見出し画像

無理して苦手を解消しなくてもいい

一応フリーランスの私。友達は大体、看護師や薬剤師、普通に会社員として働く子たちばかり。けれどその中、1人「将来的にフリーランスになりたい」と言うようになった子がいた。すごく嬉しかった。だって、同じような仲間だったから。

そして、彼女とはもう1つ共通点があった。それは、やりたいことはあるのに、なかなかそれを習慣にできないこと。「このままじゃ、まずい」お互いに思っているのに、なかなか腰が重くて立ち上がれない。

それなら、同じような目標がある者同士、協力すればいいのではないか。そう思った私は、目標をお互いに言い合って、そして1週間後にその進捗状況や、ダメだったらその原因を言い合おうのはどうか、と提案してみた。すると、快くOKをもらった。

私たちは電話で、目標のことも含めてさまざまな話をした。これから、どんな未来を描いているのか。そして、実はこんな過去があったんだ、なんてこともぶっちゃけた。初めて出会ったときには、まさかこんな仲になるとは、夢にも思わなかった。人生、なにが起こるかわからないものだ。

自分のことって案外、自分じゃわからないもの。自分では当たり前だと思っていたものが、実は他人には当たり前じゃないということがある、というのに最近気づいた。

私にとっては、それが作詞だった。ただ想像するのが好きで。なにかを喩えるのが好きで。そして書いてみたら、案外評価をいただけて。それがお仕事に繋がっている。それはとてもすごいことだと思う。

彼女にもきっと、そういうものがあるはず。そう思った私は思いきって、実は思っていた彼女の長所について話してみた。


ーーーーーーーーーーーーーーー

ウ「そういえば、すごく周りがよく見えてるよね。前から、褒め上手だなって思っていたんだよね」

友「そうなの?自分ではそう思わないけど」

ウ「そうだよ!髪の長さとか、髪色も変えたらすぐ気づかれたし。他の子には全然気づかれないのに」

友「確かに、色には結構敏感かも。髪色の変化は、ちょっとのものでもすぐ気づくんだよね」

ウ「それだ!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

友達の話を聞いて、私は色彩検定を勧めてみた。ゆくゆくは、ハンドメイドで生計を立てたいとも言っていたため、必ず役に立つだろうと思ったからだ。それを伝えると、彼女も賛同してくれた。1度調べてみるとのこと。


頑張って1人でなんとかしなきゃって思いがちだ。頼るのが苦手だから。でも、思い切って頼ったとき、思いもしない輝かしい発見があることもある。人に頼ることは、悪いことじゃない。

絶対誰しも、小さなことでも何かしら優れているところがある。話上手だって、話が好きなことだって、機敏なことだって才能の1つ。優れている部分を伸ばせば、なにかに繋がるかもしれないし、繋がればそれは自信に繋がる。

苦手なことの勉強は気持ちが乗らなくても、好きなことの勉強は乗るはず。苦手なことを無理して努力するくらいなら、それが好きな人に頼る方が絶対いい。そう、最近思う。

苦手なものは誰にでもある。そこに引け目を感じる必要はない。

いいなと思ったら応援しよう!