わかりやすく伝えるには
はじめに
昨日、Salesforceおじさん(以下、「おじさん」)に、弊社社内向けにとある講義をしていただいたのですが、それがとてもわかりやすく衝撃的でした。
前提として、おじさんがとても優秀な方で、こちらが知りたいであろう要点を事前に分かりやすくまとめたうえで伝えてくださった、ということは間違いないです。ありがたい限りです…!
それだけではなく、講義の形式自体もこれまで自分が受けたことのないものだったため、今回はこちらをnoteに残そうと思います。
自分の知らなかった手法だったので、あくまでその備忘録です。
一般的なプレゼンや講義の手法を否定・攻撃する意図はない旨、ご理解いただけますと幸いです。
これまで受けてきた講義と違った点
講義の形式は、ハンズオンでもスライドを使うでもなく、miroのマインドマップを元に行われました。
事前に情報を書きこみ畳んであるマインドマップを、適宜広げて、言葉通り話を「展開」させていくのです。
このような形式のプレゼンや講義は初めてでした。
これが本当にわかりやすかった。
── マインドマップとは?
なんでわかりやすかったのだろう?
ストーリーの見える化
おじさんの講義は、自己紹介からマインドマップを使用していました。
自分の知っている一般的な自己紹介だと、一枚のスライドに情報がまとめられているものが多いのですが(それが悪いというわけではないです。上手に簡潔にまとめられる技術はすごい)、おじさんはマインドマップを開きながら話をされていたため、耳と目で同じタイミングで話が進んでいき、内容がストーリーとして頭にすっと入ってきた印象でした。
トピック同士の繋がりの可視化
聴講者側にヒアリングが必要な要素については、おじさんがその場でマインドマップに書き込んでいき、それを見れば、聴講者の発言がどの話題に属するものなのかが一目瞭然でした。
自分の経験上、聴講者の知見が乏しい場合は、トピックが展開されていくと「どうして先ほどの話題からこの話題になるのか」という繋がりを見つけるのに(聴講者側が)想像力を働かせる必要があるのですが、そこが可視化されていた、というのがわかりやすかった理由の一つと考えています。
聴講者の状態とマッチしていた
今回は聴講者である自分が、「何がわからないかわからない」状態の、知らない分野について教えてもらう会でした。
そのため、トピックのかたまりと繋がりを可視化してもらうことで、自分の疑問や、必要なこと、業務はこう繋がっていくのね、という全体のイメージがしやすく、ありがたかったです。
まとめ
今回はマインドマップを使用したプレゼンについて書きました。
①全体像を知る・学ぶという目的において、マインドマップは強い
⇒ストーリーで見聞きするため記憶に残る
⇒トピックごとの繋がりが一目でわかる
⇒ プレゼンにも使える!!!
ただし、大人数に向けたプレゼンや、知識がある方向けのプレゼンである場合は、スライドや動画を使ったり、ハンズオン形式にしたりする手法が適しているのかもしれません。
➁場や目的に応じて、相手が受け取りやすい状態でわかりやすく人に伝える方法を選択する(状況に応じて使い分ける)
上記2点が、プレゼン手法についての今回の学びでした。
特に➁について、これまで深く考えず『プレゼン=スライド』という発想だったので、目的に応じた手段を選択して、わかりやすい発信ができたらいいなと思った次第です。
noteもその一環ではあるのですが、表現の幅を広げられるように少しずつチャレンジしていきたいです。
おまけ(インプットのお話)
今回、講義していただけることは1週間ほど前にわかっていたため、全体像・基本用語のインプットだけはやっておこうと思いました。
ただし、そのインプット期間まるごとコロナ陽性になり苦しんでいたため笑、とりあえず「本を1周する」ことだけを目標に、関連する入門本を2冊ほど読みました。(⇒熱のためほとんど理解できていない、ただ目標を達成しただけの雑インプットでした。。)
結果どうなったかというと、講義中に『あ!本で見た単語だ…!』という進○ゼミの広告漫画のようなデジャブ感(だけ)は得ることができたので、講義後に再度本を読むことで、今度こそちゃんと知識を定着できそうな気がしました。
全く知らない分野を知るときは、「理解の精度はともかく、とりあえずインプットしてみる」は有効なのかもしれない、というのも今回の学びでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Special Thanks:Salesforceおじさん、ウェボさん
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