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徒競走                  ――画像しりとりはじめました (#25)

(#24)バースデープレゼント→「と」→徒競走

♪だけど彼ったら 自分もヒコーキもオネツなの♪
『私の彼はパイロット』by飯島真理

「いや、これ徒競走じゃなくね?」
「航空科はこれで走るのが認められてるってよ」
「認められてる、ってなんかメリットみたいな口ぶりやけど
 どう見てもハンデやろ、これ

……ていうか、高校生にもなって運動会って、正直どうよ?」



学校法人日本航空学園が運営する
日本航空高等学校と
日本航空高等学校石川
この二校は、実際に「航空科」が設置されている、日本でもレアな高校である。勿論、ネタ画像のような運動会が行われているかどうかは、あえて定かではない(笑)。

学校名が示すとおり、航空科ではパイロットやキャビンアテンダント、航空整備士といった、航空業界を目指す人たちが多いようだが、普通科の方には「スポーツ・芸術特進コース」というものもあり、
日本航空高等学校(山梨キャンパス)では
・野球…1998年春・夏に甲子園出場
・バレーボール…2003年、2022年に春高バレー出場 (2022年は優勝)
・サッカー…2012年に全国高校選手権出場
日本航空高等学校石川(能登空港キャンパス)では
・ラグビー…2005年に花園出場
・野球…2009年夏、2017年夏、2018年春(ベスト8)、2020年夏に甲子園出場

――と、スポーツ関係もそこそこ強いようである。

詳しくは学校ホームページへGo ↓↓↓


運動会。
運動が得意な子にとっては一世一代の見せ場であり、運動が苦手な子にとっては憂鬱極まりない一日である。

私の場合は、持病の関係で多少の制限はあったものの、運動そのものはそこそこ人並み程度にはこなせていたので、とりたてて憂鬱には感じなかった。が、集団行動が苦手、というかめんどくさかったので、こういう、クラスで一致団結、赤勝て、白勝て~ ♪ 的なノリは、正直シンドかったのを覚えている。
今にして思えば、未熟な横着者だ。

そんな運動会、北海道暮らしの方が圧倒的に長いほぼ道産子の自分の感覚としては、開催時期は「春」が常識だった。
が、長じるにつれ、全国レベルでは常識なのは「秋」なのだと知った。

まあ、冷静に考えてみれば、1964年に開催された東京オリンピックの開会式が10月10日で、その後、10月10日が「体育の日」という国民の祝日になったのだから、「運動会=秋」を常識と言われたらまぁ納得するしかない。

そういえば、俳句の世界でも「運動会」は秋の季語だ。
 
現物の確認がとれなかったので、あくまで参考としての話になってしまうが、1985年に全国の小学校を対象としたアンケートでは

春開催 32.2%
秋開催 48.1%
春・秋開催(*2) 19.7%

*2:春・秋開催:かつては運動会は春と秋、年2回開催されていた時期もある。その場合でも秋の方が規模が大きい、という傾向はあったもよう。ちなみに『大運動会』という言い方が時折見られるのは、その2回開催の名残りともいえる。

と、体育の日が制定されてから20年、秋開催の運動会は、約3分の2というマジョリティを獲得しているらしい。
春派の道産子、げしょげしょ💦である。

ところが、最近になってくると、事情にやや変化が。
2019年5月25日付の毎日新聞の記事によると、運動会の開催時期についての調査結果では

春開催54.3%
秋開催45.7%

と、僅差ではあるが春開催がメジャーに転じているではないか。

理由としては以下のような要因が考えられそうだ。

  • 文化祭や学芸会、遠足等、秋の行事は他にも多いので分散させてバランスを取り、かつ授業日数の確保を図る (学校サイド)

  • 受験を睨んだ場合、秋は追い込み時期でもあるので、勉強に集中させたい、あるいは無用なケガはアホくさいので避けたい (親サイド)

  • 平均気温の上昇で、秋開催といえど熱中症のリスクがある (学校、親、その他すべてのサイド)

どの理由も納得だが、特に熱中症のリスクについては、ちとシャレにならない問題といえそうだ。

今はまだ、運動会を実際に開催する10月というよりも、その準備や練習に時間を費やす8月末から9月の熱中症リスク、ではあると思う。

が、平均気温が年々上がっている日本の現状を考えると、いずれは「運動会」が春の季語になってしまう日が来てしまうのかもしれない。

屋外でスポーツをするのが危険な季節、秋。
そんな日本は見たくないなぁ…(*´Д`)

春の運動会が当たり前な道産子の私も、酷暑の夏が涼しい秋に交代したわずかな期間の「スポーツの秋」はそれなりに好きな季節なのだ。
そんな秋がなんとかキープできるといいのだが。

頑張れ、ニッポン。
頑張れ、地球。

……てか、人類、結局おまへらが一番頑張れ。
これ以上、地球に負荷かけずに、もちっと優しくなってみませんかい……😞


明日も、なるべく多くの人が
自分にも他人にも地球にも優しくなれる一日でありますよう💚


■ おまけ

今回の画像しりとり列車 (25両目) の前の車両です。タイトル「バースデープレゼント」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
嬉しさのあまり段ボール製のヒコーキをかかえて町内一周し、一着でゴールしてみせます←そら参加者1名やからな( ̄∀ ̄)



■ 参考・出典



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松平雅楽守
こんなダラダラと長ったらしい記事に最後まで目を通していただき、その忍耐強さと博愛の御心にひたすら感謝☆です ありがとうございます ご覧いただけただけで幸甚この上なっしんぐなので サポートは、私なんかではなくぜひぜひ他の優れたnoteクリエイターさんへプリーズ\(^o^)/♪