41歳の僕から22歳の僕へ、ずっと書きたかった1通の手紙。
拝啓 22歳の僕へ。
今ごろ、新入行員研修で悪戦苦闘している頃だろうか?
人事から出された課題もそこそこに、毎日酒ばっかり飲んでるんだろ?
女性の同期とあわよくばワンチャンないか、物色してるんだろ?
我ながら本当にしょうもない奴だ。
41歳の僕が何をしてるかって?
僕はニートになっている。
大事なことなのでもう一度いう。
僕はニートになっている。
昼間からブラブラしている。
じゃあ、ニートになるのを回避するためにこの手紙を書いたのか?
いやいや、そんなことはない。
むしろ、ニートになって充実した日々を送っている。
周囲にも恵まれ、最近はなんとなくだけどやりたいことの方向性のようなものを見つけ、新たに仲間や友人もできて楽しくやっている。
??
意味わからんだろ。
僕も新卒で就職した時には、想像もしてなかったよ。
まあ、あんまり人生ネタバレするのも面白くないと思うので。
妻と2人の子どももいて、楽しくやってる。とだけは言っておく。
適当に生きるな
ここで、もっと英語を勉強しとけとか、もっと仕事に打ち込んどけとか、ありきたりなアドバイスをするつもりは毛頭ない。
伝えたいアドバイスは一つだけ。
君がかつてハマっていたあのゲームのセリフを言っておく。
「適当に、生きるな!!」
今、やる! と思ったことにひたすら打ち込んどけ。
仕事でもいいし、遊びでもいいし、人付き合いだっていい。
今ここにあることに集中する!
失敗したっていい。失敗だってネタになる。
適当に生きてないやるだけやった行動の積み重ねが、今の自分を作っている。
おっさんになるのも、なかなか悪くないぞ
ついでにもう一つ言っておく。
おっさんになるのも、なかなか悪くないぞ。
満員電車で毎日死んだような顔をしながら出社して。
上司や顧客に媚びへつらうような、そんなおっさんにはなりたくない。
そう君は思ってんだろうな。
でも、そのうち君も気づくだろう。
そんなおっさん達にも、一人ひとりにストーリーがあって守るべきものがあるんだって。
年を取るにつれて、色々な経験ができる。
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婚約者の実家に初めて挨拶に行く時の手が汗ばむような緊張、家族が増えた喜び。
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頼りなかった部下が成長してくれて、プレゼンで堂々と喋り、嬉しそうに案件を獲得した報告をしてくれる。
これら一つ一つがかけがえのない体験だ。
そして、経験したからこそ、他の人の痛みもわかるし、共感もできるし、分かち合うこともできる。
年取ってから涙もろくなるのは、共感力が育っているからだ。
確かに若い頃のような体力もない。
明け方3時まで取引先と飲みに行って、仮眠してそのまま出勤する。
なんて芸当はもうできない。
いつまでもあると思うな……、なんて言葉があるが、
限りがあるからこそ、人生は面白い。
経験は次の経験を生み、さらなる豊かさを運んできてくれる。
適当に生きず、やりたいことをやってくれ。
では、そろそろ筆を置く。
グッドラック!! 22歳の僕よ!
PS、地区の若手行員飲み会で一緒になった女性のS先輩。
あの人には気をつけろ……清楚そうに見えて実は……
まあ、忠告しても君はきっと突撃していくんだろうけどな。。。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ドイさんが企画された「40歳」というテーマで記事を書いてみました。
もし、今の自分が新卒の自分にアドバイスをするとすれば、どんな言葉を送るかな、なんて。
僕、記憶力が悪いせいか、人生においてあんまり後悔ってないんですよね。
もっと遊んどけばよかったな。
海外留学してみたかったな。
法人融資の企画部隊とかに志願しておけばよかったな。
おい、あるやないかい(笑)
まあ、それも含めて今の自分を形作ってるし、
人生2周目はないですからね。
結局のところ、「今を生きろ、適当に生きるな」ってアドバイスになるのかな。
みんなも書いてみようぜ!
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