別れ ――画像しりとりはじめました(#17)
(#16)携帯電話→「わ」→別れ
「もうお会いできませんの?」
「たぶんね」
手塚治虫の不朽の名作『ブラックジャック』の名ゼリフが元ネタ。
ラストシーンの
「もうお会いできませんの?」
という女性の問いに
「たぶんね」
クールに決めて去っていくブラックジャック。
後ろ姿だったのも印象に残っている。
――と、なんかあやふやな表現でしょ(笑)。
さもありなん、これ、一切が自分の記憶で、オリジナルをちゃんと確認していないからして。
このあやふやな記憶をリマインドさせようと、何年か前に文庫版で改めて買い揃えた『ブラックジャック』セットを探しに、物置と化している蔵書部屋で一時間以上格闘したのだが、まぁ出てこない出てこない💦
普段から、蔵書やらなんやらを散らかしっぱなしにして、部屋の掃除や整理整頓とかも怠っていると、いざという時にこういうことになるのだなぁ…と反省しきり😫
あたら時間を無駄にしてしまった……。
かろうじてラスト前の1コマだけはネット上にあったので、とりあえず貼っておく(^^ゞ
『ブラックジャック』セットが無事発見されたら、第何話のどんな経緯だったか等も含め、描きなおそうと思うが、今はとりあえずこんなグダグダな状態で失礼m(__)m
さて、話は変わり、
『スーパードクターK』(真船一雄著・1988~1996年、単行本全44巻)
という漫画がある。
タイトルどおり、「スーパードクター」が活躍する医療漫画なのだが、この主人公KAZUYA (西城カズヤ) がなんかスゴい。
天才的な頭脳を持ち、
医療に関する知識もテクニックも神業レベル、
肉体もそんじょそこらの格闘家より強そうな無敵のBODY、
という、むちゃくちゃチートな設定なのだ。
性格はというと、社会的弱者には優しく悪に対しては容赦なっしんぐ、良くも悪くも口調が歯に衣着せぬ、ていうか、歯が風邪ひくくらいすっぽんぽん状態の物言いという、
まぁ、ザックリ言えば
『ブラックジャック』の設定を羽織った
『北斗の拳』のケンシロウ
といえば分かりやすいかもしれない。
主人公の設定がこんなんなので、他の登場人物にも、オリジナルが透けて見えるようなパロディチックな人がけっこう多い。
またストーリーの端々にも小ネタ的なパロディがちりばめられているのも、この漫画の特徴だったりする。
第36話 (単行本第5巻) のラストシーンが、まさにこの『ブラックジャック』第■話 (←くっ…特定できぬとは…) のパロディなのだ。
事件が一件落着し、最初はKのことを流れ者のうさんくさい医師と思っていた女医の七瀬恵美とも打ち解け、Kが去っていこうというシーン
キターーーーーー!\(^o^)/!
『ブラックジャック』のオマージュ(o^-')b♪
だが、ここからの展開が……
え?( ゚Д゚)
……いや、そこは
「たぶんね」
ちゃうんかいっっっ!wwwww
フツーに受けちゃったよ^m^
もっかい再会しましょ、どころか何度でもオケーイ♪って……
このラストシーンなんか、オリジナルの展開を裏切るどころか、さらに開き直ったかの如きエスカレーション。
むしろ清々しく感じるわ( ̄∀ ̄)
しかも、Kの「何度でも…」というこの後ろ姿、
確認とれないのが残念なのだが、『ブラックジャック』オリジナルのラストシーンも、こんな感じの後ろ姿で
「たぶんね」
と言っていたはずなのだ。
『ブラックジャック』のパロディを入れつつ、最後の最後でちょいとひねってみる、ある意味結末真逆なのにラストシーンの後ろ姿だけは合わせる、といった芸の細かさには、なんかこう、作者のしてやったり感が垣間見えてなんとも痛快である(*´∇`*)
そんなこんなで
明日も、なるべく多くの人が
整理整頓された部屋で心穏やかに過ごせますよう🧹
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (17両目) の前の車両です。タイトル「携帯電話」と下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。