繊細リーマンは「私は正しい」が怖い
こんにちは。繊細リーマンゆうたろうです。
このnoteは適応障害で休職と転職を繰り返す繊細サラリーマンの体験談を、一方的にあなたの脳内に語りかけていく記事です。
今回は「正義の押し付けが怖い繊細さん」に向けて、私の話を晒していきたいと思います。
「私は正しい」は押し付けなければそれで良い
私は生粋の繊細リーマンです。とっても繊細です。
気を抜くとすぐに自己否定に入ります。きっと俺は間違っている、と。
だから「自分は正しい」と勇気を持つことを大切にしたいと思っています。
「私はこう思う、これが正しいことだと思う」という主張はむしろ好きです。
しかし、主観でしかない「自分は正しい」ということを、「あなたは間違っている」に変換してしまう人が怖い。
そうじゃないとおかしい、そうすべきだという空気を出す人が怖い。
苦手な「私は正しい」の押し付け
他人からの正しさの主張で、どうしても苦手なものが次のケースです。
▼言い訳反論マシンガンが苦手!
「いや、こう思ってて、」
「でもさ、だってさ、」
「だからさ、」
次の話に進みたいのに、話題が停滞する地獄の時間。。。
まずは自分が正しいということを明らかにしたい欲求が、その場を円滑に進めるということよりも優先されているのが、苦しい。
次にこちらも苦手。
▼みんなそうでしょ?スタイルで進む話が苦手!
「普通さ、だからさ、こう思うでしょ?」
「あなただけおかしいと思うよ」
「みんなはそう思わないよ」
同調圧力のかかるこれらの言葉。
その決めつけの刃、どこで研いできたんか。
これを多用してくる上司や同僚は相手にしたくない。。。
視野の狭さや浅はかさを露呈しているだけだと思わないところも怖い。
自分のスピーチにありもしない似非エビデンスをくっつけて、安心したいだけだ、とは思うものの、相手を追い詰めようという魂胆がまじで怖い。
自分の劣等性から生まれた「私は正しい」も怖い
私は生粋の繊細リーマン(2回目)。繊細なんよ。
押し付けられるのが苦手なくせに、押し付けてしまうことが残念ながら、あり・・・ます・・・。
先ほど押し付けられる正義が怖いと言っておきながら、すみません。誠にごめんなさい。
どうしても抑えられない衝動が私の中にあります。
それは、次のような言葉を言いたくて仕方なくなる場面があります。
「それ知ってる!正しくは、、、」
「でも、だから、、、
違うよ!そうじゃないよ!こうだよ!」
会話や会議中、メール、チャット、新人への研修など、コミュニケーション手段を問わず、こいつがやってくる。
「今だ!」とばかりに頭がカッと熱くなって、心拍数が上がります。
正しい情報を自分が知っている。
それをみんなに凄いと思って欲しくてしょうがない。
承認して欲しい、称賛されたい。人のため、会社のためとかではない。純粋に俺スゲエェェ!をしたい。
普段の自己評価が低いからか、物事の受け止め方がねじ曲がっているせいか、常に私にはブラックホールのような承認欲求が存在します。
これも立派な「正しさの押し付け」。
やってしまってから、大後悔時代の幕開けです。
「自分の正しさ」と「押し付け」を切り離したい
他人が私を、私が相手を、従わせ自分の善きように操ろうという「押し付け」を抹消したい。
されるのもするのも苦しい。まじ解脱したい。。
自分の中の正しさは大事にとっておけばいい。
押し付けたくなるとき、押し付けられたとき、どうすればいいんだろう。
それは、
「許容範囲を広げる」
悩みに悩んでいる繊細リーマン歴20年ほどやっている私が、今のところ考えている結論です。
許容範囲を広げる2つのアクション
みんな不安なんですよね。繊細か非繊細かを問わず。
そしてみんな価値観が違う。生まれも育ちも身体のつくりも違う。
みんな不安でみんな良い。
「許容する範囲を広げる」ことを意識すると、けっこう受け流せることが増えてきました。
具体的には次のような言葉が自分に増えてきたように思います。
1.まずは「ありがとう」でいい
2.D言葉からS言葉で打ち返す
それぞれもう少しだけ晒させてください。
1.まずは「ありがとう」でいい
無知を喜ぶスタンスでいる時って、仕事も趣味でも楽しいですよね。
深刻に受け止めず、想定外の情報が入ってきたことに、まずは感謝してみると、気が楽になります。
相手「でもさ、だってさ、
みんなはそう思わないよ」
私 「ありがとう。そうとは知らなかった。」
または、自分の正しさを主張したい!という承認欲求が沸き上がったとき。
相手「このデータだと、この方針で進めると良いかと…」
私 (これ、見落とされてることがあるなぁ…)
「ありがとうございます。
集計大変だったと思います。
ひとつ確認させて欲しいのですが、、、」
そんなときも、まずは感謝ポイントを見つけて、先に「ありがとう」を伝えると自分も気持ちよくなってきます。
2.D言葉からS言葉で打ち返す
否定的な言葉を使っちゃうと、その場が硬直しますし、自分の気持ちにもダメージがあります。
ここも無知を喜ぶスタンスでいたときに、私はD言葉よりS言葉を多く使っていることに気が付きました。
・D言葉とは 「でも、だって」など、
ローマ字のDで始まる相手を否定するフレーズ。
・S言葉とは 「そうですね、失礼しました、承知しました」など、
ローマ字のSから始まる相手に同意を示すフレーズ。
使うシーンの例としては次のような感じでしょうか。
相手「でもさ、だってさ、
みんなはそう思わないよ」
私 「そうだよね。私はそう思ってさ。」
あとは自分の正しさを主張したい場面であれば、押し付けっぽさを削ぐために、
相手「このデータだと、この方針で進めると良いかと…」
私 (これ、見落とされてることがあるなぁ…)
「そうですね。方針についても承知しました。
集計大変だったと思います。
ひとつ確認させて欲しいのですが、、、」
こんな感じで自分の主張を添えていきます。
まとめ 自己への否定と正当化が繊細さんをややこしくする
何を隠そう私は、自分に自信が無い。それなのに、自分を正当化しようと懸命に頭を使う。
自信がなくて、否定されるのが怖くて、正当化したくてたまらなくなる。
そして、もっと自分を認めて欲しくなる。自分で自分は否定してしまうのに。
ややこしや。繊細リーマン。
このややこしさって、他人の軸に沿った生き方がクセになっているんだと思います。
自分を知って、自分の軸を作りこめたら、無知を喜び、想定外を歓迎できる。そうなるのかも知れません。
きっとそれでも繊細スキルを獲得している私は、他人の押し付けにイラっとしたり、傷ついたりはしていくと思います。
あまりにも違いすぎる人とは、これからも距離を取って過ごしていくとも思います。
でも、このユニークスキルを保有した繊細リーマン&ウーマンたちは、全体を見渡したり、例外を探すことに長けていると思うんです。
自分の些細な気付きを、今のこの空間をより良くすることに活用できたら、働いていけたら、素敵だなって、最近よくそう考えています。
押し付けではなく、提案で。
これならきっと他人の軸で考えているのではなく、自分軸を持ってその場を調和できる存在なのかな、そのために自分を使いたいな、そんなふうに思います。
以上、最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
これを読んでいただいたあなたを、前向きとまではいかなくても、横向きくらいにはしたい。
繊細リーマンのゆうたろうでした。
ではまた!