村神様 ――画像しりとりはじめました (#210)
(#209) 応召義務→「む」→村神様
ユーキャン新語・流行語大賞?(・_・)?
2022年11月――
縁もゆかりもない、遥か遠い日本という国から
突然、祝福のメッセージと出席依頼と飛行機のチケットが送られてきた
いや、そもそも何処の国の神さまやねん、おまへ (笑)
てか、よく住所が分かったよなぁ……「村神様」の( ̄∀ ̄)
―――――――――――――――――――(ここから先 8,996文字)
みなさま、あけましておめでとうございます🎍
――え? もうとっくに三が日も過ぎてるって?(・_・)?
いやあ、実は正月早々いつものように熱出しちゃいまして(^^ゞ💦
三が日まるまる寝込んで、ようやく活動し始めたのが4日という体たらく💧
いやはや、先が思いやられる2024年のスタートですが^m^
とりあえず――
ユーキャン新語・流行語大賞とは、自由国民社がその年1年間に発生した新しい「ことば」の中から特に流行した「ことば」を選考し、その「ことば」に関わった人物・団体を顕彰する――という趣旨の賞である。
もともとは「新語・流行語大賞」というネーミングだったが、2004年から通信教育大手のユーキャンと提携することにより、現在の「ユーキャン新語・流行語大賞」という名前になっている。
ちなみに、昨年 (2023年) の大賞に輝いた「ことば」は
アレ (A.R.E.)。
38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガース悲願の優勝をあえて「隠語化」した岡田彰布監督 (*1) の「アレ」(笑)。
それを
A……Aim (明確な目標)
R……Respect (野球というスポーツや諸先輩に対しての敬いの気持ち)
E……Empower (パワーアップ)
と無理やりこじつけ新年度のチームスローガンにまでしてしまうあたりは、いかにも関西人っぽいノリだよなぁ^m^
そう思い個人的には失笑しつつ見ていたのだが、まさかホンマに優勝してしまうとはw
言霊ってあるのね( ̄∀ ̄)♪
ちなみに、今宵の記事タイトルでもある「村神様」は、一昨年 (2022年) の「ユーキャン新語・流行語大賞」の大賞に輝いた「ことば」である。
ん?(・_・)?
2022年の大賞となった「村神様」とは、ヘッダ画像にあるようなどこぞの国の土着の神さま……では勿論なく、日本プロ野球で史上最年少の三冠王に輝いた東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手の活躍を讃えた尊称のこと。
さらにその前年、2021年の大賞となった言葉は、M L Bで満票のMVPに輝いた大谷翔平選手の代名詞ともいうべき
「リアル二刀流」と「ショータイム」だ。
お気づきになっただろうか。
「ユーキャン新語・流行語大賞」の大賞が、
3年連続でプロ野球関連の言葉になっているということを。
いやいやいや✋
いくら日本人が野球好き言うても、
3年連続で新語・流行語の大賞がプロ野球関連て(笑)
はたと気づいたことがあったので、直近10年間の新語・流行語大賞の言葉をピックアップしてみた――
そうすると、直近10年間中、実に半分にも及ぶ5年分の大賞が「プロ野球関連」だということに気づく。
さすがに偏りすぎぢゃね?(・_・)?
ていうか、大賞に輝いたこれら「プロ野球関連の新語・流行語」って、そもそもそこまで流行ってましたっけ?――て話。
例えば、2015年の「爆買い」と聞いて、ああ当時の中国人はスゴかったよなぁ……と両手に抱えきれないほどの買い物をしてたツアー客を想起することはできても、「トリプルスリー」と聞いて、柳田悠岐や山田哲人を思い出せる「プロ野球にさして興味のないフツーの日本人」は果たしてどれだけいるだろうか?
2016年の「神ってる」なんて、ひょっとしたらプロ野球ファンですらその経緯までキチンと説明できる人は稀かもしれない。
「ユーキャン新語・流行語大賞」の選考基準は次のとおり。
読者アンケートの結果から編集部によって選出された30~50語が候補としてノミネートされ、選考委員7名からなる「新語・流行語大賞選考委員会」によってノミネートされた言葉の中からトップテンと年間大賞が決まる。
なお、昨年 (2023年) ノミネートされた30語はこんな感じだ。
30語レベルだと多少は幅広くは見えるが、それでもなお、若者世代で流行っているような言葉は影が薄い気がする。
せいぜいが、「新しい学校のリーダーズ」と「ひき肉です/ちょんまげ小僧」そして「蛙化現象」くらいだろうか。
ここから選考委員によって選ばれたトップテンは、こう。
うーん……(・_・)
ちなみに、最終的なジャッジを下す選考委員6名は以下の方々 (敬称略)。
金田一秀穂 (70):杏林大学教授
辛酸なめ子 (49):漫画家・コラムニスト
パトリック・ハーラン (53):お笑い芸人
室井滋 (65):女優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長
やくみつる (64):漫画家
大塚陽子:「現代用語の基礎知識」編集長
なお、2022年は歌人の俵万智 (60)、東京大学名誉教授の姜尚中(73) も選考委員に名を連ねていたが、昨年はその2人が外れて代わりにパックンことパトリック・ハーラン (53) が新たに加わっての6人態勢になっている。
大塚陽子さんだけは年齢が確認できなかったが、自由国民社が戦後間もない1948年から発行している由緒正しき『現代用語の基礎知識』の編集長を務めていらっしゃる方である、さすがに30代ということはないだろうなぁ……。
40代でもどうだろう……( ̄~ ̄)💦
(ちなみに、彼女が自由国民社に入社したのは1998年のことらしい (脚注1.) ので、仮にごく一般的な新卒採用だとすれば、今年44歳前後ということになるが、果たして……^m^)
いずれにせよ、正確な年齢が確認できない大塚陽子女史を除いた選考委員の年齢を見ても、
ギリ40代が辛酸なめ子、50代がパックン、あとは60代が2人、70代が1人。
……こういっちゃなんだが、選考委員の年齢層がいささかアダルトすぎやしないだろうか?(・_・)?
言うまでもなく、「ことば」を使うのは、40代以上の人だけではない。
編集委員に名を連ねておられるお歴々が若い世代の言葉を最初っから無視しているなどとは思わないが、そうは言うても選考の傾向が若者目線からは多少なりともズレてしまう――
そんな危惧を抱いてしまうのは決して私だけではあるまい( ̄∀ ̄)💦
では、若者目線での流行語を扱ったランキングはどうだろうか。
10代の若者限定というワケでもないにせよ、多少なりと若い世代の「ことば」が反映されていそうな「SNS流行語大賞」(*脚注2.) というものがある。
そちらでの2023年の大賞は
「かわちい」
である。
以下、トップテンならびにノミネート30のラインナップはこんな感じ。
「ユーキャン新語・流行語大賞」(以下「ユーキャン」) のベストテンと比べると、そのテイストの違いは歴然だ。
「ユーキャン」の大賞となった「アレ」はかろうじて5位にランクインしているものの、それ以外の「ことば」は「SNS大賞」のベストテンの中には一つも見当たらない。
逆に「SNS大賞」でベストテンに入った「アレ」以外の9つの流行語は、「ユーキャン」の方でベスト30にノミネートされた「ことば」の中にはどれひとつとして見当たらない。
ノミネート30語に広げても、カブってくるのは「蛙化現象」と「ひき肉です」の2語、意味的にほぼ同じ「AIに描いてもらった (生成AI)」を含めても僅か3語。
こうして見ると、「ユーキャン新語・流行語大賞」と「SNS流行語大賞」とは、本当に同じ言語の1年間の流行語を扱っているのだろうか?――と首をかしげたくなるくらいに様相が異なっている。
なお、参考までに同じ比較を、「ユーキャン」で「村神様」が大賞をとった2022年でやってみると、こんな感じ。
ちょっと文字が小さくなってしまい申し訳ない(^^ゞ💦、
結果としては「ユーキャン」で大賞をとった「村神様」は「SNS」ではベストテンにも入っておらず、逆に「SNS」でベストテンに入った「流行語」で「ユーキャン」の30語にノミネートされているのは、3位の「#ちむどんどん」だけ。
やはり両者の乖離は著しい。
なお、「ユーキャン」にノミネートされている2023年の30語を改めて見てみると、
大賞をとった「村神様」をはじめ
● 大谷ルール
● キツネダンス
● 青春って、すごく密なので
● BIGBOSS
● 令和の怪物
――と、やはり野球関係が多い。正直、多すぎる。
30語中6つ、ある意味野球関係でもある「ヤクルト1000」まで入れたら7つもの「新語・流行語」が野球関係だ。(・_・)💦
なんか、最終的な大賞やベストテンを選ぶ「選考委員会」7人の選考以前、編集部でノミネートする30語の時点で、すでに「野球大好き」人間の集まりが恣意的に選んでいるかのような印象すら受けてしまう。
それでも、ノミネートされたこれらの「野球言葉」が本当に1年間バズりまくって流行していたというのなら無問題だ。
あぁ、日本人って老若男女問わずみんな野球が大好きなのね☆
というだけの話だから。
駄菓子菓子ッ!
私は基本的に「野球大好き」人間なのだが、その私をもってしても上記のノミネートを「1年間を通じて人口に膾炙したことば」としてカウントすることには相当な違和感を覚える。
「大谷ルール」を正確に把握して野球を知らない人にもキチンと説明できるのは、ぶっちゃけ、プロ野球ファンでもごく一部だろう。そんな複雑な言葉が本当に流行っていたか? そもそも人に説明できないようなことばが「ひとり歩き」できるほど流行するか?
「青春って、すごく密なので」は、確かに誰しも感動を覚えるだろう印象深い1フレーズだし、コロナ禍での甲子園大会を象徴する「ことば」として長く記憶してもらいたいような言葉でもあるが、これって本当に「流行」しましたか?――って問いたい。
(1分19秒)
甲子園大会を見ない人、見なかった人、ニュース等でも触れなかった人にとっては、なんのこっちゃ? でしかない。
あるいは大会が終わり、冬になってもこのことばを引用してバズるような現象って、一瞬たりとてあっただろうか?
期間限定という意味でいうなら、「BIGBOSS」も「令和の怪物」も似たり寄ったりラジバンダリ。
「BIGBOSS」こと新庄剛志は、確かに監督に就任した前年の10月からシーズンが始まる前の1月くらいまでは、若干辟易するくらい (笑) メディアに露出しまくってたが、シーズンが始まって以降、スポーツ欄以外で「BIGBOSS」の活字が躍ることなんて、一体どれだけあっただろう?
「令和の怪物」に至っては、プロ野球ファンそれもパ・リーグを中心に見ている私ですら、一瞬、誰のことだっけ?(・_・)――と思考が止まり、「佐々木朗希」という名前が浮かんでくるまでけっこうな時間を要した。
確かに、彼が4月11日に達成した28年ぶりの完全試合はとてつもない偉業だ。だが、この「令和の怪物」もまた、佐々木朗希という一プロ野球選手の異名にすぎず、一年を通じて人々の口の端に上っていたフレーズとは言い難い。
なんだろう、大賞に選ばれた「村神様」まで含め、上記の6つのことばが「新語・流行語」としてごく普通にノミネートされるのって、
「(プロ)野球って、日本国民なら知ってて当然だよね」
とかいう得体のしれない暗黙の諒解とかが選考委員会の根底に流れていないと決して成立しない――
それくらいの偏向傾向が感じられてならない。
ちなみに、1年間とまでいかずともある程度長期間にわたって、それもスポーツだけではなく音楽という分野にまで波及した、という意味で、
「1年間を通じて人口に膾炙したことば」に近いものとしてギリ、カウントできそうなのは「キツネダンス」くらいなものだ。個人的にはそう思う。
なお、こうした「新語・流行語」が真に人口に膾炙し、後々、国語辞典に掲載されるような「ことば」に成長するだろうことを前提とした視点で選ばれた「新語・流行語」もある。
それが国語辞典で有名な三省堂が選ぶ
「辞書を編む人が選ぶ『今年の新語 2023』」だ。
以下のラインナップを見てもらえば一目瞭然だが、「ユーキャン新語・流行語大賞」とも「SNS流行語大賞」ともまた違った目線からの「新語」が並んでいる。
ここでは、ベストテンに選ばれた10語と、選考委員が注目した「選外」の5語を列記するにとどめるが、それぞれの語の選評は、この記事のようなダラダラと長いだけの書き殴りに時間を費やすよりははるかに読む価値があるので、ぜひぜひ目を通してもらいたいところであります (脚注3.)。
では――
大賞 地球沸騰化
2位 ハルシネーション
3位 かわちい
4位 性加害・性被害
5位 ○○ウォッシュ
6位 アクスタ
7位 トーンポリシング
8位 リポスト
9位 人道回廊
10位 闇バイト
選外 オーバーツーリズム
選外 蛙化現象
選外 グローバルサウス
選外 生成AI
選外 近しい
なお、太字で示した言葉は、「ユーキャン新語・流行語大賞」や「SNS流行語大賞」にもノミネートされているものであり、整理するとこんな感じ👇
「ユーキャン」ベストテン……地球沸騰化、蛙化現象、生成AI、闇バイト
「ユーキャン」ベスト30……性加害、オーバーツーリズム
「SNS」大賞 …………………………かわちい
「SNS」ノミネート30 ………蛙化現象、生成AI
こうして見ると、ちょっと興味深いことが分かる。
将来的に国語辞典に掲載される可能性がある一種の「言葉のプロスペクト」ともいうべきものには、主に若い世代が好んで「つぶやく」ことばでは、残念ながら大賞に輝いた「かわちい」しかなく、選外を含めても4つだということ。
その一方で、「ユーキャン」の方は、30語にノミネートした中にも3つ、選外まで含めば6つの言葉が含まれているということ 。
あくまで後々「辞書に掲載されるくらい長く定着する」という観点から見た場合の話ではあるが、「SNS大賞」のような若い世代中心に流行する言葉は定着度が若干「軽い」といえるのかもしれない。
と同時に、その前年ほどではないが3つ (*4) ノミネートされている「野球関連」語は、選外を含めひとつもエントリーされていないということも、チクリと強調しておきたい^m^
ここから見えてくるのは、「ユーキャン」の方が「SNS」よりは将来的に辞書に載るくらいの「日本語」として生き残る可能性が高い言葉をエントリーしているのに、「(プロ)野球」という余計なフィルター装備で選考しているかのような傾向が残念でならない、ということだ。
結局、「ユーキャン新語・流行語大賞」って、誰のための顕彰なんだろう?
――という素朴な問いを発した時、
今のままの選考姿勢が続くのなら、少なくとも、
日本国民全体のためのものとは決して言えない――
そんな気がする。
もちろん「ユーキャン新語・流行語大賞」は別に国民の義務でもなければ、高校入試の必須科目というワケでもない。
あくまでも「自由国民社という民間企業が独自の目線で選考した顕彰」だ。多少開き直って言うのなら、
「40代以上の野球好きの人たちの中での」
新語・流行語大賞
なんですけど、それが何か?
――そう考えれば、それはそれで納得がいくというものではある( ̄∀ ̄)♪
つまり、「ユーキャン新語・流行語大賞」の問題は、メディアの報道姿勢にもかなりの責任があるのではないか、ということだ。
もし、本当に日本国民全体の「新語・流行語」を報道したいと思うのなら、
「ユーキャン新語・流行語大賞」を唯一無二の「新語・流行語」とするのではなく、
今回挙げてみた「SNS流行語大賞」や「辞書を編む人が選ぶ今年の新語 」、その他さまざまな視点や角度から見た「新語・流行語大賞」も同じように報道したらいいんぢゃない?――という話。
そうすれば、
「ユーキャン新語・流行語大賞」って、
ホントに流行ってる言葉って全然ないよね
と若い世代から失笑混じりに後ろ指さされる現況も、少しは緩和される……かもしれない。
「――で、結局、『村神様』ってなんやねん?」
「? おぉ、トラジロー。どした?」
「『どした』ちゃうわ。もう晩メシの時間やっちうねん」
「しまった。もうそんな時間か💦」
「……相変わらず、また野球のこと書いてて、オイラたちの晩メシ時間を忘れてたんやろ――って、なんや、今回はプロ野球ちゃうんや」
「いや、プロ野球で合ってるよ。『村神様』は、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆のことだから」
「へぇ……でも、『村神様』て、なんか大袈裟すぎひん?(=^・^=)」
「そうでもないさ。この年の村上宗隆の成績は
打率 .318、本塁打56本、打点134で三冠王✨、しかも22歳というNPB史上最年少の達成だし、チームのリーグ優勝にも大きく貢献しているんだから。
何より、シーズン56本塁打はあの王貞治が記録した日本人本塁打記録55本を塗り替える大記録だからして」
「おお、それはスゴい(ФωФ)♪」
「しかも、その達成のプロセスがまたカッコええよ♪
この年の村上のホームランのペースて、そらもうえげつなくて、
8月の上旬 (11日) で40本に到達、
9月の頭 (2日) で50本に到達、
9月13日には、王貞治のシーズン本塁打記録55に並んじゃってる。
この時点でスワローズの残り試合が14試合もあったから、王貞治越えはもちろん、NPBのシーズン本塁打記録 (2013年のウラディミール・バレンティンの60本) も十分上回れるペースだったんやな。
けど、こっから村上、14試合、61打席もの長い間、全くホームランが出なくて(;^_^A💦」
「あれま(ФωФ)💦 さすがにプレッシャーもえげつなかったんやろなぁ。 まあ、そこらへんは『村神様』ていうよりフツーに『人間さま』やなw
オイラは、そういう人間くさい感じ、キライやない (=^・^=)🎵」
「で、シーズン最後の143試合目のさらにその最後の打席で56本目が出るというねw」
(0分55秒)
「めっちゃドラマチックやん(ФωФ)🎵」
「そうそう。だから、この年の村上は『村神様』いうて遜色なっしんぐの神がかりの年だったと思う」
「でもさ、言うたらこの村上、顔だけ見とると『神様』いうより『仏様』っぽくない?(=^・^=)」
「( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
……さすがはトラジロー。ええトコついてきよるわ( ̄∀ ̄)🎵
せやな、このどことなくのぺーっと横に平べったい感じ、確かにちょっと仏像っぽいありがたみも感じられるんよね(≧▽≦)」
「きっと、本気で怒らせたらこんな感じちゃう?(ФωФ)?」
「うん、これはコワい。コワすぎる^m^
でも、仏様といえば、昔のプロ野球には神さまも仏さまも兼ね備えたスゴい人もおったけどな」
「?(ФωФ)?」
「稲尾和久。西鉄ライオンズ (現:埼玉西武ライオンズ) の投手やね。
通算成績は756試合登板で、
276勝137敗、防御率1.98、WHIP0.99
という驚異的な数字を叩き出してる西鉄のエースや。
特に、1958年の日本シリーズでは、3連敗からの4連勝で巨人を下しての西鉄日本一に大きく貢献――
ていうか、7試合中6試合に投げて先発が5試合、うち完投が4試合、
第5戦では自らサヨナラホームランまで打ってるし、何より第3戦以降は5連投して26イニング連続無失点、なんてとんでもないことやってのけて、当然シリーズのMVPに輝いとる。
地元の新聞では
『神様、仏様、稲尾様』
て見出しが踊ってたそうだw」
「こらスゴい。――てか、西鉄て、他に投手おらんのかいw」
「当時の三原修監督は、
『3連敗した時点で負けは覚悟してた。で、誰を投げさせれば選手やファンが納得してくれるかを考えると、稲尾しかいなかった』
――て言わはっとる」
「……なんか、今では考えられんクレイジーなことやっとんなぁ……(ФωФ)💦」
「ま、時代が時代だからね。
そもそもこの稲尾って、NPBのシーズンの最多勝記録も持ってて、その記録ってのがなんとシーズン42勝 (笑)」
「だから、西鉄は他に投手おらんのかいってw
てか、42勝なんていうたら、ご主人が推してるファイターズのチーム勝利数と変わらんやんか(=^・^=)🎵」
「やめなさいって(笑) さすがに、もぉちょい勝っとるわw
でもまあ、シーズン140試合で78試合登板、投球回数は404回。
ありていに言って常軌を逸した酷使やね」
「うーん、西鉄ブラックス (笑)」
「野球の神様といえば、こんなんもおるよ」
「元気ハツラツ、オロナミンC?(ФωФ)?」
「大村崑ちゃうわw この人は杉下茂。NPBで初めて本格的なフォークボールの使い手として通算215勝を挙げ、
『フォークの神様』
と呼ばれた名投手よ。
ちなみに通算成績は実働11年、525試合登板で
215勝123敗、防御率2.23、WHIP1.08
昨年の6月に97歳で天寿を全うされたけど、90歳過ぎても古巣である中日ドラゴンズの臨時コーチを務めてたくらい元気だった人やね。
最後の臨時コーチは2019年の春季キャンプだから、93歳の時。」
「元気すぎゆ (ФωФ)」
「あ、『フォークの神さま』といえば、この人も忘れちゃアカンよ」
(4分16秒)
「ん?(ФωФ)?……野球選手ちゃうやん」
「岡林信康。立派な『フォークの神さま』やな(o^-')b♪」
「フォークはフォークでもソングの方やんか。
……てかどんなボケやねん、ご主人。
正月早々、3日も熱出して寝込んでたから、まだ頭いわしとんのとちがうか?(ФωФ)」
「いやあ、ワシ、この『流れ者』って曲が好きでねえ(*´▽`*)🎵
ちなみに、この曲に負けず劣らず好きだった彼の曲があって。
ただ師匠の持ってたカセットテープに入ってた曲だから曲名が分からんかったんやけど、つい先日、ワシのnote友さんの記事で偶然その曲に出逢えて、約40年の時を経て『チューリップのアップリケ』という曲名が判明したんやわ(o^-')b♪」
「……なるほど(ФωФ)
ええ話やけど、ひとつツッコミよろし?(=^・^=)」
「え? なに?」
「いや、横着者の駆け込み寺、Wikipedia情報によれば、『流れ者』のシングルレコードのB面て、その『チューリップのアップリケ』みたいやで。
てことは、ご主人が『流れ者』のシングルレコード買ってれば、自然と『チューリップのアップリケ』も分かったんちゃう?」
「(・_・)……💦💦
そう言われてみれば、師匠のカセットテープ、『流れ者』の後がこの『チューリップのアップリケ』だったような気もする……」
「まあ、フツーにレコードのA面B面の順番にカセットに録音したんやろなぁ、それ(=^・^=)」
「むう……(-_-;)
しかし、ワシが師匠んトコに住み込みで働いてた頃になると、音楽媒体はさすがにレコードからCDにフルモデルチェンジしてたからのぅ……
それに師匠も師匠で、『流れ者』の方は曲タイトルちゃんと覚えてたのに、『チューリップのアップリケ』の方は、あっさり『知らん』てw」
「まあ、とりあえず時間はごっつかかったけど、思い出の曲名が分かってよかったやん(=^・^=)🎵
それより、オイラたちの晩メシは?」
「おお、すまんすまん――」
「……ご主人、このしょもないオチもオイラ既視感あるんやけど」
「いやあ、なんせ3日も寝込んでたからさ(^^ゞ💦💦
買い物行けなくてw
それにほら、前回と同じオチってことは、いわゆる『天丼』ちうヤーツやろ。天丼や思て食べたらけっこうな御馳走やん(o^-')b♪」
「爪立てるぞ💢(ФωФ)💢」
今宵の〆の一曲は、チェッカーズで『神様ヘルプ!』
(4分04秒)
……普通に「フォークの神さま」の『流れ者』の〆め――で良かったんやけどねぇ^m^
正月早々、元日の午後からまるまる3日間、高熱出して寝込んでたものだから、こっちの方が心情的には近いかなぁ……と^m^💦💦
それにしても――
〽神様ヘルプ! ヘルプ! ヘルプ! ヘルプ!
ヘルプ! ヘルプ! ヘルプ! ヘルプ!
――正直、ここまでしつこいと、神さまも鬱陶しいのとちがうか(・_・)
ほーら、怒った(≧▽≦)
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が正月くらいはゆっくりのんびり過ごせますよう
……えっ、とっくに三が日も過ぎた……?(・_・)?💦
最後に
今回の令和6年能登半島地震で被害に遭われました総ての方々に心よりお悔やみとお見舞い申し上げます
こうした時
身体を満足に動かすこともできず
せめて金銭や物資で何か力になれないかと考えても、本当にちっぽけなことしかできない自分の無力さを改めて痛感し
歯がゆくてしかたなくなります
祈ることしかできない自分が情けなくなります
でも、こんな情けなくちっぽけな自分でも
何か力になれることが本当にないのか
いろいろなところから情報を集め
少しでも何か役に立つことがあれば
その時は躊躇することなく惜しみなく微力を尽くしたい――
そう思っています
心から祈ること
心から励ますこと
心から応援すること
今はこれくらいしかできず本当にすみません
一日も早く、平穏な日常と笑顔が少しでも戻ってくるよう
心からお祈り申し上げます
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (210両目) の前の車両です。タイトル「応召義務」と下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
■ 参考・出典
1.
2.
3.