メディアミックス ――画像しりとりはじめました (#32)
(#31)ゾウガメ→「め」→メディアミックス
「テニプリ」のミュージカルがウケるなら
「ダイヤのA」のバレエもアリやろ
……はムリやろ
メディアミックスとは、ある特定の商業作品を売り出す際に、元の作品から派生した商品を幾種類ものメディアを通して製作・展開することによってファンサービスや商品の販促等の拡充を狙う手法のことである。
日本での実質的なメディアミックスの成功例は、1973年に小松左京の小説『日本沈没』があげられる。小説『日本沈没』が刊行された直後、間髪入れずに映画、ラジオドラマ、テレビドラマ等、立て続けに様々なメディアで制作され、それらが相乗効果を生んでベストセラーになった。
実際に「メディアミックス」という言葉を用いたのは角川春樹。
1970年代後半に、自社(角川書店)発行の書籍を映画化する際、その原作作品を映画イメージと連動させた新装カバーを付けて売り出すことで業績を伸ばし「角川商法」なんて言われ方もしていた。
ちなみに、この「メディアミックス」って、和製英語だったりなんかする。
アメリカでは、特定の作品を他の企業やメディアにフランチャイズする、という意味で「メディア・フランチャイズ (media franchise)」というらしい。
「テニプリ」は、許斐剛原作のテニス漫画で、正式タイトルは『テニスの王子様』。
連載当初は一応、普通のテニス漫画だった気もする (笑)が、回を追うごとにとんでもないことになっていく。
その「とんでもなさ」は、とても一言では語りつくせないが、簡潔に印象的なワードだけ抽出すると
消えるわ、増えるわ、デカくなるわ。
……ていうトコだろうか。
(※テニス漫画です)
で、この「テニプリ」、メディアミックスの幅がなかなかにエグい。
小説にテレビアニメにラジオにゲーム。
そして、今回ネタにしたミュージカルに実写映画。
展開しすぎやろ、もう^m^
このミュージカル『テニスの王子様』、
初演は2003年4月30日だが、大反響で2010年まで続き、一応の完結を見た。
一応、というからには当然、続編が作られるのは至極当然であり、その後
『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』2011~2014年
『ミュージカル・テニスの王子様3rdシーズン』2015~2020年
『ミュージカル・テニスの王子様4thシーズン』2021年~
そう、今なお現在進行形なのである。
次に『ダイヤのA』について。
原作は寺島裕二の野球漫画である。現在、第2部にあたる『ダイヤのAactⅡ』として連載ちう。
こちらも、テレビアニメにミュージカル (*1) と「テニプリ」同様、メディアミックスの展開をみせているが、大きく対照的な部分がある。
それは――
『ダイヤのA』では、フライボール革命や二番最強打者論といった、割と最近トレンドになっている野球理論等はとり入れる一方で、『巨人の星』や『侍ジャイアンツ』に出てくるような『魔球』は一切出てこないという点である。
そう、
消えたり、増えたり、デカくなったりはしない
のである。
もちろん、試合中に人が死んだり廃人になったりすることも断じてない。
まあ、スポーツはこうであってほしいものである✨( ̄∀ ̄)
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が
スポーツするなら死なない程度に頑張れますよう――ファイト👍
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (32両目) の前の車両です。タイトル「ゾウガメ」とネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。