Cavered → Ring → Cavered
普段自分が吹いているフルートのEキーのタンポの状態が気になったので見てみると、かなり酷いことになっていた。
新しいパッドに交換すれば良いのだが、ちょっと面倒な事情があった。
最近B♭キーを改造し、その前にはオープンG#に変えたりと色々手を加えているのだが、実は12年ほど前に右手キーをカバードからリングキーに改造してあったのである。
下記に過去のブログの該当部分をスクショして貼っておく。
リングキーの中筒がセンターから少しずれていたりと、面倒なタンポ入れは社内の担当者に無理やりお願いして調整も行ってもらった。
その後Gキーのパッド交換と調整は自分で行っていたが、他は当時のまま使っていたわけだ。
いざ自分で交換しようとすると手持ちのリング用パッドが合わなかったり、調整が大変そうなのでカバードに戻すことにした。
下の画像は既にEキーを外してしまった後の状態だが、以前からリングキーには木の栓をして実質カバードキーとして使用していた。
今回行うのは、カバードキーに戻すというよりもカバード用パッドを使える状態に戻すといった方がよいかもしれない。
手順は
リング(中筒)を炙って外す
カップ真ん中の穴に銀板を合わせて嵌めロウ付けする
カップ裏表の表面を成形して磨く
タンポ台をハンダ付けする
ということになる。
手持ちのパッドは薄めなのでカップに金属シートを入れたところ、調整紙なしでドンピシャに合ってしまった!
こうして見ると Fis も F も一緒に交換したいところだが、一遍に改造する気力はなかった。
残り二つはまたの機会にまとめて行うことにする。
ただ余分なタンポ台が見当たらないので、次はそこから作らなくてはならないようだ。
しばらくはこのアンバランスな状態で吹くことに・・・