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スマホひとつで人生が変わる?20歳のキミが知らないとヤバいSNSとお金の真実

20歳になった息子へ
SNS社会とキャッシュレス時代に潜む危険を知ることの大切さを語ります。



今、キミは20歳。

青春の真っ只中にいて、新しい経験や出会い、キラキラとした可能性に満ちた日々を過ごしていることと思う。けれど、今だからこそ、伝えたいことがある。

それは、このSNSが支配する時代、そしてキャッシュレス社会が進む現代において、キミの人生にひそむ大きな落とし穴についてだ。

無意識に忍び寄るマーケティングの罠

まず、SNSの大きな魅力に目を向けよう。日々、たくさんの人が発信を行い、情報が洪水のように流れてくる。

友達やフォロワー、憧れの人たちが発信する内容に触れることで、まるで自分も一緒にその流れに乗っているような一体感を味わえる。

ただ、その一方で、SNSには、誘惑には見えないようなワナがあることも忘れてはならない。

実は、多くの情報が巧みにマーケティングされていて、キミが無意識のうちに購買意欲を駆り立てられるように仕組まれている。

まるで静かに背後から忍び寄ってくるように、「これを買えばいいんだ」「これが欲しい」と思わされてしまうんだ。

例えば、友達やフォロワーが「このシャンプーすごく良かったよ」と紹介していたとする。

それを何回も見ていると、「じゃあ自分も試してみようかな」と思うかもしれない。

自分の仲間たちが、今度ライブに行くと聞いたら、「自分も行かなきゃ、行かないと置いていかれるかも」と不安に駆られることもあるだろう。

これらは決して悪いことではないし、楽しさや充実感を得るための手段でもある。
SNSを通じて、今まで知らなかった情報にアクセスできる、ってメリットもあるからね。

しかし、SNS上で発信される情報が、実は巧妙に作られたマーケティング戦略の可能性もあるということを忘れないでほしい。

何気なく見ている広告や、友達のポストすら、キミの購買行動を促すように計算されていることもあるんだ。

お金の「実感」が消えるということ

特に、キャッシュレスが進んだ現代において、これまでとは違う消費の危険性が生まれている。

スマホでピッと決済が完了する時代。手元に現金を持たずとも、スマホ一つでほとんどの買い物ができてしまう。

でも、ここに大きな落とし穴があるんだ。

お金を使う「実感」が消えてしまう、という点だ。

実際にこんな実験がある。

アメリカの大学で行われたもので、バスケットボールのチケットを購入するグループを
「現金で買うチーム」と「クレジットカードで買うチーム」に分けたところ、クレジットカードで支払ったチームの方が、多くの金額を使ったというデータが出ている。

*という話を聞いた気がするのですが、ネットにソースがなかったので、ベネッセの研究によると、現金派の人よりもクレカ派の人の方が1.7倍の消費をする?、という記事を貼っておきます。

お金を使っている実感が薄れると、どれだけ使ったかを意識しづらくなってしまうんだ。

これが、キャッシュレス社会の怖いところ。
お金がただの数字になり、手にしたものが「自分のもの」という感覚が薄れてしまう。

そうすると、気がつかないうちにお金を使いすぎてしまうんだ。現金だと財布の中身が減る感覚があるけれど、スマホやカードだとその感覚がほとんどない。

だから、ついつい使いすぎてしまうんだよ。

リボ払いと消費者金融:決しておすすめできない選択肢

ここまではまだ、自分の収入の範囲内でやりくりしている限りは大きな問題にはならない。

けれど、もっと危険なワナが待っている。

それが「リボ払い」や「キャッシング」「消費者金融」だ。

これらは、絶対におすすめしない。
なぜなら、簡単に借金ができてしまい、しかもお金に縛られる生活を長く送ることになるからだ。

例えば、キミが正社員として働いているとしよう。スマホの操作をほんの15分くらいすれば、100万円もの大金をすぐに融通できてしまう。

でも、そのお金には高い金利がかかり、毎月の返済額の大半が利息に消えてしまう。いつまでたっても元金が減らない。

タチの悪い借金をするということは、自分の未来の自由を削ってしまうことなんだよ。

だって、利息をつけてお金を返すのは、未来のキミなんだから。

返済のために毎月のお金を、そして自分の人生が縛られてしまう。

気づけば「どうしてこんなに借りたんだろう?」と後悔のドン底に突き落とされることになる。

SNSがもたらす危険:浪費と人生の変化

SNSを使う上でよく注意されるのは、

・知らない人と会わないこと
・誹謗中傷をしないこと などだけれど、

本当はもっと隠れた危険がある。

それが「ムダなものを買わせる仕組み」だ。

キミが気づかないうちに、多額のお金をSNS経由で消費してしまう可能性があるんだ。

もしかしたら、SNSを通じて手に入れたものが、無駄ではなくても、必要以上の出費を生む可能性がある。

最悪の場合、それがキミの人生を悪い方向に変えてしまうことも……

SNSは現代の鋭利なナイフのようなものだ。使い方次第では、役立つ武器にもなるし、自分を守る道具にもなる。

でも、使い方を誤ると、破滅への片道切符になる危険もあるんだ。

自分の「決断力」を信じ、賢く生きる

だからこそ、キミには一つ大切なことを覚えておいてほしい。

それは、「自分で決断する」という力だ。

キミはこれから、多くの選択肢にブチ当たるだろう。

誰かが「これがいい」と勧めてくる商品、みんなが行くと言うイベント、それを断るのは時に勇気が必要だし、孤独に感じることもあるかもしれない。

でも、その瞬間こそ、「これが自分にとって本当に必要なものか」を見極める絶好の機会なんだ。流行や他人の意見に流されて生きるのではなく、キミ自身が何を大切にするか、どうしたいのかを常に問いかけてほしい。

キミが汗水たらして手にしたお金は、ただの数字じゃない。お金には、キミがこれまで積み上げてきた努力や時間、そして人生そのものが詰まっている。

だからこそ、キミの時間や努力を、もっと大切なこと、キミ自身の成長や未来に投資してほしい。大切な人のために使ってほしい。お金は道具だ。キミが望む未来を築くための、力強い味方にだってできる。

未来は、キミがどんな選択をするかで大きく変わってくる。どうか、自分の足でしっかりと歩んでいってくれ。

親父より、愛を込めて。


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*ちなみに僕の息子は今、10歳です。

現在5分ラジオで、10年後、20歳になった息子への遺言、という形で

おすすめの本や、女性との修行や、お金との付き合い方などを発信しています。

今回は、ラジオで喋りきれなかったことを文章にさせていただきました。

もしかしたら、10年後はさらに、SNSやキャッシュレスが進んで、我々には想像もつかないようなことが起こっているかもしれませんね。

……

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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