3ヶ月をふりかえる~NZワーホリ日記vol.4~
NZに来て今日で4ヶ月が経った。
わたしのNZでのワーホリは6ヶ月の予定なので、ちょうど折り返しというところ。(早い)
1ヶ月ごとに1日のスピードが加速している感じがする。
最近、ラジオで日記のようにおしゃべりするということを始めた。
ラジオはもともとコロナになって家で過ごす時間が増えたこと、車での通勤のおともがてらに聴き始めたことがきっかけでハマって、聴くようになった。
お気に入りのラジオ番組のように自分でもやってみたくなって始めてみたものの
なかなか続かなかった。
ちなみにいろんなラジオ聞いてますが、
わたしの2大推しは「コテンラジオ」と
「チャポンといこう」
同僚でもありよきお友達でもあり大好きな津和野のお姉さんももさんの影響を受けて、日記的にひとりで話してみるラジオを試してみたらよくて、不定期ではあるが声で日々を残すようになった。
これが現時点では楽しく続けられていて、どうやらラジオでの配信はわたしにあったアウトプット(表現)の一つのようだ。
(詳しくはももさんとのおしゃべりラジオで☟)
ちなみに、そんなももさんのはじめた新たな活動もとっても素敵なのでここでシェア☟
わたしも、ももさんの問いを通して自分の気持ちも向き合う時間をもらってます。
一方で、書くことはやっぱり重たい。
もともとは1ヶ月に一回あげようと思っていたけれど、下書きばかりが溜まってしまっていた。
でも、やっぱり書くことは好きだから、あきらめたくない。
いつかエッセイ本を出すのも、いつか叶えたいことのひとつだ。
ということで、もう少し向き合ってみたくて今、キーボードを叩いている。
なぜ、わたしにとって書くことは重たくなるのか。
それは、人の目を気にしすぎるから。
そして完璧(きれいなもの)を目指そうとしてしまうから。
書き終えた後に何度も何度も読み返し、編集する。書き直す。
その間にその時の気持ちや思いや温度感が薄れていって、書けなくなる。
自分のきもちや感情にしっくりくることばがみつからなくて、あれこれこねているうちにだんだん、どんなことばでこのきもちを表現したらいいかわからなくなってことばの迷子に。その繰り返し。
わたしにとって感情は湧いてくるもの。あふれてくるもの。
それをあふれてくるままに書く。
その勢いで綴らないとせっかく湧いてきた自分のきもちがこぼれて消えていってしまう。
わたしの内側から湧いてくるきもちやことばをすくいあげるように、
ここに残す。と決めた。
編集はもうしない。
読み手の受け取り方は読み手にしか委ねられない。
一度出してしまったものはもう戻せない。
そのことばの難しさと怖さを知った上で綴る。
ここにあふれてくるままのきもちを書いて置いてみようと思う。
わたしのnoteを読んでくださったみなさんがどう思うかは、わたしがどれだけ手をつくしてもそのひとのものだ。
そう思えたのも、大好きな北欧暮らしの道具店さんの新しい動画を見たからだった。(本当に素敵だった…)
読んでくれる人すべてに共感してもらえる、ためになるいいnoteはわたしに書けないかもしれないけれど。
このnoteを読んでなにかそのひとにとって心動くものがひとつでもあったらそれはとてもうれしい。
けれど、まずは、だれよりも、わたしのために書く。
ということでおつきあいいただけましたら。
さて、まずは大きな変化として、わたしはこの10月から拠点を北島から南島に移した。
NZに到着して最初に訪れたオークランドには3ヶ月と2週間ちょっといたことになる。
当初、このオークランドでの滞在は、銀行関連の手続きを済ませ、仕事が決まるまでの仮暮らしの予定だった。
しかし、滞在し始めたのが冬だったこと、雨が続く天候、コロナ明けでワーホリの人が増えていること….
理由は一つではないと思うけど、なかなか(わたしが思っていたようには)仕事が思うようには決まらなかった。
そこでホステルでの滞在を伸ばしつつ、仕事を探す日々がしばらく続いた。
オークランドでのお仕事について
やっと決まった仕事は、日本茶カフェだった。
たまたま道を歩いていて見つけた日本茶のお店。
窓には求人募集の張り紙。オークランドで働く予定はなかったけれど、
日本で習っていた茶道の経験が活かせるかも!
お茶を通してNZの人たちとつながれるなんて!
大好きなお茶文化の素敵さを伝える、シェアできるお仕事ができたらうれしい!とワクワクした。
ここで働けたらいいなと願いながら、ひとまずメールを送る。
返事を待つもなかなか返事が来ない。そわそわ。もやもや。
明日、来なかったらもう別の都市に行こうと決めたその日、ダメ押しでもう一度お店に聞きにいったら、マネージャーに連絡してくれたようで、明日、面接どう?ときた。(タイミング…)
新店舗が7月末にオープンするということでそのオープニングメンバーとなるべく、シティ店舗での研修が始まった。
なかなか思うようにシフトが入らず(フルタイムで働きたかった)、お金の不安にそわそわしつつ、自分の要領の悪さに落ち込み、メニューやつくりかたを覚えるのにも苦労した。
新店舗のオープニングスタッフとして採用されたものの、工事がなかなか進まず、予定より2ヶ月も遅れてのオープンとなり、残念ながら2週間ほどしか新店舗で働けなかった。(ちょっと心残り)
チームメンバーはとてもいい人たちばかりで、もっとこのチームで働きたいなぁともう少し長く続けられる方法を探ったりもしたくらい。(結局、次の仕事の契約の関係で難しかったけれど)
だれと働くかって大事。
お客さんと日本のこと、お茶のことをいろいろ話せたのも嬉しかった。日本人でよかったなぁ。もっと英語で自分の国のことを語れるようになりたいなぁとも思った。
また、いくつかCVを送った先で日本の旅行会社での仕事も決まった。
こちらはツアーごとのお仕事のため、かけもちすることに。
いつか日本と海外をつなぐことがお仕事としてできたら…そんなふうに思っていたわたしにとって、旅行会社でのお仕事はやってみたかったことのひとつだった。
早朝の空港やホテルでのアシスト業務を中心に、徐々に市内のバス観光のガイドの仕事も増えていった。
お客さんにNZのことをお話しするために、勉強して、事前下見したり、ツアーに同行させてもらったりする中で、オークランドの歴史や現状などいろんなことを知ることができた。
そうやってただ働いて住んでいるだけではわからないその国、そのまちの背景を知ることはおもしろく、自分が感覚的に感じていたNZが、その国の背景とつながっていくような感覚もまた好きだった。
旅がよりよいひとときとなるように臨機応変にリクエストに応えつつ、どうやらトラブル案件を引き寄せるわたしはメンタルも対応力も上がったと思う。(泣)
学生さんとワーホリの話をできたのもよかったな。
初めて留学した10年前のわたしと同じくらいの学生さんたちと話していて、
こんな今があるなんて思わなかったけど、点はいつかつながってくるものだ。
10年前のわたしにもし何かひとこと伝えられるなら、「そのままあなたらしく歩き続けて」とひとこと伝えたい。
そして、8月からはさらにもう一つお仕事の機会に恵まれた。
日本語教師の仕事である。
夫と一緒にいるようになり、日本語の質問をたくさん受けるようになり、日本語について改めて学びたいと思うようになった。
そこから日本語教師の資格をとろうかと勉強を始めたもののなかなか続かず….
どこかで日本語教師の仕事を実際にやってみながら、改めてこのキャリアブレイク期間に資格取得に向けて勉強しようかなと思い始め、ある学校に問い合わせてみたら8月からのコースの講師を募集しているところだということで一度見学に行くことに。
英語で日本語を教える形ができるのか…
不安はありながらも、せっかくチャンスをいただけるというのでチャレンジしてみることにした。
その学校は高校の校舎を使い、夜は社会人向けに教室を開放し、いろいろな講座を開いているという学校で、わたしが日本語のクラスをしている隣ではスペイン語のクラスが開催されていたり、料理やアート、マオリのダンスの講座もあったり。
大人が学び直す機会があるってやっぱりいいな〜。
生徒さんたちも国籍、年齢さまざま。
わたしのクラスの生徒さんたちは日本に旅行に行く予定がある、日本に住んでいたことがある、日本人の友達とおしゃべりしたい。いろんな理由でこの講座に来ていた。
そんな生徒さんたちの目的に合わせながら1回2時間の講座を8回行った。
毎回、レッスン内容を考えるのが楽しくも悩みに悩み、また自分の英語力の無さに何度も落ち込み、生徒さんたちやさまざまな教材サイトに助けてもらいながらの講座となった。
生徒さんからの質問もとてもおもしろくて、わたしが学ぶこともたくさんあった。
教材作りは楽しくもあり、どこまででもやれてしまうからこそ難しかった。
あれがいいかな、これがいいかなとひとりひとりのことを浮かべながら授業を作る時間は本当に楽しかった。
とことん考えすぎて時間もかなりかけているのにスライドが完成しきらず、涙ながらに仕上げたこともあった。
やっぱり私は自分がいいな、好きだなと思うものをシェアする、分かち合う、ともに学び合うのが好きみたい。
自分の好きがいかせて、やりがいがあって楽しい。
このお仕事をもっともっと続けたいなと思った。
やっぱり日本語教師の資格取得のためにもう一度がんばってみようと改めて思えた時間だった。
最終日、お点前を生徒さんとともにした。
思いがけず、カードや手作りのお菓子をもらったときにはうれしくてうれしくてことばがでてこなかった。何人の生徒さんとはその後もやりとりをしていて、先生と日本語勉強を続けたいと言ってくれたことが本当にうれしく、ありがたい。(日本旅行に行った生徒さんからは長文の感想メールと写真が届いた。ほっこり。)
素敵な生徒さんたちと出会えてよかったな。
そして、8月の中旬ごろからはお子さんに日本語を教える機会にも週に一度恵まれた。
大人に教えるのとこどもに教えるのはやっぱりちがう。
大人と特に違うなと感じたのは、自分から学びたい!のきもちをひきだすためにどうアプローチするか。
そのときのこどもたちの様子に合わせながらレッスン内容を変えていくのが難しく、悩んだところだった。
でも一緒にレッスンしたことばを家族との会話で使ってくれるようになったそうでそれもまたうれしかった。
なんだかんだこの3ヶ月の間に4つのお仕事をかけもちすることになった。
日本のオンラインでのお仕事、つわのホイスコーレの活動もあり、7月末から8月はフル稼働。
朝3時に起きて早朝勤務に始まり、夜は23時過ぎに帰宅。休みの日もレッスンの準備等に追われ、休んだ気がしない。
あれ、わたしなんのために「働く」をリセットしたんだっけ?となることもあった。
まだまだ自分にとっての心地よい働くとのバランスは模索中。
でも、どのお仕事も自分がやってみたかったこと。すべてにチャレンジできる機会があったのはすごくありがたくうれしいこと、どのお仕事も本当にやれてよかった。
暮らしについて
1ヶ月ちょっとホステルで暮らした。
ひとりのスペースが欲しいな、とか、オンラインするの大変だなとかあったけど、ホステルで出会った友達とご飯を一緒にしたり、出かけたり、映画を見たりする時間はかけがえのない時間だった。
もともとはaccomodation付きの仕事を探す予定だったけど、オークランドでの仕事が始まることになったので、新店舗の近くでフラットを探すことにもなった。
とても素敵なおうちでフラットメイトとは日本語を教えたり、一緒にご飯したりした。フラットメイトのお子さんと手巻き寿司をいっしょにつくって、日本の侍や忍者が大好きということで忍たまを観たこともいい思い出。
お部屋が心地いいって大事だな〜とも思った。
休みの日はよくお部屋にこもって映画やドラマ、アニメを観たり、本を読んだり。
わたしにとっては朝ごはんを食べることがその日を素敵にするかどうかを決める要素だなということにも改めて気づいた。
必要なものを必要なだけ買う暮らし。
ごはんは食材を決めてしまえば、迷わなくて良いから楽だということにも気づいた。
バス停まで20分という距離も雨の日や寒い日はつらかったけど、いいひとり時間。
ラジオを聴いたり、自分のきもちが湧いてくるまま考え事したり。
バス停での出会いもあった。
念願のバリスタ講座にいったりもした。2日じゃたりなかったので、もっと練習したい。(カフェで働けないか交渉中。)
ときめくものにお金と時間をかけるようにもなった。
お気に入りでよく通うお店やストリートができた。(まさに暮らしているからこそできること)
NZ北島を夫と旅する。
日本を離れて2ヶ月ちょっと、夫が夏休みに合わせて会いに来てくれた。
念願のキャンピングカーを借りてのふたり旅。
旅の間、夫が体調を崩したり、車が大きすぎて駐車場見つけるのに苦労したりもしたけれど、行きたかったところに行けて、わたしの日常をシェアできたことがなによりうれしかった。叶えてくれてありがとう。
旅をしながらこれからのことをいろいろ話せた時間もとてもよかった。
まだまだ載せたい写真はたくさんあるけれど、この3ヶ月をふりかえるといかに濃い時間だったかを改めて感じている。
ときに不安になったりもやもやしたり悲しくなったりしながらも、いろんなひとのご縁に恵まれて、いろんな仕事を経験できて、たくさん自分の好きなことをして、きもちのおもむくままに過ごしてみる人生の余白。
きっとこの半年はわたしの人生の中でひとつの大切な点になる気がしている。
さて、後半のワーホリ生活はいかに。
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