柿(黒柿)の頭部管
黒柿・柿として売られていた木材を入手した。
34×81×342 mm というサイズにしては、黒い部分が少ないせいか安価だった。(クロガキは希少なので非常に高価)
なので一応 ”柿(カキ)” と呼ぶことにする。
頭部管がほぼ4本分取れそうだが、キャップの分を含めると3本ということになる。
先ず長さを半分に切り更に縦割りにする必要がある。
バンドソーを使えば何のことはないのだが、壊れたまま放置してあるので手鋸で切る他ない。
縦方向にフリーハンドで直角に真っ直ぐ切る自信がないので、ソーガイドを使用することにした。
ただ 84mm の幅ではガイドを当てて使用することができないので、下の画像のように貼り合わせて切ることにした。
加工は比較的しやすかった。
下地漆を塗ると鮮やかに虎杢(?)が現れた!
ペーパーを掛けもう一度下地漆を塗り更にペーパー掛け
鮮やかな杢が現れたことで俄然モチベーションが上り、早速もう一本作り始めた。
摺漆を繰り返して塗りが完了。
接続を接着しコルクを入れて完成。
前作のオノオレカンバに比べると軽めの音色だが、最近の製作頭部管に共通した吹奏感である。傾向はチンチャン製に近いかもしれない。
今回の接続管は一番細い 0.3mm 厚を使用したが、次のもう一本は接続を決めずにストックしておこうと思う。