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Sex and the ゲイ city~インテリアデザイナーの罠~


みなさん、オンラインデート相手の職業って気になりますか?

オンラインでの出会いの場合、職業を聞いて勝手に妄想が膨らみ過ぎて、先走ってトキメイちゃうなんて人も中にはいますよね。身長とか顔写真とかと併せて職業まで分かってると、相手の全体像がなんとなく見えてきますよね。会う前に出来るだけ情報を蓄積して、イメージを膨らませていくのは楽しいものです。


Meはちょっとした職業フェチ。それがどんな仕事であっても、一生懸命働いている姿を見たら、ドキドキしちゃう。何かに打ち込む姿は惚れる要素たっぷりです。


ちなみに2021年の男性の職業のモテルランキングはというと、、、


1位:医師
2位:美容師
3位:パイロット



なんかパッとみ昭和臭がするのは気のせい?


グレイズアナトミー級のイケメンだったら分かるけど、
医師は、白衣を着てても不細工多いしセンス悪いの多いから金目当てであることが想像できるよね。


ちなみにクレイズアナトミーだったら一番好きなのはこの人。



その辺にいそうなヤヤやんちゃな青年感がたまらん。


美容師っていったって、後ろ髪がチョロチョロした地方のサンダルヤンキーも含まれるだろうし、

パイロット好きとか言ってる人って、成りすましメールとかで騙されてアッサリお金を振り込んじゃいそう。


ちなみに、Meのトップ3はというと、、、








1位:パイロット(爆)
2位:ミリタリー系
3位:インテリアデザイナーや建築家


いやー、パイロットの制服姿はホント危険。
スチュワーデス物語世代のMeからしたら、パイロットに憧れない理由がないわけよ。

2位のミリタリーも制服姿かな~。

迷彩服の下の下着はカルバンクラインの白いブリーフを想像しちゃったりして、、、昔、目の保養によく米軍基地に入り浸ったもんだわ。


で、一番危険なのが、1位と2位のコンボ。


ミリタリーでパイロット(笑)。


機長室でミリタリー系パイロットの制服姿の写真のイケメンからメール来たら、絶対に返事しちゃうもん。



それで、


ナンチャラカンチャラお金が必要と。


またまた~。騙されないぞ~。


お金がないと、身の危険が、、、


いやいやいや、そんなわけないでしょ。


家族も困ってて、すぐにお金が必要なんだけどなー。


え?結構、、、、本気??


このままじゃ君に会えない、、、




振込先、教えて貰ってもいいですか?

UFJ銀行からでも振り込めますか?


みなさん、こういった詐欺には注意しましょうね!



それで、この第3位のインテリアデザイナーや建築家が出会い的には結構現実的ではあるのかなと思うのですが、実際なかなかインテリアデザイナーっていないのよ。


やや知的でインドアでオシャレで洗練されているイメージではあるのだけど、結構オネー系が多いイメージ。ファッション系とかコスメ系の職業のゲイもね。


そんな中出会ったのが、オランダ人、白人青いお目目のインテリアデザイナーの三平。39歳。


名前の由来はちょっと一旦置いておいて。後で分かるからね。焦らない焦らない。


インテリアデザイナーって職業を聞いた瞬間、テンションがグワーっと舞い上がったわけ。


だって、Me的には好きな職業第三位で、お金を振り込む必要も無さそうでしょ。


実際のその彼は、メールでの話も気さくだし、写真は顔写真ばかりだったけど、結構タイプ。


メールのやり取りも、オハヨウからオヤスミまでマメだし、話題も尽きないし、お互い惹かれているのを感じるわけ。一番楽しい時よね。


で、段々仲良くなると心を許し始めて、何気ない普段姿の写真とか送ってくるわけね。まーやや油断した写真よね。Meの場合、この何気ない写真でも絶対に油断はしない。だって、会う前に万が一不細工って思われたら出会いのチャンス失うじゃない。


これ食べたよ~

とか

ドコソコ行ってきたよ~

とか。


そのうち、更に心を許すと、自撮り写真とかを相手に送り出すのが通常パターン。もう気が合うっていうのは分かっているから、多少雑な写真(不細工)でも嫌いにはなられないであろうという心理が根本にあるのんだよね。それでもMeは油断はしない(笑)。


でも、その彼から送られてくる写真のほとんどが帽子付き。



結構、写真を送ってくれるんだけどほとんどが帽子付き。



もう、この時点でハゲは確定なんだけど、基本、ハゲててもちゃんとケアーしてれば清潔感あるし全く問題はない。むしろ色気があって良いと思う。特に外国人は。+ヒゲだったら尚ヨシね。


気になったのが、、、、服装。


インテリアデザイナーって、なんかスーツジャケットにシャツにジーパンみたいな、、、ちょっとカジュアルでちょっとフォーマルなイメージ。


彼が送ってくる写真のほとんどが、


ワークキャップに、ダウンジャケットのベストにネルシャツみたいな、、それに加えて大きな眼鏡。



インテリアデザイナーっていうか、、、



釣り吉?(爆)

ガマカツ系?オランダにもあるのか?ガマカツ。


送ってくる部屋の内装写真もあまりパッとしないし、、、


本当にこの人、インテリアデザイナーなのかしら?っていう疑問を持ちつつ、電車で1時間半かけて、彼の住む街で初ご対面。


待ち合わせのレストランのテーブルで先に座って待っていた彼。



服装は送られてきた写真と同じで釣り吉だけど(笑)、写真よりも実物が全然良い!好印象!オランダ人にしては英語もすごく自然だし、ウェイターに対する態度とかもすごく紳士。


釣り吉だけど(笑)。



室内なのに帽子を被っている。

のは、まー、ハゲ事情であるのは明白よね。


うんうん、分かってるって。Meは全然気にしないよ。


センスの有無は置いておいて、やや怪しかったインテリアデザイナーも本当みたいだし、なんだかすごくいい感じ。


ワインも結構飲んで、楽しい会話をして、終電もそろそろ近づいてきたからお会計をするために二人とも立ち上がったんだけど、



うん?



結構体重ある?


ってか、



かなり太目?


ややダボダボな服装からでも丸みが分かる感じ。


そっか、、、だから出会ったアプリのプロフに体重が書いていなかったわけだ。

これって結構あるあるで、身長は書くけど、体重を書かない人は、写真も基本顔のみ。全体の体型はほとんど見せない。会話の中で体重を聞くのって結構勇気がいるし、まー多少太めでもMe的には全然範囲内だから、まったく問題がないのだけど、ちょっと想像以上に太目であったのも事実。


インテリアデザイナーと釣り吉に気を取られて、体重の事とか全然ノーマークだったわ。テヘへ。


家に泊まりに来る?とかもなく、そもそも翌日Meは朝から用事があったし、終電間際に2人で駅に到着すると、、、



なんと、電車が止まっているじゃないか(笑)。


駅の構内からは人が全員追い出され、何やら異様な雰囲気。


近くの人に何が起きているのか確認をすると、


駅の構内に置かれているスーツケースの中に、爆弾が入っている疑惑があると。


爆弾が入っている疑惑。


なんじゃ、それ(笑)。


ここにいるのもそもそも危ないんじゃ、、、


電車の再開も全く目途も立っていないようで、駅にいる人たちは結構ザワザワしている。


もう終電間際だし、、、このままだと家には辿り着かなそう。


あ、確か、この釣り吉。1人暮らしって言っていたような。


このままいつ再開するか分からない電車を待つのであれば、彼の家に泊まって、始発で帰る方が余程現実的ではあるのだが、自分からはなんか切り出せない。


だめだ、このままだと帰れない。どうしよう。
と困っているMeに対して彼は、


「タクシーで帰れないの?」

タクシーなんて200ユーロはするわ。


「ホテルはどう?」

ググったら土曜は100ユーロ超えだわよ。


「車でちょっと先の駅まで送ろうか?」

その駅でも電車が動いてなかったら同じことだわよ。



こんな押し問答が続き、、、、


なかなか、家に来る?って聞いて来ない彼。

もう、最終手段を使うしかない。


「このままだと、Me、駅の外で朝まで過ごすことになるかも~」


全くそんな気もないのに、見知らぬ土地で一人ボッチな寂しい日本人を演出してみる。いや、電車が動かなかったら、朝まで外も大いにありえる。

てか、爆弾が爆発するかもという不安と帰れないイライラで、オランダ在住史上で最もストレスがマックスに達したその時、


「泊めてあげたいのはヤマヤマなんだけど、元カレがまだ住んでるんだよねー」


でたー。

元カレがまだ住んでいる案件。

元カレなのか、元カレが現在ヤリトモなのか、元カレと言いつつ彼氏なのか、


嘘か誠か、幻か。


この際、そんなことは正直どうでもいい。結構緊急事態ではあるから、その元カレと呼ばれている人に事情を説明して、トイレでもいいから泊めてくんねーかなー。


とは、聞けず。プライドも許さない。


お泊り、ハイ、消えた―。

爆発しちゃった方が楽そう。


このまま彼を留めておくのももう限界だし、そもそも、なんかどーでも良くなってきて。

そんなタイミングで、爆弾はどうやら無かったらしく、駅が再開し、チャッチャと釣り吉に別れを告げ、


見知らぬ街で、急に一人ぼっちになったような。


臨時的なスケジュールで電車が運行するようなのだけど、周りの人に聞いても、誰も分からないと。どの電車がどこに向かうか地元民も分からないのに、来たばかりのMeはどうしろと。


あー、結構寂しいかも。


初めてこの国で、物凄い素朴感を得るのでした。


結局、電車は家からやや遠い駅に到着し、最終的にタクシーで深夜の2時に帰宅。


その後も、その彼からはメールが来つつも、徐々にフェードアウト。


あの時、

「僕も駅の外で朝まで一緒に過ごすよー」


って言ってくれてたら、最高のロマンスだったのに。



そんな奴、この世には存在しないか。




















































写真で見るよりも顔は全然好み。全然イケイケ。

でも、体型が、、、、長袖長ズボン越しでも分かる


ポチャ以上デブ未満


この2つの間って何ヨ。ポチャブ?


北斗の拳で聴いた事ある響き。





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