ピッコロ頭部管
こういった内容をこの note に投稿すべきかちょっと悩んでいた。
まあ製作記事も日記のひとつと考えれば特に気にすることはないのだが、今まで利用していたブログの方もたまには更新しないといけない。
上手いこと棲み分け、使い分けをしていくことができれば良いのだが。
今回は先にブログに投稿したので、リンクから参照していただきたい。
ブログの中でちょっと説明不足だった点について補足しておこうと思う。
試作するに当たって、接続管と内径の穴あけ加工が済んでいたパロサントの材料があったのでそれを使った。
本当は木に穴をあけた通常の仕様にしたかったのだが、銀管を通すために本来の内径よりも銀管の外径分大きな穴があいていたので、仕方なく銀管仕様にした。
この状態で吹いてみると、芯のあるまとまりのある音で好感触だった。
ただ最後まで入れてもピッチが 442Hz には届かなかった。
無理をすればなんとか合わせることはできたが、本来の良い響きで吹くことはできない。
フルートの前例があるので予想はしていたものの、通常では高めになることと元々小さい穴なので変更を控えめにしていたのが災いしたようだ。
仕方なく接続管を外して再加工しようと思ったのだが、内側の銀管を本体に合わせて広げてあったので引き抜くことができなかった。
一瞬お釈迦にすることも過ったが、切開手術をすることにした。
こういう形にしてしまえばピッチの調整も容易に行えるし、多様なメーカーの本体に合わせるのにも都合が良い。
次は銀管入りでないタイプで作ってみようと思うが、今回と同様の接続にすると強度の面で不安がある。
やはり従来型で作るべきかもしれない。