、ということである。

ちなみに、この日のスタメンが発表になると、SNS等では
「いや、水野、中島の二遊間、草」
「なんで石井が外れてんだ?」
「せっかく上沢投げんのに、どうして試合捨てるんだよ」
そんな調子の書き込み (正確には、とても再掲したくないような汚い言葉も) もチラホラ以上に散見されていた。

常日頃から思うのだけど、
スタメンの選手の顔ぶれや打順なんかが、自分が思うベストオーダーと違うからといって、なんでそこまで酷い言われ方をしなけりゃならないんだろう?
百歩譲って、出場した選手が思うような結果を出せなかったり、考えられないようなミスをしたり、そういった時につい悪態をつくような書き込みをしたくなるのは、感情としては分からなくはない。
(👆それでも、実際に書き込むのは人としてどうかと思うけどねー( ̄∀ ̄))
 でも、まだ何もしてないうちからどうせダメだろうと決めつけて、試合が始まる前からつるし上げみたくなっている、それってどうなん?

 スタメンを決めているのは監督であるBIGBOSSであり、まあBIGBOSSに限らずどのチームも、監督はその日のスタメンを決めるのに、さまざまな要素を考慮して決定するわけだからして。
その日の練習で特に調子が良かったり、
それまでの成績が悪くても、その日の相手先発投手との相性が良かったり
まだ何の実績もないけど、今がスタメン起用するチャンスだと思ったり
あるいは、これは消去法的なチョイスだけど、スタメン起用する予定だった選手が突然の故障等、突発的な諸事情でスタメン起用できなくなった
とまあ、どしろうとの自分がちょっと考えるだけでも、いろいろと出てくるもので。

試合前のスタメンで声高に批判している人たちは、その選手たちの一体なにをどこまで知っているのだろうか?
批判するに足るだけの根拠を、単にそれまでの「数字」以外の根拠をどれだけ持っているのだろうか?

まあ、自分のような野球に関して専門的な知識も特に持ってない、ただの野球好きレベルのド素人が口角泡とばして力んでみても、何の説得力もないことは重々承知はしているけど。

それでも、自分は、少なくとも、スタメンみて自分が予想している選手とはちがう選手が出ていても、
「おっ、今日は○○選手か」
「へー、今日は○○選手なんだ。調子いいのかな」
と思うくらいで、最初はなっからダメだ、と批判する気にはなれない。
 正直、まだ一軍レベルではキビシいかなぁ…と思える選手がスタメン抜擢それていても、
「うわ、○○選手だ。大丈夫かなぁ……でも、もしこのチャンスをモノにしたらデカいよなぁ」
とは思うが、少なくともまだ何もしてないうちから批判する気になどは到底なれない

 ていうか、そもそも論としてどうしてファイターズを応援しているファンなのに、ファイターズの選手を応援できないんだろう
それが不思議でならない。

今日のキヨ・J・まんちゅう

●清宮幸太郎 4打数ノーヒット 1三振
…第1打席(vs戸郷翔征):1回・2死無走者
 
0-1からの2球目インハイストレートを窮屈に打ち上げてのキャッチャーファウルフライ。「ミスターフルカウント」の清宮が2球目で打席を終えるとは、さすがは「時短の男」戸郷翔征(笑)(*1)
 清宮は、この打席も、課題の一つであるファストボールへのコンタクト率の低さを露呈する結果になっている。

…第2打席(vs戸郷翔征):3回・2死三塁
 ストレート一本で0-2と追い込まれ、そのままストレートで押し込まれてのレフトフライ。初球打ちしたインローちょい中寄りのストレートは芯を食って比較的いい打球が飛んでいたが、タイミング的にはかなり差し込まれている。まぁ、そこらへんを捕手の小林誠司に見抜かれているのだろう、結局この打席は真っすぐアンド真っすぐで押しきられてしまった(*´Д`)

…第3打席(vs戸郷翔征):5回・2死二・三塁
 思わぬミスから同点に追いつかれた直後の回での勝ち越しのチャンスという重大な局面。
 さすがにここは戸郷-小林のバッテリーも慎重かつ確実に打ち取ろうと、フォークの連投。決着球となる7球目のフォークまで、1球も打てる球がなかったので、この三振はやむなしか。

…第4打席(vs戸郷翔征):8回・1死無走者
 3-0からのアウトローの真っすぐを打ってレフト後方へのフライ。第2打席のレフトへのファウルとは違って、差し込まれてではない、コースなりに打ったナイスバッティング。結果はレフトフライだが、アプローチは悪くない。まぁ、カウント的にはストレート100%で張って強引にライトスタンドへもっていく、くらいの豪快なバッティングも見たかったかもだが、この打ち方で札幌ドームの逆方向にホームランが打てるなら、この打ち方でも全然オケーイだと思うし、むしろこっちの方がコンタクト率も上がると思う。
 この日の最後の打席が何かしらかのきっかけになってくれるとよいのだが…
(でも、清宮君って、こういういいアプローチをしても、次の日にはけろっとまるまる忘れたかのようなバッティングになってることが多いのよねー(^^ゞ)

●野村佑希 4打数ノーヒット 2三振
…第1打席(vs戸郷翔征):2回・先頭打者
 
今日の対戦相手の戸郷翔征は、クイックで投げるピッチャーが苦手と公言しているジェイにとっては天敵。それだけに、今日はどう対応していくのか、注目して見ていたのだが、カーブ、真っすぐ、フォークであっさり三球三振(*´Д`)。

…第2打席(vs戸郷翔征):4回・先頭打者
 2回目の対戦となるこの打席も、引き続き立ち遅れが目立つ。徐々にアジャストしていき、フルカウウントからの6球目は大分いいタイミングでとらえられたセンター後方へのフライ。もぉちょいやな。

…第3打席(vs戸郷翔征):6回・先頭打者
 苦手といいつつもそろそろなんとかしたい3打席目。立ち遅れ感はだいぶ解消したかなー、て感じもしたけど、タイミング自体はあまり合わないようで(^^ゞ、ここも1-2からの4球目、外角真っすぐを打ちホームベースに当たって高く跳ねあがったサードゴロ。

…第4打席(vs戸郷翔征):8回・2死無走者
 さすがに4打席目ともなると、第1打席で見られたような立ち遅れ感はもうなく、真っすぐに対するタイミングもかなり良い。が、最終的にはいいところにフォークを決められてしまい三振(*´Д`)。
 できれば明日のためにも、最後の打席はいい結果が欲しかったが、残念。
また、戸郷翔征に対する雪辱の機会もまた来年までのお預けとなり、こちらも残念。

●万波中正 3打数1安打 1三振
…第1打席(vs戸郷翔征):2回・1死無走者
 
1-2からの5球目のフォークをバットの先で当てただけのライトフライ。タイミングをはずされバットの先で当てただけにしてはけっこう飛んでいたけど^m^

…第2打席(vs戸郷翔征):4回・1死無走者
 初球の甘く入ったほぼ真ん中のスライダーという万中大好物のチャンスボールをしっかり芯でとらえてのレフト前ヒット。むしろヒットでは物足りないくらいのチャンスボールだったが(^^ゞ
 GAORAで解説をしていた鶴岡慎也が、「おそらく明日からの2試合、曲がり球(スライダー)のストライクゾーン、ほぼ来ないと思います」とか言ってたが、ワシもそう思う^m^

…第3打席(vs戸郷翔征):6回・1死無走者
 5回に痛恨のタイムリーエラーをやらかしているだけに、バットで取り返したい第3打席。だが、そこらへんも小林誠司にはまるっとお見通しのやうで、徹底したフォーク責めで空振り三振。
 「追い込まれてからはペッパー」を実践させるために万中専用で与えた決め事「2ストラスクをとられたら、片手バットにはしないで必ず両手で振れ」というBIGBOSSのアドバイスも破ってしまうくらい焦ったスイングになってしまった (4球目の外角きわどい真っすぐにはちゃんとできてたけどねー)。まぁ、自分の手で挽回したいという気持ちは分からんでもない( ̄~ ̄)


*1:「時短の男」戸郷翔征
 戸郷翔征は、レギュラーシーズンで最も平均投球間隔(無走者時)が短かった投手に贈られる「ローソンチケット スピードアップ賞」を2020、2021年と2年連続で受賞している。ちなみに、2021年での無走者時平均投球間隔は9.5秒。試合自体テンポよく進むので、観戦している立場としては好ましいことこの上なしなのだが、スコアシートを入力しながら試合を見ている立場としては、この上なくアセらされるピッチャーである(^^ゞ

最後に

 今日、5月27日は「ドラゴンクエストの日」なのだそうです。
ゲームソフト『ドラゴンクエスト』の1作目が発売されたのが1986年5月27日ということで、2018年に日本記念日協会に認定・登録されたもよう。

 私もひとなみにゲームをするのですが、『ドラゴンクエスト』シリーズは、正直『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』までは確実にエンディングまで到達したのですが、『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』あたりからは、あれ、買った記憶はあるけど、最後まで行ったっけ…と記憶もおぼろげになり、『ドラゴンクエストⅥ』以降は、『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』のNINTENDO 3DS版リメイクを中古で買ったくらいで、当然(?)クリアもしていないというていたらく(^^ゞ

 個人的には『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』が苦労した分、よく覚えてますねー。当時は攻略本なんてろくになかったから、ラゴス (だったっけ?) の居場所がわからなくて、ストーリーが全然進まない(笑)。あと、当時はセーブ機能がなかったので、『ふっかつのじゅもん』をいちいちメモらないとならないのも、なかなかシンドかったです。「ぬ」と「め」と「ね」あたりの区別がつきづらくて、何度「じゅもんがちがいます」と言われて泣いたことか^m^
 ……プレステⅤで遊ぶ世代の方たちには、おそらくキョトンでポカンな昔話です (すみません) (^^ゞ

 本日のヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」から
峰村佳(ねむ)さんの「水星逆行とGPSと夢の世界」のキュートにしてステキなイラストをお借りしました。

「電池大事に」に思わずクスリ(笑)です(o^-')b♪

 私は、「いのちだいじに」より「いろいろやろうぜ」派だったのですが、 (だっておもしろいんだもんww)、メタルスライム3匹倒したその戦闘中にキメラのつばさを使われた時の脱力感を今なお鮮明に覚えてます^_^;

 ホイミスライムも好きですねぇ(笑)。『Ⅳ』のホイミンがキャラクター的に印象に残ってたので、『Ⅴ』で、「なかまになりたそうにこちらをみている」ホイミスライムのデフォルトネームがホイミンだと、おーなつかすぃ♪元気だったかっっ!
てつい嬉しくなって喜んでパーティに入れるんですけど、これがまた成長が遅くて……でも、パーティの足手まといレベルになっても、なかなかレギュラーから外しがたかったです^_^;

 チーム全体が若くて未熟なせんしたちでパーティを組んでいる現在の北海道日本ハムファイターズ。シーズンが開幕してそろそろ50試合ですが、今どのくらいのレベルになっているのでせうねえ。そろそろ最初の中ボスくらいは倒せそうかな?(笑) え?まだまだ余裕で倒せるのはスライムベスくらい? …せめてくさったしたいくらいは倒させてくれよ……

 そういえば、最近、「ファイターズガールはふしぎなおどりをおどった」状態ですね(笑)。ご多分にもれず、私もMPをごっそり吸いとられてます (さすがに一緒に踊ったりはしませんけどw)

 ファイターズは、これから夏場に入ると、シーズンを完走した経験者がほぼゼロという若い選手たちだらけなので、多くの選手が体力的に保たなくなるのは避けられない試練です。長距離移動も多いチームですし、せめてルーラのじゅもんが欲しいです( ̄▽ ̄)

 ルーラといえば。大学生の頃だったと思うのですが、高校時代のクラスメートから、当時の学級担任の先生が道東・釧路への転勤が決まったらしい、という話を聞かされた、その第一声が
「○○(担任の名前)、釧路にバシルーラくらったらしいぜ」
まったくもって、失礼な教え子たちです^m^

すべての人にとって、明日もよい一日でありますよう


 


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松平雅楽守
こんなダラダラと長ったらしい記事に最後まで目を通していただき、その忍耐強さと博愛の御心にひたすら感謝☆です ありがとうございます ご覧いただけただけで幸甚この上なっしんぐなので サポートは、私なんかではなくぜひぜひ他の優れたnoteクリエイターさんへプリーズ\(^o^)/♪